
今回は、FREETELから発売されている「Priori 3S LTE」のバッテリーに関して紹介・レビューしたいと思います。このスマホ、バッテリー搭載量が4,000mAhと、国内で販売されている5インチのSIMフリー端末では最大級です。
ではまずは、国内で販売されているライバル機となる同じ価格帯、5インチ前後の端末のバッテリー搭載量を確認してみましょう。
Priori 3S LTE | 4,000mAh |
雅(MIYABI) | 2,200mAh |
Liquid Z530 | 2,420mAh |
P8 Lite | 2,200mAh |
Blade V6 | 2,200mAh |
gooのスマホ g05(Balde S6) | 2,400mAh |
gooのスマホ g03(Balde S7) | 2,500mAh |
5インチ端末の場合、約2,200〜2,500mAhが主流となっています。なので、一目瞭然でPriori 3S LTEのバッテリーがスゴい事が分かりますね!
ではでは、約4,000mAhのバッテリーを搭載している端末ってどんなものがあるのか確認してみましょう! ↓
P8max (6.8インチ) | 4,360mAh |
Ascend Mate7 (6インチ) | 4,100mAh |
honor6 Plus (5.5インチ) | 3,600mAh |
GR5 (5.5インチ) | 3,000mAh |
4,00mAh以上となると「ファブレットクラス」の端末が多くなってきてしまいます。なので、Priori 3S LTEのバッテリー搭載量は大きな特徴といえるでしょう。
また、バッテリーの取り外しはできませんが、同じぐらいのバッテリー搭載端末でバッテリーの取り外しができる端末はありません。
実際の電池持ちはどう?
色々と使ってみましたが、電池持ちはかなり良いと思います。
流石大容量バッテリー搭載しているだけあるなと思いました。
Priroi 3S LTEは、MediaTekのSoC(MT6735P)を搭載しています。MediaTekのSoCを搭載した端末の傾向として、スリープ時は電池消費がピタッと止まりますが、使用中は馬鹿みたいに減っていく端末が多く、MediaTekのSoCが搭載されているLiquid Z530やBlade V6などは電池持ちが非常に悪い印象があります。雅もアップデートで多少改善したように思えますが、電池持ちがよいとはいえません。
ただPriori 3S LTEは、MediaTekのSoCでも廉価版であることや、物理的なバッテリー容量が多いことが起因してか、使用時にそれほどバッテリーの消費が早いという印象はありませんでした (遅いとも思わず、普通かなぐらい) 。
では、実際の電池消費を確認してみましょう!
電池持ちを確認!

全体図です。
満充電して、2月12日の18:30から計測しています。バッテリーが切れたのは、2月13日の16:10あたりです。
「あれ?一日持ってない...」と思った人もいるかもしれませんが、テストなどでかなり使い込んでいたので、このぐらいでバッテリー切れになってしまっていますが、他の端末であれば、半日ぐらいで電池切れになるぐらいの勢いです。
では、消費がどれくらいなのか、詳しく見ていきましょう(個人的な検証なので、正確に計測している訳でないので、参考までに)。

Wi-FiやGPSはオフの状態、輝度は最大に設定して、1時間程程ネットサーフィンをしていました。
22:04の時点で86%となっています。

23:15の時点で71%となっています。約1時間で15%の消費です。正確ではないですが単純に考えると、この状態で使い続けると、約6.7時間の電池持ちになりますね。
1時間で15%って結構早いと思うかもしれませんが、他の端末と比較すると、それほど早いわけではありません。(この後、雅との比較したものを掲載しています。)

1:28の時点で50%となっています。ここからは寝ていたので端末はスリープ状態です(Wi-FiやGPSなどはオフ状態)。

9:12時点で47%でした。8時間ちょっとで3%しか使用していません。
傾向としては、MediaTekの傾向そのものかなと思います。ただ、電池容量が多いことで、使用時の減り具合は遅くも早くもなく妥当レベルかなと思います。
Priori 3S LTEでの電池の減り具合が、どんな感じなのか気になってる人は参考にしてみてください。
で、更に気になるのは「使用時の減り具合が “他の端末” と比べてどれくらいなのか?」ってことではないでしょうか?
電池の減り具合を比較してみた!

今回は、FREETEL 雅(MIYABI)で比較してみました。YouTubeを2時間30分あたり再生し、電池の減り具合を比較してみました。
条件は下記の通り ↓
- 雅のバッテリーは2,200mAh
- YouTubeを約2時間30分再生で電池の減りを確認
- 共に同じWi-Fiに接続
- Priori 3S LTEは最大輝度設定、雅はPriori 3Sと同じ輝度に設定
雅は最大輝度が非常に明るい端末で、Priori 3S LTEよりもめちゃくちゃ明るくなります。それを目視で3Sに合わせています。目視なので多少誤差などが生じる点はご了承ください。また、正確に計測しているわけではないので、参考程度でお願いします。

全体図。バッテリーの減り具合の差は圧倒的ですね...

21:30からYouTubeの動画を再生し始めました。

23:58の時点で、Priori 3S LTEは71%残っているのに対し、雅は47%となりました。約23%ぐらいの差が出ていますね。
特に説明することなく、差はハッキリとした差が出ています。
5インチ端末では、雅と同じ2,000〜2,500mAhあたりのバッテリー搭載のものが多いので、他の端末でも同じような結果になるのではないでしょうか。
(ネットサーフィンで1時間使用した時は約15%の消費となっていましたが、動画再生では常にデータ通信しているわけではないので(バッファが溜まるとデータ通信が止まる)、ネットサーフィンよりもバッテリーの消費が少なくなっています。)
まとめ
分かりきっていることでしたが、やはり搭載バッテリー量が非常に多いため、電池持ちは5インチ端末の中で確実にトップだと思います。
電池持ちで悩んでいる人は非常に多いと思います。
そんな人にはピッタリな端末となりそうですね!
以上、FREETEL Priori 3S LTEのバッテリー、電池持ちについてのレビューでした!