
Xiaomi(シャオミ)からPOCOシリーズの「POCO F7」が2025年7月8日に発売開始。この記事ではスペックや特徴、格安SIMとのセットで安いところなどを紹介していきたいと思います。
Snapdragon 8s Gen 4を搭載しているにもかかわらず、12GB+256GBが54,980円、12GB+512GBが64,980円と価格崩壊と言って良いレベルの安さ。
では、スペックから紹介していきます。
Xiaomi 公式 楽天市場店では楽天マラソンに合わせてセールを実施しており、POCO F7の256GB版は4万8980円で販売されています。8月10日まで

スペック一覧
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | POCO F7 |
発売日 | 2025年7月8日 |
価格 | 12GB+256GB:5万4980円 12GB+512GB:6万4980円 |
OS | HyperOS 2 (Android 15) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4 Cortex-X4 × 1(最大3.2GHz Cortex-A720 × 3:最大3.0GHz Cortex-A720 × 2:最大2.8GHz Cortex-A720 × 2:最大2.0GHz |
GPU | Adreno 825 |
内蔵メモリ(RAM) | 12GB LPDDR5X |
内蔵ストレージ(ROM) | 256GB|512GB UFS 4.1 |
外部メモリ | 非対応 |
SIMカードスロット | Nano-SIM x 2 |
eSIM | ✕ |
ディスプレイ | 6.83インチ AMOLED(有機EL) |
画面解像度 | 2772 x 1280 1.5K解像度 |
最大輝度 | 3200nits |
リフレッシュレート | 120Hz |
アウトカメラ | 5000万画素|F/1.5|OIS|Sony IMX882 |
アウトカメラ(超広角) | 800万画素|OV08F |
インカメラ | 2000万画素|F/2.2|OV20B|1/4インチセンサーサイズ |
対応周波数(5G) | n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28 / 38 / 40 / 41 / 48/ 66 / 77 / 78 |
対応周波数(4G / LTE) | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 42 / 48 / 66 |
対応周波数(3G) | B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 |
対応周波数(2G / GMS) | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
Wi-Fi | Wi-Fi 7/Wi-Fi 6/Wi-Fi 5/Wi-Fi 4および802.11a/b/g |
Bluetooth | 6.0 |
Bluetoothオーディオコーデック | SBC|AAC|AptX|AptX HD|AptX Adaptive|LDAC|LHDC 5.0 |
位置情報 | GPS:L1+L5|Beidou:B1I+B1C+B2a|Galileo:E1+E5a|GLONASS:G1|QZSS:L1+L5|NavIC:L5 |
USBポート | USB Type-C |
センサー | 近接センサー|環境光センサー|加速度計|電子コンパス|赤外線ブラスター|ジャイロスコープ|フリッカーセンサー |
サウンドシステム | デュアルスピーカー |
イヤホンジャック | なし |
防水 / 防塵機能 | IP68 |
NFC | ◯ |
FaliCa / おサイフケータイ | 非対応(NFCは対応) |
電池容量 | 6500mAh |
急速充電(最大) | 90W |
ワイヤレス充電 | ✕ |
逆充電(リバースチャージ) | 最大22.5W |
サイズ(W×H×D) | 77.9 × 163.1 × 8.2mm |
重量 | 215.7g |
OSアップデート期間 | 4回 |
セキュリティアップデート期間 | 6年間 |
カラー | ブラック|ホワイト|シルバー |
本体付属品 | ACアダプタ(試供品) USB Type-Cケーブル(試供品) SIM取り出し用ピン(試供品) ソフトケース(試供品) 画面保護シート 貼付済(試供品) クイックスタートガイド |
POCO F7の特徴は?
デザインやカラー

POCO F7のカラー展開は3色でホワイト、ブラック、シルバーとなっています。シルバーは背面が特徴的なデザインになっています。
SoCはQualcommの「Snapdragon 8s Gen 4」を採用。準ハイエンド~ハイエンドの性能

