
Xiaomi(シャオミ)からPOCOシリーズの「POCO F7 Ultra」が2025年3月27日に発売開始。この記事ではスペックや特徴などを紹介していきたいと思います。
Snapdragon 8s Gen 4を搭載しているにもかかわらず、12GB+256GBが54,980円、12GB+512GBが64,980円と価格崩壊と言って良いレベルの安さ。

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POCO F7 Ultraスペック一覧
| 項目 | 仕様・詳細 |
|---|---|
| 名称 | POCO F7 Ultra |
| 発売日 | 2025年3月27日 |
| 価格 | 12GB + 256GB:9万9980円 16GB + 512GB:10万9800円 |
| OS | Xiaomi HyperOS 2 (Android15ベース) |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 8 Elite |
| GPU | Adreno 830 |
| 内蔵メモリ(RAM) | 12GB|16GB LPDDR5X |
| 内蔵ストレージ(ROM) | 256GB|512GB UFS 4.1 |
| 外部メモリ | 非対応 |
| SIMカードスロット | Nano SIM × 2 |
| eSIM | 非対応 |
| ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED (Flow DotDisplay) |
| 画面解像度 | 3200 × 1440 2K解像度 526ppi |
| 最大輝度 | 3200nit |
| リフレッシュレート(最大) | 120Hz |
| アウトカメラ(広角 / メイン) | 5000万画素|F1.6|OIS|1/1.55センサー| Light Fusion 800 |
| アウトカメラ(超広角) | 3200万画素|F2.2|画角120° |
| アウトカメラ(望遠) | 5000万画素 |F2.0|OIS|光学2.5倍ズーム兼マクロ 10cm |
| アウトカメラ(マクロ / 深度) | – |
| インカメラ | 3200万画素 |
| 対応周波数(5G) | n1 / 1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 77 / 78 |
| 対応周波数(4G / LTE) | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 42 / 48 / 66 |
| 対応周波数(3G) | B1 / 2 / 4 / 5 / 8 / 6 / 19 |
| 対応周波数(2G / GSM) | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 / Wi-Fi 6 / Wi-Fi 5 / Wi-Fi 4および802.11a/b/g |
| Bluetoothバージョン | 6.0 |
| Bluetoothオーディオコーデック | SBC|AAC|AptX|AptX HD|AptX Adaptive|LDAC|LHDC 5.0|LC3|ASHA|Auracast |
| 位置情報 | Beidou: B1I + B1C + B2a| GPS: L1 + L5|Galileo: E1 + E5a|GLONASS:G1|QZSS:L1 + L5|NavIC::L5 |
| USBポート | USB Type-C |
| センサー | 近接センサー|環境光センサー|加速度計|電子コンパス|ジャイロスコープ|IRブラスター|フリッカーセンサー |
| サウンドシステム | ステレオスピーカー|Dolby Atmos |
| イヤホンジャック | なし |
| 防塵・防水機能 | IP68 |
| カバーガラス | POCO Shield Glass |
| NFC | 対応 |
| FeliCa / おサイフケータイ | 非対応 |
| 生体認証 | 画面内指紋認証、顔認証対応 |
| 電池容量 | 5300mAh |
| 急速充電(最大) | 120W |
| ワイヤレス充電 | 対応 |
| 逆充電(リバースチャージ) | 非対応 |
| サイズ (W×H×D) | 74.95 × 160.26 × 8.39mm |
| 重量 | 212g |
| OSアップデート期間 | 4年 |
| セキュリティアップデート期間 | 6年 |
| カラー | ブラック|イエロー |
| 本体付属品 | ACアダプタ(試供品)|USB Type-Cケーブル(試供品)|SIM取り出し用ピン(試供品)|ソフトケース(試供品)|クイックスタートガイド|保護フィルム(試供品)(貼付済み) |
POCO F7 Ultraの特徴は?
デザインやカラー
POCO F7のカラー展開は2色でブラック、イエローとなっています。
SoCはQualcommの「Snapdragon 8 Elite」を採用。準ハイエンド~ハイエンドの性能

