今回は、「ZTE Blade Vec 4G」「Covia FLEAZ F5 CP-F50aK」「イオンスマホ geanee FXC-5A」でのベンチマークを比較して、スコアと動作感の関係性を紹介したいと思います。
また、この3端末は、それぞれSoCが違います。
- Qualcomm Snapdragon 400 MSM8926(Blade Vec 4G)
- Broadcom BCM23550(FLEAZ F5)
- MediaTek MT6582M(FXC-5A)
基本的にこのSoCの違いがベンチマークの違いや動作感の違いになってきます。 では、ベンチマークの比較を見ていきましょう!
ベンチマークを比較
今回のベンチマーク比較は、「Quadrand Standerd」の結果で比較していきたいと思います。
Quadrand Standerdを使った、各端末の詳細情報は下記のリンクから。
良い結果は赤文字で、良くない結果は青文字となっています。
画像 | |||
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名目 | Blade Vec 4G | FLEAZ F5 CP-F50aK | イオンスマホ FXC-5A |
SoC | Snapdragon 400 MSM8926 | Broadcom BCM23550 | MediaTek MT6582M |
トータルスコア | 8094 | 3082 | 7005 |
CPUスコア | 31995 | 8573 | 23494 |
Mem(メモリ)スコア | 3047 | 1995 | 3524 |
I/Oスコア | 2718 | 2235 | 4887 |
2Dスコア | 495 | 254 | 538 |
3Dスコア | 2213 | 2351 | 2584 |
見ての通り、悪いスコアが目立つのは「FLEAZ F5 CP-F50aK」です。
そして、意外と奮闘しているのが「イオンスマホ FXC-5A」だと言うことが分かりました。
FLEAZ F5 CP-F50aKに関して
FLEAZ F5 CP-F50aK(以下、FLEAZ F5)は、前機種である「CP-F03a」と同じSocである「Broadcom BCM23550」を採用しています。
FLEAZ F5を使っていると少しモッサリした感じの時があります。
このベンチスコアの比較を見ても、最近発売さた格安SIMフリー端末の中でも、「一昔前のSoC」というような印象を受けました。
現在(2014/08)発売する端末に採用するには、少しスペックが低くて気になるレベルだなと思ったのは私だけでしょうか?
CPUスコアやメモリスコアで、Blade Vec 4G、FXC-5Aに大差で負けてしまっています。
しかし、Coviaが「Broadcom BCM23550」を選んだのには理由があると思います。
Coviaが提供している「SIMスケジューラー」やデュアルSIM切り替えのボタンなどは、MediaTek製のSoCでは動作しません。SoCを変更すると、今までのアプリを失うことになります。
また、MediaTek製の場合、デュアルSIMの切り替えがとても面倒くさいという点もあり、それを避けるためにもBroadcom製のSoCを採用したのではないでしょうか。
「性能」よりも「デュアルSIMの使いやすさ(機能面)」を優先させたと言う印象を受けました。
Blade Vec 4G、FXC-5Aに関して
「Blade Vec 4G」と「イオンスマホ FXC-5A」に関しては、似たようなスコア結果でした。CPUスコアに関しては圧倒的な差で「Blade Vec 4G」ですが、その他のスコアは「イオンスマホ FXC-5A」が上回っています。
使用していて、この2つの端末での体感差に然程感じません。
両端末とも、少しもたつく(動きが一瞬遅くなったり)ことはありますが、気にするほどではなくパフォーマンスとしては十分な端末だと感じています。
若干、FXC-5Aの方が動きがよいかなと思える時もあれば、Blade Vec 4Gの方が良い時もありました。
まとめ
ベンチスコア比較では「FLEAZ F5 CP-F50aK」が圧倒的に低い結果に。
これがそのまま体感差に繋がっていますね。
体感では、
「イオンスマホ FXC-5A」 ≒ 「Blade Vec 4G」 > 「FLEAZ F5 CP-F50aK」という結果になりました。
端末を購入する際の参考にしてください。
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