SoCは「Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4」で国内端末としては初採用。
Snapdragon 8s Gen 4は、8シリーズにおいて「ミッドハイ~準ハイエンド」向けに位置付けられるSoCです。8シリーズの中でも最上位の「8 Elite」と、従来の「8 Gen」シリーズの間を埋める存在と言えそうです。
シリーズ | 位置づけ | 主な用途・特徴 | 代表モデル例 |
---|---|---|---|
8 Elite | 最上位フラッグシップ | 最高性能、Oryonコア、8K動画、AI最先端 | Xiaomi 15 Ultra |
8s Gen 4 | 準フラッグシップ~上位ミッドレンジ | フラッグシップ級体験、コスパ重視 | Xiaomi POCO F7 |
7+ Gen 3 | ミッドレンジ | 日常利用+軽いゲーム、バランス型 | シャープ AQUOS R10 / R9 |
前世代のSnapdragon 8s Gen 3比でCPU性能31%向上、GPU性能49%向上と大幅な進化したSoCです。AnTuTuベンチマークでは約200万点を記録し、8 Gen 2~8 Gen 3の間ぐらいのスコアとなっています。
ミドルハイクラスのスマホ一覧(2025年発売)↓
名称 | SoC | 参考Antutuスコア | 発売日 | 定価 |
---|---|---|---|---|
arrows Alpha | MediaTek Dimensity 8350 | 約130万 | 2025年8月28日 | 8万8000円 |
OPPO Reno14 5G | MediaTek Dimensity 8350 | 約130万 | 2025年7月17日 | 7万9800円 |
AQUOS R10 | Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 | 約140万 | 2025年7月10日 | 9万9770円~ |
Xiaomi POCO F7 | Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4 | 約180万 | 2025年7月8日 | 5万4980円~ |
Motorola edge 60 pro | MediaTek Dimensity 8350 | 約130万 | 2025年7月5日 | 7万9800円 |
Google Pixel 9a | Google Tensor G4 | 約110万 | 2025年4月16日 | 7万9900円 |
Xiaomi POCO X7 Pro | MediaTek Dimensity 8400-Ultra | 約150万 | 2025年2月12日 | 4万9980円~ |
Antutuスコアの目安(2025年現在)
- 200万点以上:フラッグシップ、ハイエンド
- 150万~200万:準ハイエンドクラス
- 100万~150万:上位ミドルレンジ(普段使い以上の快適さを求める層向け)。
- 50万~100万:ミドルレンジ
- ~50万:エントリークラス、ローエンド
POCO F7は、スナドラ 8 Eliteほどの“極限性能”は不要であってもSnapdragon 8 Gen 2/3クラスの性能を手頃な価格で求めるユーザー向け、重い3Dゲームをコスパ良く快適に使いたいユーザー向けと言えるでしょう。
Antutuスコアだけ見れば、準ハイエンドやハイエンド級のスコアを叩き出しており、それらがライバル機種。ただ、ハイエンド機種は高ければ20万、準ハイエンドでも10万ぐらいは余裕で超えてきてなかなか手が出せない方が多いと思います。
でもPOCO F7はSnapdragon 8s Gen 4を搭載していながら12GB+256GB:5万4980円、12GB+512GB:6万4980円。圧倒的なコスパモンスターであり、ミドルハイクラスと比べても圧倒的に安い機種になっている!驚異的すぎない?
メモリやストレージなども最新規格
メモリは12GBでLPDDR5X、ストレージは256GB / 512GBでUFS 4.1を採用しています。5.5万円台の端末だと、LPDDR5Xも増えてきていますが、LPDDR4Xなことが多かったり、UFS2.0だったりするスマホもある中、POCO F7は最新の規格を採用しています。
LPDDR5Xは、LPDDR5の後継となる高速・省電力メモリで、特に最新のモバイル端末やAI搭載機器で標準的に使われる最先端のメモリ規格です。
ミドルハイクラスのストレージ、メモリ一覧(2025年発売)↓
名称 | ストレージ容量 | ストレージ規格 | メモリ容量 | メモリ規格 | 発売日 | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|
Xiaomi POCO F7 | 256GB 512GB | UFS 4.1 | 12GB | LPDDR5X | 2025年7月8日 | 5万4980円~ |
Xiaomi POCO X7 Pro | 256GB 512GB | UFS 4.0 | 8GB 12GB | LPDDR5X | 2025年2月12日 | 4万9980円~ |
ストレージ規格:UFS4.1やUFS4.0、UFS3.1の違いを見る
項目 | UFS 3.1 | UFS 4.0 | UFS 4.1 |
---|---|---|---|
世代/発表時期 | 2020年 | 2022年 | 2025年 |
最大理論帯域(デバイス) | 2,900MB/s(2レーン) | 5,800MB/s(2レーン) | 5,800MB/s(2レーン) |
実効転送速度(目安) | 読込:最大2,100MB/s 書込:最大1,200MB/s | 読込:最大4,200MB/s 書込:最大2,800MB/s | UFS4.0と同等 |
最大容量 | 1TB | 2TB(理論値) | 2TB(理論値) |
電力効率 | 標準 | UFS3.1より約46%高効率 | UFS4.0と同等 |
代表的機能 | WriteBooster, Deep Sleep | WriteBooster, Deep Sleep 進化 | ホスト主導デフラグ、キャッシュ動的制御、QLC対応など追加最適化 |
互換性 | – | UFS3.1と後方互換 | UFS4.0/3.1と互換 |
速度/帯域
- UFS4.0/4.1はUFS3.1の約2倍の帯域と大幅な転送速度アップとなり、アプリ・ファイル操作・動画記録などパフォーマンスが向上します
省電力性
- UFS4.0/4.1は消費電力あたりの性能がさらに高く、スマートフォンのバッテリー持ちにも良い影響。
機能性・信頼性
- UFS4.1はホスト主導デフラグやキャッシュサイズ自動調整、新しい大容量フラッシュへの正式最適化などを追加し、信頼性と効率がさらにアップ。
実際の“体感”
- UFS3.1も十分高速ですが、ハイエンド端末・高解像度動画やゲーミング、AI処理など“最高速”領域ではUFS4世代が優位です。UFS4.1は主に長期運用や高負荷/大容量環境で差を発揮。
ディスプレイ周り

