
FREETELから新しいSIMフリーが発表されました!
SAMURAIシリーズ 第3弾で「FREETEL SAMURAI REI(麗)」。
以前からサンプル出展などしており、すでに存在事態は知っていた方が多いと思いますが、5月27日に発売となります。ただ、27日発売はシルバーのみで、他のカラーは順次発売とのことです。価格は29,900円(税別)となっています。
今回は、SAMURAI REI(麗)のスペックや所感などを紹介したいと思います。
まずはスペックから見ていきましょう。
名称 | スペック値 |
---|---|
OS | Android6.0 |
ディスプレイ | 5.2inch / 1920x1080 (Full HD IPS) |
SoC(CPU) | MT6753 Octa Core 1.3GHz 64bit |
メモリ | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メディア | 128GB(SD/SDHC/SDXC) |
カメラ |
メイン:1,300万画素 サブ:800万画素 |
バッテリー | 容量:2,800mAh 取り外し:不可 |
連続通話時間 | 約750分 |
連続待受時間 | 約288時間(4G) / 約285時間(3G) |
SIMスロット | micro / nano(国内で使用できるのは1スロットのみ) ※FOMA契約のSIMは利用できません |
3G(WCDMA) | 2100MHz(Band1) 800MHz(Band6/19) 900MHz(Band8) |
4G(FDD LTE) | 2100MHz(Band1) 1800MHz(Band3) 2600MHz(Band7) 900MHz(Band8) 800MHz(Band19/20) |
通信速度 ※端末の規格速度 |
LTE:DL:150Mbps / UP:50Mbps 3G:DL:42Mbps / UP:11Mbps |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n (2.4/5GHz) |
Bluetooth |
Version:4.0 LE対応 Power class:class 1 Profile:HSP / OPP / PAN / HID / A2DP / HFP / PBAP / MAP |
NFC | × |
テザリング | Wi-Fi Bluetooth USB |
センサー | GPS搭載 (A-GPS対応) / 加速度センサー / 近接センサー / 光センサー / 重力センサー / ジャイロセンサー / e-compass |
カラー | メタルブラック メタルシルバー シャンパンゴールド ピンクゴールド スカイブルー |
サイズ | 高さ:145.8mm 幅:71.5mm 厚さ:7.2mm |
重量 | 約136g |
同梱物 | 製品本体 / ACアダプター / USBケーブル / SIMピン / 保証書 / スタートアップガイド |
SoCはMT6753で、ミッドレンジのSIMフリー
チップセット(SoC)は、MediaTekのMT6753となっており、FREETELのMIYABI(雅)を始め、ZTE Blade V6、Acer Liquid Z530と比べて若干よいものとなっています。CPUのコア数は8コアとなり、MIYABI(雅)などのMT6735は4コアとなります。
ただ、ミッドレンジであることには変わりなく、AnTuTuスコアではMT6735の端末と比べて、平均的にに5000ぐらい高いスコアがでることが多いようです。
基本的にMT6753であれば、基本的に動作が遅いと感じることはまずないでしょう。メーカーに最適化やUIの違いなどで、動作感に若干の違いがあるにしろ、ライトユーザーならば全く問題ないはず。
個人的にMIYABIの動作感があまり良くない(他メーカーのMT6735搭載端末と比べて)と感じたため、REIではどうなのか気になります。
同じSoCを搭載しているのは、ZTEのBlade V580となります。
ストレージについて。内蔵ストレージは32GB、SDは128GB対応
ミッドレンジのSIMフリーでは、内蔵ストレージ(ROM)が16GBが標準的となっていますが、REIは32GBとなっています。MIYABIも32GBです。アプリや動画などを沢山入れる方には助かります。
microSDカードは、公式に128GB(SDXC)対応です。ここ最近、128GBが安くなってきたこともあり、需要がありそうですね。
センサーはコンパスはもちろん、ジャイロにも対応
REIでは、ジャイロに対応しています。ジャイロがなくても特に困ることはないのですが、最近はVRが付録でついてきたりと、一般人にも手頃になってきています。VRではジャイロに対応していないと動かないことが多いのが現状です。
ミットレンジのSIMフリーでジャイロに対応しているのは非常に稀です。REIでの対応は今後のことも見据えると非常に良い対応と言えそうですね。
「FREETEL カメラ」に期待したい!

