Huaweiが本日(6月9日)に新機種を発表しました。発表されたのは、SIMフリースマホ「P9」「P9 lite」と、スマートウォッチとなる「 Huawei WATCH ELEGANT」「Huawei WATCH JEWEL」です。
この記事では「P9 lite」についてまとめていきたいと思います。
P8 liteのスペック
まずは、ミッドレンジクラスでP8 liteの後継機種となるP9 liteのスペックを見てみましょう。
スペック | 内容 |
---|---|
OS | Android 6.0 Marshmallow / Emotion UI 4.1 |
CPU | Kirin 650 オクタコア (4×2.0GHz + 4×1.7GHz) |
内蔵ストレージ | 16GB |
メモリー | 2GB |
バッテリー | 3,000mAh |
ディスプレイ | 約5.2inch FHD( 1920 x 1080ドット)IPS(in-cell) |
背面カメラ | 1300万画素、SONY製IMX214 イメージセンサ F2.0 |
インカメラ | 800万画素 |
LTE 通信方式 | FDD-LTE:B1/3/5/7/8/19/28 TDD-LTE:B40 |
W-CDMA(3G)、GSM 通信方式 | W-CDMA:B1/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
LTE 通信速度(受信時/送信時) | 下り(受信時)最大150Mbps、上り(送信時)最大50Mbps |
連続待受時間 | LTE-FDD:約610h/WCDMA:約630h/GSM:約600h |
連続通話時間 | WCDMA:約18.9h / GSM:約31.5h |
Bluetooth | version 4.1 |
GPS | GPS/A-GPS/Glonass |
指紋認証 | ◯ |
各センサー | 加速度、コンパス、環境光、近接 |
SDスロット | ◯(最大128GB) |
SIMトレイ | ナノSIM x 2 |
サイズ | 幅 約146.8mm × 幅 約72.6mm × 厚み 約7.5mm |
質量 | 約147 g |
カラー | ゴールド、ホワイト、ブラック |
本体付属品 | ACアダプタ、USBケーブル、クリアケース、イヤホンマイク、クイックスタートガイド、本体保証書、ACアダプタ保証書 |
P8 liteの5インチから5.2インチに変更されました。世界基準では大型化が進んでいますね。
ちょっと気になったところは、センサーでジャイロには対応していないようです。これは、ちょっと残念ポイントかもしれません。最近はVRが活発になってきていますが、ジャイロがないとVRが使えない場合がほとんどです。
本体の付属品に「クリアケース」の記載があります。簡易的な保護ケースが付いてくるのでしょうか?発売時はアクセサリーが揃わないこともあるので、保護ケースが付いてくるなら非常にありがたいですよね!
KDDI網のSIM、FOMA SIMカードは非対応となっています。多くのSIMフリーはKDDI網に対応していませんが、ZenFone 2 LaserなどASUSは、KDDI網に対応した製品を出しているので、このあたりで少し差があります。
では、大きな特徴を見ていきましょう!全体的にP8 liteからブラッシュアップされた形で、個人的にも気になる存在です!
ミッドレンジでもAnTuTuスコアがかなり良い!
一応ミッドレンジ端末となりますが、ミドルハイクラスといってもよいかもしれません。というか言ってよいと思います。
HUAWEI P9 liteは同価格帯の競合製品と比較しても抜きん出たパフォーマンスを実現します。 #HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/9EwsUIHAlw
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
AnTuTuスコアは「約52000」と、確かにミッドレンジクラスではトップクラス。正直、これほどパフォーマンスがあれば3Dゲームなども難なく動くかもしれません(ただSoCがkirinなので、対応していないアプリもあるかもしれません…)
Nexus 5のAnTuTuが約52000前後となっているので、同等クラスと考えると、パフォーマンスはかなり良さ気ですね。
同価格帯のFREETEL REIとのパフォーマンスの比較です。圧倒的にP9 liteのベンチマークスコアが上回っていることが確認できます。 #HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/Yh6icWZms0
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
また、最近発売されたFREETEL REIよりも性能がよいとのこと。上記を見る限りだと、全体的には「P9 lite」の方が良い感じですね。ただREIは、内蔵ストレージが32GB、Wi-Fiは5GHz対応となっているので、この点はP9 liteの方が劣ります。
音にもこだわり
音にもこだわりをもち、新型DSPにより原音に忠実なサウンドを再現します。 #HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/PaHnxZffmv
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
P8 liteの音は、この価格帯ではよいほうだと思いますが、P9 liteでもこだわっているようです。「HiSilicon社製Hi6402 オーディオ専用DSPと、クリアで大きな音を奏でるSmartPAシステムがスマートフォンのレベルを超えた音の体験を実現」とのこと。
カメラのイメージセンサーは、ソニー製
カメラもより高機能、高画質へと進化を遂げました。 #HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/SCBl7v0dii
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
CMOSセンサーは、ソニー製の「IMX214」です。国内では、gooのスマホ g03(ZTE Blade S6/S)と同じですね。
P8 liteでは、カメラ画質があまりよいのが残念ポイントでしたが、P9 liteで定評のある「IMX214」になったのは嬉しい限りです!現状ではちょっと古い型番のセンサーですが、期待したいですね。
カメラ機能には料理をよりおいしそうに撮影できるフードモードやスローモーション撮影などが追加されました #HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/0EOL5d10rP
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
Huaweiのカメラアプリに、フードモードが追加されるようです!これは嬉しい方が多いのではないでしょうか!(私はGalaxyで、フードモードをよく使います)
電池持ちがよいかも
3000mAhのバッテリーはヘビーな使用にも約1.3日持ちこたえることができます。 #HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/PQacn0eBsg
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
ヘビーな使用にも約1.3日持ちこたえるとのこと。これは実際に使ってみないと分かりませんが、公表によると非常に電池持ちがよい印象ですね。P8 Liteは電池持ちがイマイチだったので、かなり期待したいです。
ディスプレイもP8 liteより良さげ!
