Huaweiが2016年6月9日に新機種を発表しました。発表されたのは、SIMフリースマホ「P9」「P9 lite」と、スマートウォッチとなる「Huawei WATCH ELEGANT」「Huawei WATCH JEWEL」です。
この記事では「P9」についてまとめていきたいと思います。
ハイスペックのSIMフリーですが、価格は59800円(税別)と、かなかな安い印象があります。ASUSのZenFone 3 DELUXEはまだ国内投入や価格を発表していませんが、よい勝負になるのではないでしょうか。
特徴は見ての通り、ライカの協力を得て開発されたデュアルレンズを搭載していること。スマホで良い写真を撮りたい方に、ピッタリな機種ではないでしょうか?
Huawei P9のスペック
スペック | 内容 |
---|---|
OS | Android 6.0 Marshmallow / Emotion UI 4.1 |
CPU | Kirin 955 オクタコア(4 x 2.5GHz A72 + 4 x 1.8GHz A53) |
内蔵ストレージ | 32GB |
メモリー | 3GB |
バッテリー | 3,000mAh(一体型) |
ディスプレイ | 約 5.2inch FHD( 1920 x 1080ドット) IPS |
背面カメラ | 1200万画素 x 2 (F2.2 / 2色flash) |
インカメラ | 800万画素 (開口部F2.4) |
LTE 通信速度(受信時/送信時) | 下り(受信時)最大262.5Mbps、上り(送信時)最大50Mbps |
LTE 通信方式 | FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28 TDD-LTE:B38/39/40 |
CA(キャリアグリゲーション) | B1+B19 / B3+B19 / B1+B3 / B1+B8 / B3+B8 |
W-CDMA(3G)、GSM 通信方式 | W-CDMA:B1/2/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
連続待受時間 | LTE:約566h / W-CDMA:約566h / GSM:約526h |
連続通話時間 | W-CDMA:約18h / GSM:約33h |
Bluetooth | version 4.2 with BLE | Wi-Fi | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac準拠 (2.4/5.0GHz) |
GPS | GPS/AGPS/Glonass/Beidou |
指紋認証 | ◯ |
各センサー | 加速度、コンパス、ジャイロ、環境光、近接、HALL |
SDスロット | ◯(最大128GB) |
SIMトレイ | ナノSIM |
サイズ | 高さ 約145mm × 幅 約70.9 mm × 厚み 約6.95 mm |
質量 | 約144g |
カラー | ミスティックシルバー、チタニウムグレー |
本体付属品 | リモコン付ヘッドセット/ 透明ケース / ACアダプタ / USBケーブル(A to C) / USB変換アダプタ(micro-B to C)クイックスタートガイド / 本体保証書 / ACアダプタ保証書 |
発売日 | 2016年6月17日 |
価格 | 59,800円(税別) |
KDDI網のSIM、FOMA SIMカードは利用できません。
やっぱりカメラが気になる!
P9の特徴はなんといってもカメラではないでしょうか。ライカレンズをダブルで搭載しており、1200万画素のソニー製「IMX286」イメージセンサーが採用されています。
カメラ部分に関しては、発表会でのスライドをHuaweiの公式Twitterが公開しているので、こちらで特徴を確認してみてください。
P9専用に開発されたライカレンズを搭載。明るい開口部F2.2、広角27mmの非球面レンズ、ライカ基準により光学特性を評価し、個々のレンズを厳格にスクリーニング。革新的なダブルカメラ方式。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/oKXXGrbA9z
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
二つのRGBとモノクロセンサー搭載。モノクロセンサーから形状や輪郭などのディテールとRGBセンサーから色情報を融合し、鮮明なカラーで細部までクッキリとした高画質。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/tne45OZxoE
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
モノクロセンサーはRGBセンサーに比べて3倍の量の光を取り込むことが可能。RGBセンサーと合わせて使うことで、画質は格段に鮮明に。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/6JiYj8G2ul
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
2つのセンサーには新開発1.25ミクロンラージピクセルの1200万画素ソニー製イメージセンサーを採用。P8と比べてもセンサーピクセルサイズで24%拡大#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/MtRnLRi69q
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
カメラの特徴の二つ目は、あらゆるシーンでシャッターチャンスを逃さない素早いレスポンス。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/gh1KlKj3fi
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
従来方式のコントラストフォーカスに、レーザーフォーカスとデプスフォーカスを組み合わせた、ハイブリッドオートフォーカス方式。あらゆるシーンで素早く正確に被写体を捉えることが可能。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/R2HXWnOHlZ
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
赤外線レーザーフォーカスは、近い距離で適用し、特に暗いシーンで威力を発揮。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/TCTZUbka4v
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
P9は高性能な画像処理プロセッサーをチップセットに内蔵。素早く高速な画像処理が可能。ダブルレンズでより多くの光を取り込めるので、その分高速シャッターで、動く対象も正確に捉えることが可能。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/La6oImAav3
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
カメラの三つ目の特徴は、芸術的なスタイルに写真を仕上げることができる撮影機能。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/3ngdXLPoRI
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
ワイドアパーチャ機能で、美しいボケ味を。撮影時にリアルタイムで絞りを調整ができるのはファーウェイのダブルカメラだけです。撮影後にも再度、ピントと絞りを調整することが可能。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/GKbkeagchU
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
ライカのフィルムモードを搭載。美しい天然色で撮れる「標準」設定、ビビッドな色で躍動感を演出できる「鮮明」設定、色合いを調整し落ち着いた感じにできる「ソフト」設定の三つのカラースタイルから選択可能。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/mySAMP4QyI
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
ライカ モノクロモードは、「空気を感じることができる」ほどに雰囲気のある写真を撮影可能。ライカレンズとモノクロセンサーの性能により、ディテールと奥行きを捉えた美しいモノクロ写真に仕上る。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/c2ktD98QyE
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
マニュアルで自在に操作できるプロカメラモードを装備。新しい機能として、水準器やRAW出力にも対応。また、カメラのUIやシャッターサウンドもライカスタイルとなっており、写真を撮ることの楽しさが満載。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/udzuYpA7fU
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
もう発売されている海外で、レビューがいくつか上がってるので確認してみましたが、かなり良さげ。
私も普段からカメラはよく使うし、興味があるものなので、手に入れたい機種の一つです。個人的には、Galaxy S7 edgeとどっちが綺麗に撮れるのか気になります!
