
メルカリモバイルを契約してみました。実際に使っての感想や詳細レビュー、解説をしていきます!
メルカリモバイルが気になっている方、実は多いのではないでしょうか?(そんなことない?)

メルカリモバイルは2025年9月からプランが新しくなったし、ギガの売買ができるから気になってたんだよね
ガジェット界隈だけでなく、メルカル民、ポイ活界隈、物乞界隈からも注目を集めているのではないかと思います。
というのも、メルカリモバイルには
- スマホの通信費用を実質無料にしたい
- 低価格で大容量を実現したい
- メルカリで還元を受けたい、ポイントで支払いをしたい
と様々な視点があるため、いろいろな方が注目していると思います。
そんなメルカルモバイルを実際に利用してみて
- 良かったところ、悪かったところ
- 肝心のメルカリモバイルの速度は?
- 実際にギガの売買で利益がでるのか
- 割安でギガが購入できるのか
- 使い勝手は良いのか?
かなどなど、多方面からアプローチしてレビューしていきたいと思います。

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メルカリモバイルのプラン
まずは、メルカリモバイルのプランなどを軽く触れておきす。詳細は公式サイトなどで確認してください。
メルカリモバイルでは2025年9月から新プランが登場、10月1日より新特典プログラムが適用となります。
2025年9月1日からの新プラン下記の通り。
- 4GBプラン:月額990円
- 10GBプラン:月額1,730円
- 20GBプラン:月額2,390円
- 40GBプラン:月額3,700円
メルカリモバイルはドコモ回線のみで物理SIM、eSIMでの提供となります。また、データ専用プランはありません。全て通話機能付き音声SIMのみです。 メルカリモバイルが開始時にはeSIMだけでの提供でしたが、現在は物理SIMも選べます。
特徴の1つとしては、メルカリのポイントで支払うことができること。なので、メルカリを良く利用している方にもおすすめです。
また、メルカリモバイルでは2025年10月1日より特典が付随します。
メルカリモバイルの特典
メルカリモバイルを契約すると、2025年10月から下記の特典から1つ選べます。
- 「メルカリ」でのお買い物時のポイント還元が最大14%(上限あり)になる「買う特典」
- 「メルカリ」での出品時に使える販売手数料50%オフクーポン(上限200円/枚)が最大5枚もらえる「売る特典」
この「買う特典」と「売る特典」はどちらか1つのみ選べるので、自分のスタイルに合う方を選びましょう。

「買う特典」を選ぶと、 「メルカード」または「メルペイスマート払い」で「メルカリ」の買い物をした場合、支払い金額(「メルペイスマート払い」の利用分)に対して、5%または10%分のメルカリポイントが還元(月ごとに上限あり)されます。

「売る特典」を選ぶと「メルカリ」で使える販売手数料50%オフクーポン(1枚あたり割引上限200円、有効期間は付与された日を含む30日間)が毎月自動で付与されます。対象の取引でクーポンを使用すると、販売手数料が50%割引されます。
めちゃくちゃ特典内容が良いということでもないですが、メルカリをよく利用するユーザーにとっては嬉しい特典となるのではないでしょうか?
メルカリモバイルの速度は?
まず、メルカリモバイルは「格安SIM」です。なのでキャリアが提供する回線よりも品質が劣ります。
ドコモ、au、ソフトバンクに加えサブブランドになるahamo、Povo、Linemo、Y!mobileと比べて、速度低下が著しく起こります。
一般的に格安SIMはよほど変なものではない限り、傾向は同じで
- 平日12時台は速度低下がかなり顕著
- 平日の朝は速度低下がそこそこある
- 帰宅ラッシュ時間帯も速度がそこそこ低下
となっています。筆者は格安SIMがではじめたころからずっと利用しており、速度レビューなどもよくやっていましたが、ここ数年はこのような傾向で間違いありません。
で、ここで気になるのが「平日12時台は速度低下」が、どの程度なのかということ。
まずは平日12時台の速度を見ていきましょう。

11時25分には下り56.7Mbpsだったのが、12時30分には1.47Mbpsまで速度が落ちています。環境によって速度は異なりますが、1.5Mbps程度だとできることは限られており、高画質での動画視聴などは無理です。
これが格安SIMの現実です。平日12時台には大幅な速度低下があることがお分かりになったと思います。また、速度下落度合いがかなりすごいですが、格安SIMとしてはこれが平均的または多少悪いぐらいとなります。
メルカリモバイルだけでなく、同時に計測していた格安SIM最大手のIIJmioも同じような速度結果となっていますが、IIJmioの場合は平日12時台でも下り2Mbps以上だったので比較すると、現状ではメルカリモバイルの方が少し使いにくいと言えそうです。