POCO F7は6.83インチとスマホとしては大型です。1.5K売る面クリアディスプレイで最大輝度は3200nitと晴天時の野外でも見やすいレベルです。ディスプレイ周りはハイエンドと比べても遜色ないレベルと言えそうです。
ミドルハイクラスの「ディスプレイ周り」比較表 ↓
名称 | ディスプレイ | 解像度 | リフレッシュレート( 最大/ Hz) | 最大輝度(nit) | カバーガラス | 発売日 | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
arrows Alpha | 6.4インチ 有機EL LTPO | 2670 × 1200 | 144 | 3000 | Corning Gorilla Glass 7i | 2025年8月28日 | 8万8000円 |
OPPO Reno14 5G | 6.6インチ AMOLED | 2760 × 1256 FHD+ | 120 | 1200 | Corning Gorilla Glass 7i | 2025年7月17日 | 7万9800円 |
AQUOS R10 | 6.5インチ Pro IGZO OLED | 2340 × 1080 FHD+ | 1~240の可変 | 3000 | Corning Gorilla Glass 5 | 2025年7月10日 | 9万9770円~ |
Xiaomi POCO F7 | 6.83インチ AMOLED | 2772 × 1280 1.5K解像度 | 120 | 3200 | Corning Gorilla Glass 7i | 2025年7月8日 | 5万4980円~ |
Motorola edge 60 pro | 6.7インチ pOLED | 2712 × 1220 Super HD | 120 | 4500 | Corning Gorilla Glass 7i | 2025年7月5日 | 7万9800円 |
Google Pixel 9a | 6.3インチ pOLED Actua フルスクリーン ディスプレイ | 2424 × 1080 | 60~120 | 2700 | Corning Gorilla Glass 3 | 2025年4月16日 | 7万9900円~ |
Xiaomi POCO X7 Pro | 6.67インチ CrystalRes AMOLED | 2712 × 1220 1.5K解像度 | 120 | 3200 | Corning Gorilla Glass 7i | 2025年2月12日 | 4万9980円~ |

また、超狭ベゼルを採用。ただ、ベゼル幅はどれも同じ幅でなく、上下で少しベゼル幅が異なります。上は1.5mmに対して下側は19mmとなっています。言われないと気づかないレベルだと思いますが…)
カメラは超広角が800万画素…

