2014/12/05 価格情報、発売日情報を追記しました。
Huawei(ファーウェイ)が、2014年12月中旬にSIMフリー端末「Ascend G620S」を2万2000円前後で発売する予定です。 各MVNOをはじめ、全国の家電量販店とオンラインショップから販売となっており、LTE対応の格安SIMフリー端末が2万円前半(定価)で買えるようになります。
Blade Vec 4Gは、goo SimSellerで2万2500円で販売されていますが、定価は2万9800円の端末です。 やっと定価でもLTE対応の端末が安く手に入ることになり、今後のLTE端末の価格崩壊も近いのではないでしょうか。
スペック一覧
スペックは下記の通り。
OS | Android 4.4 KitKat |
---|---|
CPU | Qualcomm MSM8916 Snapdragon 410 1.2GHz(クアッドコア) |
ROM | 8GB |
RAM | 1GB |
ディスプレイ | 5インチHD IPS(1280×720) |
SDスロット | あり(最大32GB)→ 64GBも認識しました。 |
カメラ | アウトカメラ:800万画素AF(フラッシュ有) インカメラ:200万画素FF |
通信方式 | LTE: B1/3/7/19 UMTS: 800/900/2100MHz GSM: 850/900/1800/1900 |
bluetooth | 4.0 |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n |
バッテリー | 2000mAh (一体型) |
GPS | GPS/A-GPS/Glonass |
センサー | 加速度センサー:対応 コンパス:対応 近接センサー:対応 環境光センサー:対応 |
ROMが8GBしかないのが少し残念ですが、Huaweiのストレージは、分割していないことが多いので分割なしだと思います。 また、私の所有しているHuawei STREAM 302HWでは、ROM:8GBで空き容量が4.54GBになっています。大体同じような構成ではないでしょうか。
周波数帯について
Huaweiといえば、以前からSIMフリー端末Ascend G6などを販売しています。
ただ、問題点もありました。
それは、日本仕様で販売していなかったことです。 と言うのは、日本の周波数帯に合わせておらず、FOMAプラスエリアやLTEのBand1/3にしか対応しておらず、山間部などでは電波の拾いにくい端末でした。
しかし、今回の「Ascend G620S」はドコモ、ドコモMVNOで使うのに最適な端末になっていて、LTEのB19に対応、3GのFOMAプラスエリアに対応となっています。3GはB6に非対応とのことでした。FOMAプラスエリアで通話できません。
また、ソフトバンクのプラチナバンドにも対応しています。
SoCはSnapDragon 410 MSM8916
今まで格安SIMフリーのLTE端末のSoCの主流は、SnapDragon 400でした。「ZenFone 5」もSnapDragon 400です。 ここに来てやっと64bit化に対応したSnapDragon 410を搭載した端末が登場ということになります。
ただ、Snapdragon 410と400ではあまり変化はないみたいですね。Snapdragon 410のAntutu Benchmarkのスコアは、18000スコア台でSnapdragon 400とあまり変わりありません。
Snapdragon 410のAntutu Benchmarkスコアの詳細はこちら ↓
http://www.antutu.com/view.shtml?id=7878(中国語です)
少し余談ですが、個人的に気になったことがあります。
Huaweiは、ここ最近の端末にHisilicon製のSoCを使う傾向がありました。Ascend P7やMediaPad X1に搭載されています。しかし、Ascend G620Sには、Qualcomm製のSoCを採用しています。
Hisiliconという会社自体、HuaweiのASIC(集積回路)デザインセンターから独立した会社なので、HUAWAIとは深い関わりがあります(子会社みたいです)。 なので必然的な流れでHisiliconのSoCを搭載してくると思っていました。読みが外れたみたいです(笑)
大きな端末、重量も160g…。
デザインを見ると重くなりそうな素材を使っているところは無さそうな気がしますが、重量が160gと記載されています。重たいですね…。 Ascendシリーズの最大の特徴であった「軽さ」は、Ascend G620Sでは全く感じられそうにない端末になっています。
大きさについても、142.9mm x 72.1mm x 8.5mmとHUAWAIの端末にしては、大きい端末です。今までの端末と比較してみると、
Ascend P7の大きさ(約5インチ端末)↓
Ascend G6の大きさ(約4.5インチ端末)↓
やはり今までの端末より少し大きいですね。とはいっても、他社の端末(Blade Vec 4Gなど)と同じぐらいの大きさです。
UIは、Huawei独自のEmotion UI
インターフェイスには、「Emotion UI 2.3」を搭載です。ZenFone 5に搭載されている「Zen UI」を始め、各社でUI開発しているところが多くなってきましたね。
私も302HWの端末で、Emotion UIを使用していますが、個人的にはあまり馴染めず…(Zen UIも使っていますが、馴染めませんでした…)
ただ、通知バー部分などは、Emotion UIは非常に使い勝手が良い印象です。下の画像のような感じです(302HWのEmotion UIの画像)↓
やっぱり気になる価格!LTE端末で2万2000円前後と安い!
この端末の最大の魅力は、コスパの良さになると思います。 定価は2万2000円前後とアナウンスされており、LTE端末としては一番安い定価になるのではないでしょうか。 販売価格がいくらになるか気になるところですね!
これに続いて他のメーカーも安くしてくると思うので、LTE端末の価格がグッと安くなりそうな予感です。
まとめ
個人的には、かなり気になる存在です。
格安SIMにも最適な周波数帯、コスパの良い端末なのでBlade Vec 4Gに続いて、良い端末になる予感がします。SDカードが使えるのもポイントが高いですよね!
残念だと思う箇所は、軽さ、薄さが無くなっている点。Ascend G6の軽さはかなり気に入っていたので、正直残念すぎます…。
また詳細な価格などが決まったら、紹介したいと思います!
以上、Ascend G620Sの紹介でした!
【追記】
価格は税込2万3,544円、発売日は12月12日となりました!
情報源:
コメント
コメント一覧 (3件)
こんにちは。楽しく読ませて頂きました。Zenfone5とくらべてどうかなーと思ったりします。確かに安くてビックカメラだと、ポイントも2200PTぐらい付くのです。
本来ならNexus5が欲しいのですが。。。
さんたさん
コメントありがとうございます!
ZenFone 5と比べては、多分皆さん気になるところだと思います!私も気になっています(笑)
個人的には良い仕上がりになっていそうな気がします。と言うのは、Ascend G6を所有しているのですが、こちらも非常に良い端末でした。
ポイント還元でよければ、ひかりTVショッピングで8日12:00までに購入すると安いですよ!
今更ですがこの機種は3GのFOMAプラスエリアには対応してませんね。
FOMAプラスエリアはほとんどがBand6なので19しか対応して無い620sはつながらないそうです。(そもそも6と19両方対応して無いと通話はできないという話もありますが・・・)