シリーズものとして、数回に分けてスペックや使いやすさなど色々なことを比較しています。今回はシリーズ第7回として、「動作感やベンチマーク」を比較レビューしたいと思います。
シリーズの目次 ↓
- 第1回: 導入・対応バンド編
- 第2回: 動作感・ベンチマーク編
- 第3回: 内部ストレージ・SDカード・GPS・センサー・OTG編
- 第4回: ディスプレイ・最大/最小輝度・防水/防塵・おサイフケータイ編
- 第5回: UI・機能編
- 第6回: バッテリー・電池持ち・省エネ編
- 第7回: OS、アップデート、サポート編(今回の記事)
- 【予定】第8回: 各端末のメリット・デメリットまとめ・価格/コスパ編
第1回の導入・対応バンド編から読んでいただけると内容が分かりやすいものとなっています。
OSバージョン
現在のOSのバージョンをまとめてみました。
名称 | Androidバージョン | 備考 |
---|---|---|
arrows M02(RM02) | 5.1.1 | |
ZenFone 2 Laser | 5.0.2 | |
P8 Lite | 5.0 | ※2016年6月末からAndroid 6.0へのアップデート開始 |
Liquid Z530 | 5.1 | |
Blade V6 | 5.0.2 | |
gooのスマホ g03 | 5.0.2 | |
gooのスマホ g02 | 5.0.2 | |
SAMURAI 雅(MIYABI) | 5.1 | |
FREETEL Priori 3S LTE | 5.1 | |
Desire 626 | 5.1 | |
Motorola Moto G 3rd(3世代) | 6.0 | ※アップデートでAndroid6.0に |
現在、Android 5.0 Lollipopの機種がほとんどです。
Moto G 3rdだけがAndroid 6.0 Marshmallowにアップデート済み(発売日に出荷さていたものは、Lollipopでした)です。
P8 LiteはAndroid 6.0 Marshmallowにアップデートがアナウンスされており、2016年6月末にアップデート予定となっています。楽しみですね。
今年発売される機種はほとんどがAndroid 6.0 Marshmallowになると思われることから、今までに発売されている機種のOSバージョンが古いと感じる方もいるかもしれませんね。アップデートがあればよいのですが、殆どの機種で絶望的だと思います。
アップデートに関して
各SIMフリーのアップデートに関してて個人的に思っていることを少し記載したいと思います。アップデートが今後行われる可能性があるのか、ちょっとでも参考になればと思います。
ASUS (ZenFone 2 Laser)
個人的に、修正・OSアップデートに積極的なメーカーは、現状、ASUS(ZenFoneシリーズ)が一番かなと思っています。ZenFone 2 Laserでも何度もアップデートが来ており、積極的に修正アップデートを行なっている印象です。それに伴い、Googleセキュリティパッチもアップデートされています。
ただし、ちょっと懸念することもあります。
ZenFoneシリーズ全てにおいてですが、アップデートでGoogleセキュリティパッチなどのアップデートと共に、勝手にアプリをインストールされることがあります。アップデートで「CM Security」が勝手にインストールされたりと、非常に厄介。
ZenFoneのASUSアプデ通知が来てたので、過去の経験から何も疑わずに適用した→「CM Security」なるものが勝手にインストールされてた。(;゚⊿゚) なにコレ? ざっとぐぐった限りでは問題なさそうだけど(実際問題起きてないが)、、、キングソフト関連会社製ってのがなぁ。
— てとなみ (@tetonami) 2016年3月14日
既にセキュリティソフトを入れている方や、CM Securityをあまり好ましく思っていない方からすれば迷惑でしかありません。アンインストールすることは可能なので、不要な方はアンインストールして対応しましょう。
ASUSは、かなり積極的にアップデートしているので、国内版でもOSアップデートは見込めそうな気がしています。
Huawei (P8 Lite)
P8 Liteは、先日OSアップデートのアナウンスがあり、まずは先行テスターを募集しています。Android 6.0+UMEI4.0へのアップデートとなっており、先行テスターが無事に終わればユーザーに配信としていました。テスターが終了したのか、現在は、2016年6月末にアップデート予定とのこと。これは朗報ですね!
Huaweiは、過去のSIMフリーのOSアップデートを積極的に行わない印象の方が強かったと思います。Ascend Mate 7などは、海外でメジャーアップデートがあったにも関わらず国内版はありませんでした。それがなんと先日Android 6.0へのアップデートが発表されています。
過去と一転して、最近のHuaweiはOSアップデートもしっかりサポートする印象が強くなりつつあります。日本市場にも非常に力を入れているみたいなので、期待したいところです!