SoCはQualcommの「Snapdragon 8 Elite」を採用。
発売当時で最上位のハイエンド機種といえるSoCです。
| シリーズ | 位置づけ | 主な用途・特徴 | 代表モデル例 |
|---|---|---|---|
| 8 Elite | 最上位フラッグシップ | 最高性能、Oryonコア、8K動画、AI最先端 | Xiaomi 15 Ultra |
| 8s Gen 4 | 準フラッグシップ~上位ミッドレンジ | フラッグシップ級体験、コスパ重視 | Xiaomi POCO F7 |
| 7+ Gen 3 | ミッドレンジ | 日常利用+軽いゲーム、バランス型 | シャープ AQUOS R10 / R9 |
メモリやストレージなども最新規格
メモリは12GBでLPDDR5X、ストレージは256GB / 512GBでUFS 4.1を採用しています。データの読み書きも高速です。
LPDDR5Xは、LPDDR5の後継となる高速・省電力メモリで、特に最新のモバイル端末やAI搭載機器で標準的に使われる最先端のメモリ規格です。
ストレージ規格:UFS4.1やUFS4.0、UFS3.1の違いを見る
| 項目 | UFS 3.1 | UFS 4.0 | UFS 4.1 |
|---|---|---|---|
| 世代/発表時期 | 2020年 | 2022年 | 2025年 |
| 最大理論帯域(デバイス) | 2,900MB/s(2レーン) | 5,800MB/s(2レーン) | 5,800MB/s(2レーン) |
| 実効転送速度(目安) | 読込:最大2,100MB/s 書込:最大1,200MB/s | 読込:最大4,200MB/s 書込:最大2,800MB/s | UFS4.0と同等 |
| 最大容量 | 1TB | 2TB(理論値) | 2TB(理論値) |
| 電力効率 | 標準 | UFS3.1より約46%高効率 | UFS4.0と同等 |
| 代表的機能 | WriteBooster、Deep Sleep | WriteBooste、Deep Sleep 進化 | ホスト主導デフラグ、キャッシュ動的制御、QLC対応など追加最適化 |
| 互換性 | – | UFS3.1と後方互換 | UFS4.0/3.1と互換 |
速度/帯域
- UFS4.0/4.1はUFS3.1の約2倍の帯域と大幅な転送速度アップとなり、アプリ・ファイル操作・動画記録などパフォーマンスが向上します
省電力性
- UFS4.0/4.1は消費電力あたりの性能がさらに高く、スマートフォンのバッテリー持ちにも良い影響。
機能性・信頼性
- UFS4.1はホスト主導デフラグやキャッシュサイズ自動調整、新しい大容量フラッシュへの正式最適化などを追加し、信頼性と効率がさらにアップ。
実際の“体感”
- UFS3.1も十分高速ですが、ハイエンド端末・高解像度動画やゲーミング、AI処理など“最高速”領域ではUFS4世代が優位です。UFS4.1は主に長期運用や高負荷/大容量環境で差を発揮。
ディスプレイ周り

POCO F7 Ultraは6.67インチとスマホ。最大輝度は3200nitと晴天時の野外でも見やすいレベル。リフレッシュレートは最大120Hz。ディスプレイ周りの仕様もハイエンドとして遜色ないレベルとなっています。

