FREETELのカメラ画質と純正カメラアプリをレビュー!暗所撮影の画質はかなりイマイチ…カメラアプリは未完成に近い

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今回は、FREETEL SAMURAI REI 麗のカメラに関してレビューしたいと思います。

REIで初めて採用された「FREETELの純正カメラアプリ」を使って、写真をずっと撮ってきましたが、カメラ画質よりもFREETEL純正のカメラアプリが非常に出来が悪いと感じています。

ただ良い点もあるので、まずはこのカメラアプリに関して、レビューしたいと思います。

目次

FREETELの純正カメラアプリ、全体的な出来は悪い…

まずは、ダメな点(デメリット)をリストアップしてみました。

  • 端末を縦横切替た時にプレビューが1秒ほど止まる
  • 画素数の表示が分かりにくい
  • 各エフェクト効果の成功率が低い、加工が下手すぎる

カメラ撮影時にREIを縦横切り替えると、1秒ほど画面が止まる。瞬時に撮影は無理

表題の通りですが、これがカメラアプリの出来が悪いと思う一番の理由です。正直だれにでも分かるような動作バグというか仕様でしょうか。「これぐらいは直してから端末を発売した方が良かったのでは?」と思うほどです。

では、どのような感じなのか、動画で確認してみてください ↓

見てもらうと分かるかと思いますが、REIを縦から横に持ち替えた時に、カメラプレビューが1秒ぐらい止まったままになり、その後、プレビューがきちんと写るようになります。

皆さん、自分のスマホで確認してみてください。
普通なら、プレビューが止まること無く切り替えができるはずです。

これが想像以上に使いにくく、実際にこのカメラアプリを使っていると、本当にストレスが溜まります。また、縦横の切り替えが瞬時にできないことから、撮影瞬間を逃す事も多いでしょう。かなり使い勝手が悪いです。

全体的にソフトウェアの作り込みが甘いですが、これは、甘いとかのレベルではないですね。正直、これだけでかなり印象が悪くなりました。

解像度の表示が分かりにくい

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解像度の表示が数字が並んでいるだけで、色々と分かりにくいです。16:9なのか4:3なのか、解像度はどれくらいなのか瞬時に判断デキる人は詳しい方だけではないでしょうか?

「16:9」や「13M」などの表示がないと、分かりにくいUIだなと思います。

パノラマモードは、REIを横向きに持っていると、横移動できない…

パノラマモードとは、360度方向で撮影してパノラマ写真にするモードです。REIのパノラマモードは、「何故?」と思うぐらいヒドい仕上がりです。

このパノラマモードですが、REIを横向きで持った状態で上下移動しかできません。横移動がでないのです。

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上下には移動できるようになっていますが、右左に移動が出来ない…

FREETELのSAMURAIシリーズの前身であるMIYABI(雅)では、左右に移動ができます。

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MIYABIだと左右上下に矢印が出る。左右にも移動しながらパノラマ撮影可能

ほとんどのエフェクト効果や機能は、作り込みが中途半端感しかありません。このレベルでリリースするのであれば、MIYABIなどの従来FREETELのSIMフリーに搭載されているMediaTekのカメラアプリを搭載しておいたほうがよかったのではないでしょうか…

スピードモード機能(効果)もレベルが低い…

スピードモードで、仕上がった写真がこちら ↓

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このレベルであれば、いらないような…。
これはトミカの郵便局の車で、車体の色は全体が赤色です。それなのに、一番右側の車体の色に何故か白が混ざってしまっています…(Photoshopで自分で加工した方がまだマシなレベルですね…)

一眼レフモードは失敗率がかなり高い

一眼レフのように、背景写真をぼかせるモードが「一眼レフ」モードです。このモードは撮影に失敗することが多いです。

簡単に「一眼レフモード」について説明すると、写真のシャッターを切ると、ピントを合わせた物体を撮影し、背景(ボケる部分)を撮影し、加工して背景がボケた写真を作るというものです。1回、シャッターを切る毎にここまでの作業が自動で行われます。

しかし、これが背景部分の撮影の時に失敗するのか、「写真を保存しましたがフォーカスコントラスト効果を適用できませんでした。フォーカスする場所を選んで再度撮影してください。」の表示がでる確率がかなり高いです。

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成功率は低く、何度も繰り返しやってやっと成功するというような感じです。被写体と背景の距離を十分に確保できる様な場面では比較的成功することが多い印象でしたが、街中で撮影しようとするとそのような場面は少なく、失敗する方が多かったです。

また、一眼レフモードは、最大解像度が「3382×1872」となる点にも注意。

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成功例、何度も失敗するので撮るのに時間がかかりました…

加工したような写真が出来上がります(実際に加工しているので、当たり前ですが…)。でも他社の一眼レフモード(に似たようなもの)でも同じように加工したような写真が出来上がるので、REIで失敗する回数が少なく調整できれば、かなかなよいエフェクト機能となるのではないでしょうか。

失敗する確率が高すぎるのが難点です。

良かったところ、メリットは?

純正アプリの良い所(メリット)として挙げられるのは下記の通り。

  • カメラの音が消せる

カメラの音設定

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海外のSIMフリーはカメラ音(シャッターやピント合わせの音)を消すことができるものが多いのですが、国内のSIMフリーは、カメラ音消し機能はついていないものがほとんどです。

REIはカメラの音を消すことが可能です。これはちょっとマナーを気にする場所での撮影の場合、非常に便利ですね。

写真画質のサンプル!