また、夕方以降で利用者が多い時間帯でも速度低下が起こります。とは言っても12時台ほどの落ち込みではないため、速度低下になっても日常使いしていて少し遅いな…と感じる程度。18時台が下り3Mbps程度までなっていました。
もちろんこれもメルカリモバイルだけでなく、IIJmioやその他の格安SIMでも同じような傾向になります。ただ、同時に計測していたIIJmioでは12時台の結果と同様、低下中の速度はもう少し速かったのでIIJmioの方がメルカリモバイルよりも速度面で少し優位かなという印象はありました。
格安SIMを選ぶ要素に速度という側面も重要だとは思いますが、速度が重要なら格安SIMではなく、ahamo、LINEMO、Y!mobile、Povoのキャリアのサブブランドがおすすめ。どの時間帯でも基本的には快適に使える速度 になっています。
個人的には、大手の格安SIMは傾向がどれも同じで、メルカリモバイルもこれに漏れずに同じ傾向になるはずです。それをしっかりと理解しておけば、平日12時台はあまり使わいようにしようなど対策もできるため、そこまで気にならないと思います。
実際に筆者が使ってみての感想としては、メルカリモバイルをメイン回線として利用しても全く問題ないと感じます。それも12時台は速度低下が起こるので、動画視聴は低画質などある程度は制限されますが、X(旧Twitter)ぐらいならそこそこ見れます。なので、しっかりと傾向にあった使い方をすれば問題ないでしょう。
くどいですが、そんな使い方は嫌だ…という人は格安SIMと同じ料金帯で速度低下が起こらないキャリアのサブブランドを選びましょう。
格安SIMは速度低下はあるけどサブブランドにない魅力(メルカリモバイルならギガの売買)に価値を見いだせるなら使うべきだと思います。
専用アプリはなし。メルカリアプリ内で表示
メルカリモバイルの専用アプリはなく、メルカリアプリ内にてデータ状況などを確認することができます。
これがかなり使いにくく、現行のままであれば、使い勝手という点ではマイナスポイントかなと。



というのも、このメルカリモバイルの設定項目がある場所が分かりにくいし、アプリを立ち上げてから2タップしなければデータ確認ができないため、かなりめんどくさい仕様です。
遷移工程としては、メルカリアプリの【マイページ】をタップ → マイページの【モバイルギガの残量】をタップ → メルカリモバイルの画面となっているので、メルカリモバイルの画面を出すのに2タップは必須になります。
専用アプリやもう少し遷移が改善されると使いやすいのですが…。
特徴:ギガの売買が可能?高く売れる?安く買える?

メルカリモバイルの醍醐味となるのがギガの売買。 余ったギガを売ったり、足りなくなれば買ったりすることができます。ギガの売買はメルカリモバイルの設定項目から見ることができます。
まず、注意してほしい点は下記の通り。
- 購入したギガは月末まで
- 売る際に販売手数料は10%
意外と「購入したギガは月末まで」というのが肝であり、
- 月末になると売り手が飽和状態になり、安くなる
- 月末になるにつれて売れにくくなる可能性あり。ただし、月末足りない人の需要はあり
- 売れなかったらギガを捨てる羽目になるため、単価は安くなる傾向
- 月末に買うと数日しか使えない
- 月末に買うとギガ単価が安くなる可能性あり(売り手はうれなないと捨てる羽目になる)
と言うことが推測できます。
ギガ単価はかなり安い!実例を紹介!
まず、正直言って単価はかなり安くないと売れません。かなり売り手の方が多く、需要と供給のバランスは完全に崩壊状態です。
ただ、極端に安いとやはり売れるという状況でした。
では、どれくらいの金額で売買されているのか紹介したいと思います。
ギガの売買状況を見る(売れ残っているもの)












ギガの売買状況を見る(売れたもの)




↑ 売買画面でどれくらいの金額で売られているのか、詳しく見たい方は上記のタブを開いてい見てください。

ギガ単価を見てみると10GBの場合300円前後では売れている様子です。1GBあたり30円…安すぎる…。10GBは400円でも売れている時は売れていますが、売れ残っていることが多い印象でした(300円でも売れ残っている時がある…)。

5GBでも200円~、1GBで40円~と安い…。

単価がめちゃくちゃ安いよ…買う側にはありがたい!
ギガの売買を大まかにまとめると、
- 1GB:200円で余りまくってる
- 5GB:200円で余っている。
- 10GB:400円で余っている。300円だと売れている印象
購入するギガが少ないほど単価は上がってしまいますが、5GBが200円で余っている現状、1GBあたり40円なのでかなり安い…。
ここで少し注意しておきたいのは、この記事を書いているのが2025年10月ですが、2025年9月末まで大型キャンペーンを行っており、初期費用無料に加えて、初月は月額料金が無料となっていました。
なので、10月はその影響を受けています。
このキャンペーンのおかげで40GBプランを契約し、翌月から4GBプランなどに変更する人が多いはず。初月無料でもらった40GBなので、売ったらそのまま利益に。
なので、 2025年10月は売る人が多いために単価も下がるという状況だと思われます。今後も注視していきますが、キャンペーンがない月(その翌月)はもう少し単価が上がるのかな?とも思います。
メルカリモバイルを「実質無料」で維持するのは無理?
正直、メルカリモバイルを実質無料にするの無理と言えるでしょう。