メインカメラの広角は Sony IMX882を採用。メインは5000万画素でスペック的には特に気にならず。ただ、超広角が800万画素。正直、超広角はもう少し画素数があるとよいかなとは感じました。
ただ、超広角を使うことはほとんどない…というユーザーをターゲットとしてスペック的に削っている印象です。
FeliCa/おサイフケータイ、eSIM、イヤホンジャック、microSDなどは非対応
スペックがかなり良い機種ですが、FeliCaやeSIMは非採用となっています。FeliCaは使わない方も多いかもしれませんが、業界的にeSIMが標準となってきている印象があるので個人的にはeSIMが非採用というのは少し残念ポイントです。
また、イヤホンジャックやmicroSDカードスロットもありません。この2つに関しては他の端末でも同じような傾向となっているので気になるかは人によると思います。
個人的には、それらの機能を非搭載にすることでこの価格を現実にしているなら全然ありだと感じました。
このあたりはPOCOのブランドコンセプトにある不要なものは提供しないという内容と一致しており、端末の方向性が垣間見える部分です。
Xiaomi POCOシリーズの由来は、Xiaomi(シャオミ)が2018年に立ち上げたサブブランド「POCO」にあります。POCOはもともとインド市場向けのミッドレンジスマートフォンブランドとして誕生し、「Pocophone F1」が初代モデルです。
POCOブランドのコンセプトは「Everything you need, nothing you don’t(必要なものはすべて、不要なものは省く)」というもので、余計な機能を省き、必要な性能や機能に特化し、最高のコストパフォーマンスを提供することを使命としています。そのため、ターゲットはテクノロジー系の方やコスパ重視のユーザー層となっています。
POCOはXiaomi本体とは独立したブランド展開を行い、デザインやマーケティングも独自路線を追求していますが、製造やアフターサービスなどのリソースはXiaomiと共有しています。
まとめると、POCOシリーズは「必要なものだけを、最高のコスパで」提供することを目指して誕生したXiaomi発の独立系ブランドであり、余計な機能を省きつつも高性能を実現したスマートフォンが特徴です。
バッテリー、充電速度

バッテリーは6500mAhと大容量となっています。

充電は最大90Wの急速充電に対応しています。
また、QC2.0/QC3.0/QC3+/PD2.0/PD3.0/PPS/MIFC2.0の充電プロトコルに対応。QC4、QC4+、UFCSには非対応となっています。
リバース充電(22.5W)にも対応しています。
防水・防塵性能

防水・防塵はIP68となっています。
サイズ、重量
POCO F7は6.83インチと大きめサイズ。77.9 × 163.1 × 8.2mmのサイズで重量は215gと少し重めになっています。
OSアップデートは4回、セキュリティアップデートは6年提供
この安さでありながら、OSアップデートは4回、セキュリティアップデートは6年提供と他のハイエンド端末などと変わりないアップデートを提供してくれます。
個人的にこれだけ長い期間提供してくれる機種が5万円台から購入できるのは驚きしかありません。
POCO F7のスペック・特徴まとめ
個人的には、おサイフケータイ、eSIM、n79などに拘らず、性能が良いコスパ重視な機種を探している方におすすめ。
SoCがハイエンド級であり、BluetoothはVer6.0、Wi-Fi 7対応、充電最大90W、大容量バッテリー6500mAhとスマホとしては2025年7月現在、最新仕様(SoCのおかげ)です。
はっきり言ってコスパモンスターな機種です。一部の機能などを省く代わりにハイエンド級の性能を持つ機種が約5.5万円(12GB+256GB版)は驚きしかありません。
POCOシリーズはコストパフォーマンスを重視したモデルで、Fシリーズはフラッグシップを意味しています。そんな端末が約5.5万円~となっているので驚きしかありません。(正直、国内投入はもっと高いと思っていました)
デメリットと感じる部分に関しては全員に当てはまるものではなく、個人によるものが多いため、これらが問題なければ確実に買いな端末と言えるでしょう。
価格がミッドレンジ帯なので、ミッドレンジを検討している方も一度は検討した方がよいと感じるほどです。
POCO F7はどこが安いのか?
POCO F7の定価は、
- 12GB+256GB:5万4980円
- 12GB+512GB:6万4980円
となっています。
【終了】Xiaomi 公式 楽天市場店で楽天マラソンに合わせてセール
Xiaomi 公式 楽天市場店で8月10日までセールが行われています。同時に楽天マラソンが行われているので多ポイント還元で最安値で購入できそうです。

価格は256GB版で4万8980円と発売当初の早割キャンペーン時と同額になっています。

他のPOCOシリーズもセール対象となっています。詳細はこちらを参照してください。

【終了】早期キャンペーンで6000円オフ
Xiaomi 公式 楽天市場店では早期キャンペーンとして6,000円オフクーポンを発行しています。

このクーポンを適用すると256GBモデルが48,980円となり、かなりお買い得感がある価格になっています。(更に人によりますが楽天お買い物マラソン中ということもあり、ポイントが高還元を狙えます。)
また、レビュー投稿で1,000円オフクーポンが貰えたりします。
また、Amazonでも同価格で販売されています。(ポイント還元を含めると楽天の方がおすすめ)
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