HUAWEI P8liteと比較しシャープで鮮明な描写を実現します。 #HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/6ptznfrZNv
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
P8 liteの一番のデメリットだと思うのがディスプレイ(画面が暗い)だったので、今回は、非常に期待したいところ。明るさもだいぶアップしていますね。
カラバリは3色
カラーバリエーションは3色。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/mrv7xLpsw1
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
指紋認証は第2世代へ
360度、どの向きからも指紋認識するそうです。これは有難い!
また、ロック解除の他に、カメラのシャッターや着信応答、アラーム停止などの操作ができるようです。
緊急地震速報(ETWS)
緊急地震速報(ETWS)に対応しています。国内で地震が多いので、ETWSの対応は必須ですね!
P9 liteはMVNOの取り扱い数がかなり多く、注目度が高し!
各MVNO様、量販店様、ECサイト様にて本日より予約開始、6月17日発売。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/L4XvgbvFmI
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
家電量販店だけでなく、格安スマホとして、各MVNOがP9 liteを取り扱いするようですが、「IIJmio」「DMM mobile」「イオンモバイル」「NifMo」「BIGLOBE LTE 3G」「楽天モバイル」と大手MVNOのほとんどで取り扱うようです。かなり注目度が高いことが伺えますね。
また、OCN モバイル ONEがセットとなるgoo Simseller でも取り扱いが開始されています。
楽天モバイルで3000円引き、楽天モバイルの初期費用で3000円
楽天モバイルでは、3,000円割引になるキャンペーンを行うようです。楽天モバイルのSIMとセットになるので、初期費用で3,000円必要になります。楽天モバイルに加入しようと思っている方なら、利用してみるとよいかもしれません。
ただ、家電量販店でも10%のポイント還元があると思うので、家電量販店で買ったほうがよいような….
NifMoではP9 liteが当たるキャンペーンを実施中!
抽選で3名様に、最新スマホとNifMoのSIMパッケージをプレゼント!本アカウントをフォロー+ このツイートをRTするだけで応募完了!
— NifMo @ニフティ公式アカウント (@NifMo_Official) 2016年6月9日
#NifMo_P9プレゼント https://t.co/AvVz97qiV7 pic.twitter.com/s1T5m7l9IF
2016年6月9日(木)~6月16日(木)の期間で、抽選で3名様にP9 liteとNifMoのSIMパッケージが当たるキャンペーンを行なっています。
キャンペーン「HUAWEI P9 lite」発売記念!Twitterフォロー&リツイートキャンペーン
応募するには、Twitterで@NifMo_Official をフォローし、上記のツイートをRTするだけとなっています。
まとめ
個人的に感じたのは、P8 liteよりもかなりパワーアップしているのかなと。実際に触ってみないと何ともいえないところではありますが、P8 liteで不満だった電池持ち、カメラ、ディスプレイが改善されているようなので期待が膨らみます!
P8 liteのスペックでも特に不満はないのですが、パフォーマンスはP9 liteでかなりスペックアップしていますね。また、質感もサイド部分がメタルフレームで上品な質感とのこと。P8 liteは若干安っぽさがあったので、これも改善されてよくなっているのではないでしょうか。
Huaweiの端末の場合、バッテリー交換もサポートで行なっているので、内臓バッテリーでも特に不満がありません。P8 liteの概算見積もりは約7000円と、単体でバッテリーを購入出来るタイプのものよりかは高くなりますが、工具費なども考えると良心的な価格設定になっていると思います。P9 liteでも同じような金額で交換可能だと思われます。
全体的に、高いスペックやバッテリーなど、基本的なところはしっかり抑えているだけでなく、付加価値としても、サウンドやカメラもP8liteよりもブラッシュアップされていそうで、非常にバランスがよい一台となりそうです。
P9 liteが発売されるとGR5の存在意味が無くなりそうですが、GR5も非常に良い評価を受けているようなので、P9 liteも期待できそうですね。もうすでに海外では発売されていますが、個人的にP8 liteの出来がイマイチだったこともあり、あまり興味が無かったので完全にノーマークでした。でもこれは期待できそうです!
今、SIMフリーがほしいと思っている方は、要チェックです!
Huawei P9 liteをチェック!
コメント