スペックはハイエンドで言うことなし!
SoCは、Kirin 955 オクタコア(4 x 2.5GHz A72 + 4 x 1.8GHz A53)となっており、4コアは最大2.5GHz駆動と非常にクロック数が高いですね。
AnTuTuスコアは「約95000」ぐらいらしく、パフォーマンスは文句は全くないでしょう。
メモリ(RAM)が3GBなので、ハイエンドのフラッグシップ機としては、ちょっと物足りない方がいるかもしれません。
キャリアアグリゲーションに対応!
P9は下り最大速度262.5Mbps(メガビーピーエス)のLTEカテゴリ6キャリアアグリゲーションに対応。高速で快適なLTE通信を利用可能。動画ファイルのダウンロード時間が平均約40%短縮。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/XUwXd007vw
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
国内でCA(キャリアグリゲーション)に対応しているSIMフリーは数少なく、iPhone6sとNexus 5x/6Pぐらいです(ほかにあったかな?)。
LTEの対応バンドも多いし、CAの組み合わせも豊富(B1+B19 / B3+B19 / B1+B3 / B1+B8 / B3+B8)なので、国内だけでなく海外利用でも困ることはほとんどないかもしれません。にしても、CAの組み合わせが多いのは非常に魅力的です。
ボディはスリム、ベゼル幅は1.7mmの超狭額縁
他社のフラグシップモデルより薄い6.95mmのスリムボディ。カメラ部分の突起がない完全にフラットな背面により、美しいシルエット。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/ND3yQ6sW34
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
5.2インチの大画面はベゼル幅1.7mmの超狭額縁設計。高精細なフルHD画面は96%の広い色域と500nitsの明るさを備え、撮影した写真の美しさをそのままに再現。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/CptRlYtB0A
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
指紋センサー
指紋センサーは、指紋を立体的に照合できる3D指紋認証に対応。高いセキュリティーで個人情報を保守。ワンタッチ約0.5秒以内にロック解除。センサーの長押:シャッター。スワイプ操作:通知パネルを開閉#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/YCssjDQZ4w
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
電池は長持ち?
標準的な使い方で約1.7日、ヘビーな使い方でも約1.2日使える、安心の電池持ちを実現。グラフのようにHuawei P9はiPhone 6Sと比べて40%以上電池が長持ち。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/GOtmPAxAyR
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
P9の連続待受時間はLTEで「約566時間」、同じバッテリー容量のP9 liteでは「約610時間」となっており、P9 liteの方が電池持ちが良い内容となっています。なので、電池持ちに関してはあまり持ちがよくないのかなとも…海外のレビューサイトにもあまり持ちがよくない的なことがかいてありました。
実際に使ってみないと分からないですが、SoCがハイスペックすぎて、電池を結構喰うのかもしれませんね。
カラーは2種類
スタイリッシュでモダンなメタルユニボディ。流線型とラウンドコーナーの曲線美により、見た目も美しく手にもよくフィット。チタニウムグレーとミスティックシルバーの2色。#HUAWEI新製品発表会2016夏 pic.twitter.com/d4Y2skb4Qe
— HUAWEI JAPAN (@HUAWEI_Japan_PR) 2016年6月9日
価格が安い気がする
かなりのハイスペック機種ですが、お値段が59,800円とかなり抑えられた設定になっているのも非常に好感です。Mate Sは約80,000円と高すぎ&P9はカメラの付加価値が高いので「さぞかし高いでしょう」と思っていたのですが、ハイスペックの機種の中では結構手が出しやすい金額かなと思います。
また、ヨーロッパでは、599ユーロ(約7万円前半)なので、国内販売はかなり安く抑えている印象です。
まあ、ZenFone 3 Deluxeが国内投入されるとした時の価格も比較的安くなりそうな気がするので、全体的にスマホの単価が下がってきている感があるのかなと。
まとめ
「ライカカメラ」という付加価値が非常に高い機種、スペックも申し分なし。キャリアグリゲーションも対応。それでいて価格が59,800円(税別)はなかなかのものだと思います。
もしかすると、メモリ3GBが少ないと感じる方もいるかもしれませんね。海外では、ストレージ64GB+メモリ4GBのモデルもありますが、こちらも投入してほしかった方が多そうです。最近ではハイスペック端末のメモリは4GBが主流(ZenFone 3 Deluxeは6GB版があり)かなと思うのでちょっと残念かも。とは言っても、国内投入価格はかなり割安感があるので、それとの兼ね合いもあったのかなと。
電池持ちが若干気になりますが、コスパはそこそこ良さげだし、カメラに魅力を感じる方は「買い」端末となるのは間違いないと思います。
気になった方は要チェックです!
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