単価がめちゃくちゃ安くないと売れないので、月額料金の金額を稼ぐのは無理だわ
例えば、4GBプランを契約した場合、4GBすべてを990円で売らなければなりません。現在の単価の場合、確実に無理です。
40GBプランを契約したなら、実質無料にするために40GBを3,700円で売らなくてはなりませんが、5GBを8個な細かく分割して単価を挙げても無理でしょう。
最安プラン契約でギガを購入するのはありか?
例えば、月に20GB使いたい場合、4GBプラン990円を契約し+16GBはギガ購入するとしましょう。

16GBを600円で購入したと仮定すれば、990+600=1,590円で運用することが可能。ただ、これが格安SIM最安値とは言えず、例えば、日本通信SIMの20GBプランは月額1,390円で提供されていいます。
少し補足しておくと日本通信は圧倒的に安く、平均で言えば20GBで月額2000円前後となっているので、そういった意味ではメルカリポイントで支払いができたり特典なども見積もるとメルカリモバイルも十分アリだと思います。
また、メルカリモバイルの20GBプランだと2390円となっているので、20GBプランを使うよりも安くすむことになります。
4GBプラン以内に収まる人にはおすすめか?
4GBプラン以内で収まる人も多くいるとは思いますが、そんな方にもメルカリモバイルはそこそこおすすめできます。
格安SIMでは3~5GBプランで月額約800~1,000円ぐらいが平均値となっているため、メルカリモバイルもその水準にあることから、料金の面ではメルカリモバイルを使わない理由にはならないでしょう。
ただ、4GBで収まる(または3GBで収まる)という方はキャリアのサブブランドも検討余地だと思います。メルカリのギガの売買(4GBで収まるなら余る分を売る)や特典に魅力を感じないなら、平日12時台でも速度が快適なサブブランドの方が良いでしょう。
メルカリモバイル まとめ

- 速度は他の格安SIMと傾向は同じで平日12時台は速度低下が著しい
- 平日12時台はある程度制限される(動画を低画質で見るなど)
- メルカリモバイルは4GBプランを契約し、ギガが足りないなら買い足すのが一番コスパが良い
- 特典でメルカリがお得になる
- メルカリポイントで料金の支払いが可能
- 売買できるギガは単価が安すぎる傾向…売るより買う方がお得
- ギガは当月しか利用できない。買ったギガも当月まで
- メルカリモバイル専用アプリはなし。現状使いにくいというかめんどくさい
メルカリモバイルのプランなどについて。検討を考えている方の最適解は「4GBプランを契約して足りないギガを買い足す」というのが筆者の結論。
逆パターンとなる「大容量40GBプランを契約して使わない分を売りさばく」というのは、全く理にかなっていない状況でお得でも何でもない結果になる可能性の方が大きいでしょう。
見てきた通り、ギガ売買単価がかなり破滅的に安いので、メルカリモバイルを使うなら足りない分のギガを買い足すという使い方が最適。また、もちろん4GB以内に収まるという方にも
アプリは使い勝手が悪すぎる状態というかメルカリモバイルの画面に行くまでがめんどくさすぎるのでもっとどうにかしてほしいと感じます。
メルカリモバイルの速度をまとめると、一般水準の格安SIMという印象です。他の格安SIMと全く同じ傾向、利用者が少ない時間帯なら速度は何ら問題ない印象です。
IIJmioやmineo、日本通信SIMなどの主要な格安SIMと速度の面では傾向は同じ。ただ、そこそこ混雑する時間帯にもギリギリぐらいのレベルまで速度低下が起こります。個人的にはぎり使えるといったところですが、このあたりは混雑が激しいエリアだったり、人によって印象が異なると思います。
やはり格安SIMということでキャリアやキャリアのサブブランドと比べると回線品質は劣り、やはりahamoやY!moble、LINEMO、Povoの方が有利です。
キャリアやキャリアのサブブランドでは、平日12時台が遅くなりすぎるということは無く、格安SIMよりも断然速度が安定しています。なので、メルカリモバイルを選ぶ理由としてはギガの売買ができること、メルカリ利用時の特典があることが最大の理由となりそうです。
購入したギガはその月末までしか使えないので、mineoのようなパケットロンダリングで永遠にギガの有効期限を伸ばせたりはしない点が少し使い勝手が悪いと感じてしまいますが、ギガが売買できるのは非常に良い仕組みだと思います。
以上、メルカリモバイルの速度レビュー、評価レビューでした。
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