また、超狭ベゼルを採用。左右は1.6mm、上下は1.9mmとなっています。
カメラは超広角が800万画素…

メインカメラの広角はXiaomi独自のイメージセンサー「Light Fusion 800」を採用。ハイエンド機種としては、「Light Fusion 900」を採用することが多いので、カメラのスペックはXiaomiのフラッグシップモデルと比べるとワンランク劣る仕様です。
POCO F7 Proと比べてカメラスペックが良いのは望遠があることに加え、超広角は3200万画素(F7 Proは800万画素)となっている点です。
FeliCa/おサイフケータイ、eSIM、イヤホンジャック、microSDなどは非対応
スペックがかなり良い機種ですが、FeliCaやeSIMは非採用となっています。FeliCaは使わない方も多いかもしれませんが、業界的にeSIMが標準となってきている印象があるので個人的にはeSIMが非採用というのは少し残念ポイントです。
また、イヤホンジャックやmicroSDカードスロットもありません。この2つに関しては他の端末でも同じような傾向となっているので気になるかは人によると思います。
個人的には、それらの機能を非搭載にすることでこの価格を現実にしているなら全然ありだと感じました。
このあたりはPOCOのブランドコンセプトにある不要なものは提供しないという内容と一致しており、端末の方向性が垣間見える部分です。
Xiaomi POCOシリーズの由来は、Xiaomi(シャオミ)が2018年に立ち上げたサブブランド「POCO」にあります。POCOはもともとインド市場向けのミッドレンジスマートフォンブランドとして誕生し、「Pocophone F1」が初代モデルです。
POCOブランドのコンセプトは「Everything you need, nothing you don’t(必要なものはすべて、不要なものは省く)」というもので、余計な機能を省き、必要な性能や機能に特化し、最高のコストパフォーマンスを提供することを使命としています。そのため、ターゲットはテクノロジー系の方やコスパ重視のユーザー層となっています。
POCOはXiaomi本体とは独立したブランド展開を行い、デザインやマーケティングも独自路線を追求していますが、製造やアフターサービスなどのリソースはXiaomiと共有しています。
まとめると、POCOシリーズは「必要なものだけを、最高のコスパで」提供することを目指して誕生したXiaomi発の独立系ブランドであり、余計な機能を省きつつも高性能を実現したスマートフォンが特徴です。
バッテリー、充電速度