カメラは背面1300万画素と、ミッドレンジでは標準的かよい方(800万画素も多いため)となります。特別記載するようなことはないのですが、REIが発表された「FREETEL World 2016 Spring/Summer」でもカメラについて言及していたように、オート/マニュアルに加え、ビューティ、色鮮やか HDR、パノラマ、暗がり撮影、残像、ハイスピードなどのモードがあるようです。
MIYABI(雅)は1,300万画素でしたが、個人的には、結構ノイズが乗る&色味もイマイチな印象でした。新しくカメラアプリも開発しているようなので、期待したいところです。
バッテリー取り外し不可!残念!
FREETELの端末と言えば、「若干使いづらい部分があっても、コスパの良さ、バッテリー取り外しができること」がメリットと思っていた方も多いのではないでしょうか?
今までバッテリーが取り外せる機種が多かったのですが、REIではバッテリーの取り外しは不可となっています。ちょっと残念。アルミボディ筐体にした犠牲物かもしれませんね(笑)
魅力は筐体デザイン!アルミボディと前面パネルにも模様が!
REIの一番魅力はアルミボディではないでしょうか?
ミッドレンジの中では、質感が非常に良いと思います。少なからずもミッドレンジの端末で「高級」や「スタイリッシュ」と感じるものは、なかなか存在しません。

私自身、REIの実機を見ていますが、非常に好印象でした。
個人的な意見ですが、HuaweiのGR5もアルミボディですが何かと安っぽく見えます(高級感あるという人もいるみたいですが...)。REIはそんなことなく、スタイリッシュな印象でした。
また、FREETELのフラッグシップ機であるKIWAMIと同じく、前面パネルには和を感じさせる模様が入っています。

この模様は和を感じさせつつも、主張してもらず(とても控えめな感じで)、非常に好印象です。遠目で見ると模様は分かりません(私が目が悪いからかもしれませんが 笑)。
筐体デザインに関しては、ここ最近のミッドレンジSIMフリーの中では間違いなくオススメNo.1です。実際に家電量販店などに見に行ってみてください。気に入る方が多いと思いますよ!
アクセサリーの取り扱いも充実しているのが嬉しい!
SIMフリーのスマホって、発売されてもアクセサリーが全く揃っていないことが多いのす。特に保護ケースは、1種類どころか扱っていないものもあります...。そして、発売から数ヶ月経っても、選べるほど揃わない事のほうが多かったりします...。
FREETELでは以前からアクセサリーにも力を入れてきた感がありますが、今回のREIでもフリップカバーやフレキシブルケース、アルミバンパーなどを用意しているようです。これは有難い方も多いはず!

アルミボディに懸念も!?
REIはアルミボディです。そのままで運用していると、すぐに傷付きそうなきがします。と言うのは前提に、FREETEL MIYABI(雅)の側面はアルミ素材となっていますが、かなり傷が付きやすく、すでに私の端末はボコボコ状態になっているためです。

FREETEL MIYABI(雅)。凹んだり、ハゲたような跡が(消えません)...
もし、REIが雅と同じ種類のアルミなら...。
アルミにも色々と種類がありますが、iPhone 6sでは強度が強い「7000番台アルミ合金」が使われていることで有名ですね。
安価なSIMフリーであるREIでは、価格が違いすぎるiPhoneなどと同じ強度のアルミを使っているとは思えません(個人的な感想で、実際に使ってみないと分からないですが)。
ただ、ここで公式で発売される予定のケースです。ケースがFREETELから確実に発売されるので、ケースに入れれば問題無いですよね!そういった意味でもFREETELが公式でケースを出してくれるのは有難いなと感じました。
なので、ケースさえ買ってしまえば、特に気にする必要はないと思いますが、裸運用の方は気をつけた方がいいかもしれません。
FREETEL UI
個人的に一番良いと感じたのは、「FREETEL UI」です。