写真画質については、好みもあるので意見が分かれそうですが、意見が一致すると思われることとして「夜間や暗所では画質が悪い」という点。比較的明るい場所での撮影では特別画質が悪いとは思いません。この価格帯のものとしては普通かなというレベルです。ただ、ノイズが乗りやすいのかなという印象も受けました。

色味に関してはクセがあり、全体的に発色は見た目よりも派手目(ビビット)になる傾向です。好みが別れるところですが、食べ物とかは派手目に写ることでより美味しそうに写る場合が多いでしょう。

ではいくつかサンプルを見ていきましょう。写真はクリックで原寸通りに拡大可能です。オートで撮影。

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花の写真や建物などの風景で、綺麗に写る時はなかなかよい感じです。ただし、他の機種よりも色味はビビット寄りになっているので、見た目と写真の色味はかなり異なります。個人的には好みです。

背景が白系の時は、若干、露出がアンダー気味(暗くなりがち)な気がします。まあ、REIだけでなく他のスマホも、白系のものに影響を受けて露出がアンダー気味になるものが多いので、REIは妥協できるレベルでしょう。

この価格帯で言えば、ちょっと物足りないかもと思う写真になったりするときもありましたが、基本的に明るいところでの撮影した写真はよくもなく悪くもなく至って普通というのが個人の感想です。

夜間や暗所では、画質がかなり悪くなることがある

夜間や暗所での撮影ではかなり画質が汚くなる時があります。どのような条件かは明確には分からなかったのですが、汚いというか、塗り絵をしているような感じの画質とでもいいましょうか。

かなりの頻度でそのような画質になることが多く、カメラ画質に関しては、暗所で撮影した写真が他の機種よりも劣っているため、あまり良いイメージがありません。

サンプルはこちら。全てクリックで原寸大に拡大可能です。オートで撮影。

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ベタッとした画に…

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ノイズ感があるが、比較的シャープに写るときもある。

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拡大してみるとさらに分かりやすいと思うが、塗り絵のようだ…

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18:30頃に撮影。塗り絵のようなベタッと感はなく、シャープに写っている。このように、シャープに写る時もある。

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上のビックカメラの写真と同じ日の19:00頃に撮影。空の色は断然こちらの写真を取った時の方が暗かった(ほぼ真っ暗に近い状態だった)が、ほとんど変わらない明るさに…

夜7時ぐらいで、真っ暗になるほんの手前ぐらいに撮影したのですが、見た目よりもかなり明るく写っています。全く光りがない暗所などは、明るく写そうとする傾向にある気がします。

また、ノイズが多くなるというよりも、シャープ感ない写真になる時が多くあることが非常に気になります。塗り絵のような感じで、この価格帯ではちょっとヒドいかなと思うほどです。ただ、サンプルのようにシャープに写る時もあるので、なんとも言えないところではありますが、一言でいうと、「カメラの調整が下手」といえそうです。

他の端末と比較してみた

ZenFone 2 Laserと比較してみました。

FREETEL REI
4608×2592(16:9、11.9M)
ZenFone 2 Laser
4096×3072(4:3、12.6M)
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F値:2.2、シャッタースピード:1/17、ISO:950 F値:2.0、シャッタースピード:1/25、ISO:380

REIが16:9、ZenFone 2 Laserが4:3の縦横比になってしまい申し訳ないのですが、拡大して見比べてみてください。

この比較では、明確に違いがでていますね。
明らかにREIの方が画質が悪く、ZenFone 2 Laserの方が綺麗に撮れました。色、明るさの表現もZenFone 2 Laserの方が見た目に近いものとなっています。

REIは、3万円のスマホとしては、夜間の撮影ではかなり画質が悪い気がします。

で、REIは「何故これほどまで画質が悪くなるのか」ちょっと不思議です。
個人的な意見としては、REIの方は暗所では明るく撮影しようとISO感度をかなりあげる傾向にあるように感じました。この辺りの調整が上手くなく、画質に差がでるのかなと思われます。

比較画像は、後日追加する予定です。

カメラまとめ

カメラに関して言えば、FREETEL REIはおすすめできるものではありません。まず純正カメラが、完成形としては程遠い状態です。REIを購入した方は、別のカメラアプリを使うことをおすすめします。

画質に関しては、明るい箇所で撮影したものに関しては、妥当点だと思います。個人的には、綺麗に撮れたと思う時もあったし、ノイズ乗るな…と思うときもあったので妥協点かなと思います。なお、色味は原色に近いビビットな表現で、見た目とはかなり異なります。人によって好みが分かれそうです。

露出に関しては、どちらかというと下手な印象が残りました。画像が白系が多い写真では暗めに写るものもあれば、暗い場所ではかなり明るく写そうとする傾向があるように感じました。もうちょっとうまく調整してもよいのでは?と思うことが多かったと思います。フォーカスはそれなりに早く問題無いでしょう。

暗所での写真画質は、この価格帯としては最下位レベルでしょう。正直「なにこれ?」と思うような画質の時が多く、他の機種と比較してもかなり劣る印象しか残りませんでした。

まあ、他にも何かと言いたいことはあるのですが、画質云々よりもまずは純正カメラアプリの出来をもっと良くすることが重要かと思います。ASUSやHuaweiなどの純正カメラアプリとは雲泥の差があるので、もうちょっと頑張ってもらいたいところですね。

現状だと、カメラを重視する方は他の機種を選んだ方がよさそうです。以上、FREETEL SAMURAI REI 麗のカメラレビューでした!

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