その他
その他のSIMフリーメーカーはあまりアップデートを積極的に行う印象はありません。もちろん不具合修正アップデートで行なっていますが、大掛かりな(OSなどの)アップデートはあまり見込めないのかなという印象です。
以前、FREETELやZTEのSIMフリースマホで広告の誤配信があり、両者ともすぐにアップデートで修正は行なっていますが、それっきりアップデートはありません。
FREETELに関しては、Priroi 2がAndroid 5.0にアップデートされましたが、Priori 2 LTEはアップデートされていません。細かいアップデートはそれなりにする印象はありますが、OSアップデートはあまり見込めない気がします。
ZTEに関しては、基本的に良い端末が多い印象ですが、アップデートが殆ど見込めないのが痛いところ。もっとサポートやアップデートに力を入れると非常に嬉しいところです。
アップデートを見込むならば、ASUSやHuaweiのSIMフリーを使うのが無難かと思います。
アフターケア、サポートに関して
アフターケアやサポートも非常に大事です。売りっぱなし的なメーカーやサポートが非常に悪いメーカーもあります。
今までサポートに問い合わせなどを多くしてきた経験上から、少し思っている事を書き記したいと思います。
Huaweiのサポートはかなり良い!
問い合わせを何度も行なっていますが、Huaweiは非常に良い印象が残ります。と言うのは、回答が的確です。質問したことに対して、回答になっていない・訳の分からない回答をしてくるメーカーもありますが、Huaweiは的確な回答のことしかありませんでした。
また、海外のメーカーだと、日本語の分かる・喋れる外国人がサポートをしていることがありますが、Huaweiは日本人によるサポートでした。
Huaweiは、2016年4月5日にカスタマーサービスセンターを銀座にオープンさせ、その場で修理できる場合もあるようです。HuaweiのSIMフリーで分からない事があれば聞きに行ったり、修理に出したり、実店舗があるのはとてもありがたいですね!
また、LINEチャットサービスがあるのもなかなか面白いところです。
またまた、個人的に非常によい印象が残っているのは、参考修理料金の検索が端末別でできること。
↑ P8 Liteの参考見積り額
参考価格であっても、このように事前に大体の目安が分かるとちょっと安心しますよね(見積もりとは別なので、目安程度です)。
今後も期待したいところです!
評判が悪く、あまり期待できないASUS
ASUSのサポートは、Twitterなどで評判などを調べていると、良くないと思っている方が多いようです。私自身もあまり良くない印象の方が強く残っています。
と言うのは、私の場合、サポートに質問しても的確な答えが得られず、その場しのぎのようなことを言われたこともあり…もちろん、調べて後ほどメールで送って下さいとのしていたのですが、数ヶ月経ってもメールが来ません…。
また、幾度なくサポートに問い合わせをしていますが、(日本語が分かる)海外の方でした。まあ、なんとなく言っていることの意味合いは分かるのですが、正確な答えがほしい時に日本語がおかしいと不安にもなります。
とは言っても、個人的には、「海外メーカーってこんなもんだよね…」と思えば、そんなもの(笑)。 最近は、対応が良かったとの声も徐々に聞かれるようにはなってきたので、期待したいところです。ZenFoneシリーズは国内でも人気があるため、頑張ってもらいたいですね!
富士通(arrows)
富士通のサポートは「流石日本らしい対応!」とでも言うべきでしょうか。非常に良い印象が残っています。
質問に対して調べてくれるのですが、すぐに分からない場合は、後ほど電話で折り返ししてくれたのですが、その時の対応が素晴らしかったです。調べてもすぐに分からなかったのか、調べるのに時間が掛かっていることを電話してきて、「もう少しお時間頂きたい。もしかするとすぐには回答できず翌日になるかも」とのこと。
いや、翌日に回答貰えるなら全く問題ないですよね!対応も丁寧だし、回答も的確だし、個人的には良い印象しか残っていません。
まとめ
OSアップデートなどを含め、細かいバグ修正アップデート、サポートなど、SIMフリーを選ぶ上でこのあたりも重要視する方が多いのではないでしょうか?
特にサポートは、不良時などにサポート体制がよくないと、非常に困惑します。スムーズに手続きができたり、サポートの実店舗があると非常に有難いものです。
最近のHuaweiは、サポート体制を整えたり(サポートセンターを開設したり)、OSアップデートに積極的など、国内販売で重要視される要素を上手く取り入れていますね。流石国内販売で1位、2位を争うだけのことはありますね。
端末自体の出来がよいことはもちろんですが、こういったところも拘ってみるとよいかもしれません。
この記事は、シリーズとして展開していきます。
次回は、「各端末のメリット・デメリットまとめ・価格/コスパ編」です。お楽しみに!
シリーズの目次 ↓
- 第1回: 導入・対応バンド編
- 第2回: 動作感・ベンチマーク編
- 第3回: 内部ストレージ・SDカード・GPS・センサー・OTG編
- 第4回: ディスプレイ・最大/最小輝度・防水/防塵・おサイフケータイ編
- 第5回: UI・機能編
- 第6回: バッテリー・電池持ち・省エネ編
- 第7回: OS、アップデート、サポート編(今回の記事)
- 【予定】第8回: 各端末のメリット・デメリットまとめ・価格/コスパ編
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