キャリア端末が10月からSIMロック原則禁止だけど他キャリア網は利用できない?バンド縛り(バンド削り)端末が増える予感

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総務省が2021年10月1日から「SIMロックを原則禁止」としており、これに伴って多くの白ロムで周波数の縛り(バンド問題、バンド削り、バンドロックなどと呼ばれてる)が更に表面化しそうなので、ちょっとお話しておこう。

簡単に言えば、SIMロック解除してあるキャリア端末の場合、SIMフリーだからといっても周波数が対応していなくて他社では使えない(使えるけど、使いものにならない)から注意しましょうって話。

白ロムの周波数の問題は以前からある問題。それなのに今回解説する理由は、原則SIMロック解除となるためスマホが他のキャリアでも使えると思いきや、キャリア側の新たな施策としてキャリア販売端末の対応周波数を自キャリアのみという現象が多発しそうな予感がするため。

まあ、意図的にメーカーがキャリア端末として発売するのに、キャリアの意向で端末が開発されたり、コストの面からそのキャリアのみ対応ということはよくあるもの。ただ、これも含めてユーザーにとってはクソな仕様としか言いようがない…。 

特に今までバンド縛り(バンド削り)で有名なのはサムスンのGalaxyシリーズ。そこに加え、今後は色々なメーカーがこうなる予感がする…。

せっかくのSIMロックフリー原則禁止と逆をいく対策といえそうだ…。

今までの話で、

「何言ってるかわかりませーん」

って人、黙ってSIMフリーをで買っとけ。これが一番安全だぞっ!

目次

白ロムって何?また、キャリア端末が色々な所で購入可能に

キャリアが販売したスマホをどこで手に入れるの?と思うかもしれないが、中古も含め色々なところで販売されている。

MNPなどで端末代金が安くなる契約をし、その端末を転売することで利益がでたりすることでよく新品同様品として多くのキャリア端末が市場に出回っている。特に中古端末を扱うお店やメルカリ、ヤフオクなどのフリマ、オークション系のサイトなどでこのような白ロムがあります。

「白ロム」の意味が分からないって?イオシスさんで確認してくれ↓

さらに、10月1日からキャリア端末がキャリア以外で買えることになる。

上記ではイオンモバイルとキャリア端末のセット販売が紹介されているが、このような事例が10月1日以降は増えてきそうだ。

多種多様なところで購入できるようになるのはよいが、注意したいこの「バンド縛り」を知らないで購入してしまう人も多いだろう。

元々SIMロックされていないとしても対応周波数に縛りがあると、販売元以外のキャリアでは繋がりにくかったり、速度が出なかったりする可能性が大きい。

まあ、この「バンド縛り」が蔓延すれば、SIMロックフリーが原則禁止化されても全く意味のないものである…。

ぴえんこえてぱおん。ぱおん。ぱおーん。

何度も言うが、この周波数の縛り問題は以前からある問題。ただ数年前はSIMロック解除すらできなかったり(格安SIMの場合、ドコモ網の格安SIMならドコモ端末でSIMロック解除が不要)、SIMロック解除ができるようになっても手数料や手間がかかる時期があったりなどの時を経て、ようやく2021年10月1日からはじめからSIMロックが掛かっていないSIMフリーでの販売となった。

SIMロック原則禁止と同時に周波数の縛り問題もなくなればよかったのだが、総務省の論議でこの話題は上がっていたが2021年8月10日に公開されたガイドラインに含まれることはなかった模様。周波数の縛りがあるため、SIMロックフリーとなっても特に意味がない状況だ。

実例で「バンド縛り」を見てみよう

例えば、auとソフトバンクから2021年秋に発売予定の「AQUOS zero6」を見てみよう。

今回5Gに関しては省略する。LTE(4G)だけを確認する。基本的にどの周波数に対応しているかは各キャリアが公表している。

まずはauから。auはこちらで端末の対応バンドを公表している。

auから発売されているAQUOS zero6の対応はこのようになっている↓

AQUOS zero6 SHG04で国内キャリアに対応していない周波数はBand11、19、21、26(18には対応)、28。

SIMロックフリーを受けてドコモで利用したいと思ってもバンドが対応していない。ドコモで絶対必須なのはBand19(800MHz)。Band19はドコモでプラチナバンドと呼ばれているもの。ちなみにBand26に対応していると内包しているBand19が利用できる場合もあり(ちらほらと報告はあるが、確実にどこでも利用できるかは不明)。

Band19に対応していないとドコモでは電波の繋がりが悪くなるため絶対に対応している機種を選びたいところだ。AQUOS zero6 SHG04では対応していないため、SIMロックフリーとはいえドコモ網では使えない(使う価値のない)端末となってしまう。

何のためのSIMロック原則禁止化だ?