バッテリーは5300mAhとPOCO F7シリーズでは一番小容量となっています。

充電は最大120Wの急速充電に対応しています。POCO F7、F7 Proは最大90Wとなっているのでより上位となっています。
防水・防塵性能

防水・防塵はIP68となっています。
サイズ、重量
POCO F7 Utraは6.67インチ。74.95 × 160.26 × 8.39mmのサイズで重量は212gと少し重めになっています。
OSアップデートは4回、セキュリティアップデートは6年提供
OSアップデートは4回、セキュリティアップデートは6年提供と他のハイエンド端末などと変わりないアップデートを提供してくれます。
POCO F7シリーズのスペック比較
| 名称 | POCO F7 | POCO F7 Pro | POCO F7 Ultra |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2025年7月8日 | 2025年3月27日 | 2025年3月27日 |
| 価格 | 12GB+256GB:5万4980円 12GB+512GB:6万4980円 | 12GB + 256GB:6万9980円 12GB + 512GB:7万9980円 | 12GB + 256GB:9万9980円 16GB + 512GB:10万9800円 |
| OS | Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース) | ||
| CPU | Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4 | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 | Qualcomm Snapdragon 8 Elite |
| GPU | Adreno 825 | Adreno 750 | Adreno 830 |
| 内蔵メモリ(RAM) | 12GB LPDDR5X | 12GB|16GB LPDDR5X | |
| 内蔵ストレージ(ROM) | 256GB|512GB UFS 4.1 | ||
| 外部メモリ | 非対応 | ||
| SIMカードスロット | Nano-SIM x 2 | ||
| eSIM | 非対応 | ||
| ディスプレイ | 6.83インチ AMOLED(有機EL) | 6.67インチ AMOLED | 6.67インチ AMOLED (Flow DotDisplay) |
| 画面解像度 | 2772 x 1280 1.5K解像度 | 3200×1440 2K | 3200 × 1440 2K解像度 526ppi |
| 最大輝度 | 3200nits | ||
| リフレッシュレート(最大) | 120Hz | ||
| アウトカメラ(広角 / メイン) | 5000万画素|F/1.5|OIS| Sony IMX882 (LYT-600) | 5000万画素|F1.6|OIS|1/1.55インチ|Light Fusion 800 | 5000万画素|F1.6|OIS|1/1.55センサー| Light Fusion 800 |
| アウトカメラ(超広角) | 800万画素|OV08F | 800万画素|F2.2 | 3200万画素|F2.2|画角120° |
| アウトカメラ(望遠) | ー | ー | 5000万画素 |F2.0|OIS|光学2.5倍ズーム兼マクロ 10cm |
| アウトカメラ(マクロ / 深度) | ー | ー | – |
| インカメラ | 2000万画素|F/2.2|OV20B|1/4インチセンサーサイズ | 2000万画素 | 3200万画素 |
| 対応周波数(5G) | n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28 / 38 / 40 / 41 / 48/ 66 / 77 / 78 | n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 77 / 78 | |
| 対応周波数(4G / LTE) | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 42 / 48 / 66 | ||
| 対応周波数(3G) | B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 | ||
| 対応周波数(2G / GMS) | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz | ||
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 / Wi-Fi 6 / Wi-Fi 5 / Wi-Fi 4および802.11a/b/g | ||
| Bluetoothバージョン | 6.0 | 5.4 | 6.0 |
| Bluetoothオーディオコーデック | SBC|AAC|AptX|AptX HD|AptX Adaptive|LDAC|LHDC 5.0 | SBC|AAC|AptX|AptX HD|AptX Adaptive|LDAC|LHDC 5.0|LC3|ASHA|Auracast | SBC|AAC|AptX|AptX HD|AptX Adaptive|LDAC|LHDC 5.0|LC3|ASHA|Auracast |
| 位置情報 | GPS:L1+L5|Beidou:B1I+B1C+B2a|Galileo:E1+E5a|GLONASS:G1|QZSS:L1+L5|NavIC:L5 | ||
| USBポート | USB Type-C | ||
| センサー | 近接センサー|環境光センサー|加速度計|電子コンパス|赤外線ブラスター|ジャイロスコープ|フリッカーセンサー | 近接センサー|環境光センサー|加速度計|電子コンパス|ジャイロスコープ|IRブラスター|フリッカーセンサー | |
| サウンドシステム | ステレオスピーカー|Dolby Atmos | ||
| イヤホンジャック | なし | ||
| 防塵・防水機能 | IP68 | ||
| カバーガラス | ー | Corning Gorilla Glass 7i | POCO Shield Glass |
| NFC | 対応 | ||
| FaliCa / おサイフケータイ | 非対応 | ||
| 生体認証 | 画面内指紋認証|顔認証 | ||
| 電池容量 | 6500mAh | 6000mAh | 5300mAh |
| 急速充電(最大) | 90W | 120W | |
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 | |
| 逆充電(リバースチャージ) | 最大22.5W | 非対応 | |
| サイズ(W×H×D) | 77.9 × 163.1 × 8.2mm | 74.95 × 160.26 × 8.12mm | 74.95 × 160.26 × 8.39mm |
| 重量 | 215.7g | 206g | 212g |
| OSアップデート期間 | 4回 | ||
| セキュリティアップデート期間 | 6年 | ||
| カラー | ブラック|ホワイト|シルバー | ブラック|ブルー|シルバー | ブラック|イエロー |
| 本体付属品 | ACアダプタ(試供品)|USB Type-Cケーブル(試供品)|SIM取り出し用ピン(試供品)|ソフトケース(試供品)|画面保護シート 貼付済(試供品)|クイックスタートガイド | ||
POCO F7 Ultraのスペック・特徴まとめ
個人的には、おサイフケータイ、eSIM、n79などに拘らず、性能が良いコスパ重視な機種を探している方におすすめ。
SoCはハイエンドでフラッグシップモデルなどに採用されることが多い最上位なSoCなので、負荷が高いゲームなども十分にこなせる性能です。また、最上位のSoCということで全ての面で規格が新しく上位クラスなので、数年利用してもかなり快適に使える端末であることは間違いないでしょう。
価格も12GB + 256GB:9万9980円、16GB + 512GB:10万9800円とかなり魅力的な設定です。上記に記載したようにeSIMやおサイフケータイなどには対応していませんし、カメラがフラッグシップモデルとしては少し弱めですが、この価格なら納得できる内容です。
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