では次にソフトバンクを見てみよう。ソフトバンク版の対応表はこちら

SHARP AQUOS zero6 搭載周波数帯一覧 | ソフトバンク

見てみると

ソフトバンクのAQUOS zero6ではBand11、19、21、26、28が非対応。またもドコモのプラチナバンド(B19)が対応していないために、ドコモでは使えない機種となる。

ちなみにauのBand26も大事だが、こちらは同じ800MHzのBand18に対応しているので問題なし(Band26はBand18を内包)。

SIMロックフリートはいえ、ソフトバンク版でもドコモ網では使えない(使う価値のない)端末となってしまう。

何のためのSIMロック原則禁止化だ?

au版はソフトバンク網は問題なしだが、ドコモ網が駄目。

ソフトバンク版ではau網は問題なしが、ドコモ網が駄目。

ドコモさん、嫌われてますよー?

auとソフトバンクから発売されるのでお互いのバンドは対応しているが、ドコモからは発売されないためドコモの周波数は対応していないという、メーカーからしたら当たり前の対応をしているだけとも言えるがユーザーからしたら、「SIMロック解除(SIMフリー)しているのにドコモで使えないなんて!」なんていう誤解が多いにアリエール。

SIMロック原則禁止化は意味があったのか?

https://twitter.com/sm_hn/status/1442668918456262656?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1442668918456262656%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fpublish.twitter.com%2F%3Fquery%3Dhttps3A2F2Ftwitter.com2Fsm_hn2Fstatus2F1442668918456262656widget%3DTweet

コストなどの問題があるのは分かるが、周波数の縛りによってユーザーを混乱させるだけであると思う。まあ、これは総務省の方針と、キャリア、メーカーの考え方の違いでしょうな。

キャリア端末(白ロム)を購入する際には対応バンドをよく確認してね

すべての端末でこのような事が起こっているわけではないので一概には言えないが、このような例はかなり多い。特にフリマサイトではドコモの周波数に対応していないにも関わらず、「SIMロック解除済み。どのキャリアでも使えます」なんて書いてあることが多い。要注意したいところだが、そレだけの情報で購入している人が多くいる。

また、SIMロックフリーが原則になったことで、このような事態を嫌がるキャリアは周波数の縛りというので対抗するという構図は透けて見えるというのが個人的な意見。

Xiaomiは多くのSIMフリーを発売しており、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのどれを使っても問題ないようにバンドを対応しているが、au・UQ モバイル専売モデルの「Redmi Note 10 JE」は基本的にau網以外の周波数は対応しない。こうした機種が白ロムで出回ることでユーザーが更に混乱しそうだ。

今後も同じような施策をしているキャリア端末は増えると思われる。

ユーザーとしてはせっかくSIMロック解除げ原則化してもこの状況じゃほとんど恩恵を受けれてないのが現実。

いやん。ぱおん。ぴえん。

キャリアとしてはSIMロックが原則不可になったのは痛手でしかなく、それの対応として今後はバンド縛りが増えてくるのではないかと個人的には予想している。まあ、どう転ぶかは分からないけど。

今までも問題にはなっていたバンド縛りだが、あまり表面化していなかった。今後は今まで異常によく注意してキャリア端末を検討するのがよいと思う。

「こんなの嫌だ」「めんどうだ!」「何言ってるか分からない!」と思う人は、家電量販店などでSIMフリーのスマホを買ってくる方が安全で手っ取り早いよ!

あれ?SIMロック解除されたキャリア端末=SIMフリーとも言える。今までのように家電量販店などで売っていたSIMフリーとキャリアのSIMフリーはどういうふうに言い分けるのだろうか?

真のSIMフリーと、バンド縛りのあるSIMフリーなんて言えばよいのだろうか…。

まあ、なんて呼んでもいいが、キャリア端末を購入する際には対応バンドにお気をつけくださいって話でした。

おまけ

今回はSIMロック解除が原則化されたことに焦点を当てたキャリア端末での周波数縛りだったが、実はこれはキャリア端末に限ったとことではない。

楽天モバイルや多くの格安SIMとセットで販売されている「Xperia 10 III Lite」はソフトバンク網のLTE Band8に非対応。Band8はプラチナバンドでこれに対応していない端末は実質ソフトバンクで使えないと言える。

Xperia 10 III LiteはSIMフリー単体での購入はできない。楽天モバイルか格安SIMのセット販売のみ。

格安SIMのセット販売の多くはドコモ網のみだが、mineoとnuroモバイルではソフトバンク網も選択できる。

ここでの対応は流石mineoだ。mineoはソフトバンク網とXperia 10 III Liteは契約できないようになっている。しかーーし、nuroモバイルはXperia 10 III Liteとソフトバンク回線での契約可能だ…。

おいおい、Xpeiraもnuroもソニー系だろ…端末が対応していないことも問題だが、対応していない端末をnuroモバイルがソフバン回線とセットで売るのもどうかと思おうぜ…。

一応、nuroモバイルのサイトにはソフトバンク系は繋がりが悪くなると記載されているが…。周波数なんて気にしたことのない人が多数だと思うが、こんなところに罠があるなんて…

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この記事を書いた人

SIMフリー遊びの管理人。

ハイエンドよりもミッドレンジ以下のコスパよいスマホが好き。現在はメインにOPPO Reno5 A、サブにiPhone SE2、サブサブにいろんな端末を持ち歩いて遊んでいます。

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