特にスワイプアップランチャーが利便性アップしそうです。
画面下から上に(親)指をスライドさせると、上記の画像左のような画面が出てきます。画像を見てもらうと分かるように、Wi-FiやBluetooth、明るさ設定などのクイック設定通知エリアにあるものがこのエリアに出てきています。親指ですべての操作ができる点がミソですね!
iPhoneなどのiOS端末を使っている方にはお分かりだと思いますが、同じ動作で同じような項目が並んでいるのが分かると思います。ZTEのMifaveor Desktopも同じように下から上にスライドすると設定画面が出てきますが、Wi-FiやBluetoothなどの設定はできません。

左がBlade V6(MiFaveor Desktop)、右がiPhone 6
ただREIでは、Wi-FiやBluetoothなどが一番下に並んでいるため、iPhoneよりも使いやすい配置になっている点が良いと思います(iPhoneの場合、出てきたパネルの高さがあるため、片手操作しづらい)。
REIは、5.2インチなので片手操作がやりにくい機種ですが、画面下からのスライド操作で画面が呼び出せるのは、使い勝手がよいと感じる人が多く、非常に理にかなったUIになっているのではないでしょうか。
今後もFREETEL UIは進化していくと思うので、期待したいポイントですね!
FREETELボタン
さて、REIの目玉の一つであるFREETEL ボタン。

赤枠箇所がFREETELボタン。其の左右に「戻るボタン」や「アプリ一覧ボタン」などはありません。では、FREETELボタンで何ができるかというと、
- 指紋認証
- 軽く触ると戻るボタン
- タップしてホームボタン
- 長押しでGoogle検索
- 2度押しでアプリ履歴ボタン
となっています。これが使いやすいかどうかは個人の好み次第。今までのAndoridの操作と違うので、今までAndroidt端末を使ってきた方は戸惑うことのほうが多い気がします。
ただ設定で、「戻る」「ホーム」「アプリ一覧」の通常のナビゲーションボタンをオンスクリーンに表示させることもできます。なので今まで使ってきたAndroidと同じように使いたい方は、オンスクリーンにナビゲーションボタンを表示して使えばよいわけです。
個人的な感想としては、Galaxyシリーズみたいに、FREETELボタンの左右に「戻る」「アプリ一覧」ボタンがあれば、無駄がなくてよかったかなと。
まあ、この辺の使い勝手は本当に個人の好みといえそうなので、実際に使ってみてください。

galaxy s6 edgeのナビゲーションボタンは、指紋認証とホームボタンがあり、左右に戻るボタンやアプリ一覧ボタンがある。
REIを店頭で触ってみて、自分に合っているのか確認してみることをオススメします。
比較対象は?
REIはBlade V580やHuawei GR5などが比較対象となりやすいのではないでしょうか。。スペック的にも価格的にもV580やGR5の方が似ている部分が多く、ライバル機となりそうです。
とは言え、ZenFone 2 Laserなどのミッドレンジと比べて、REIが大幅にスペックアップしているわけでもないので、今までのミットレンジ全てとも比較対象には十分なると思います。値段や機能重視で選ぶ機種が変わってくるかと思います。
SIMフリーも多く出揃ってきていることから、比較対象も幅広くなってきました。どの端末が自分に合っているのかよく検討してみてくださいね。
価格は29,900円、税込32,292円
税別29,900円(税込32,292円)となっています。29,900円はニクキュー(FREETELのCM)に掛けているのでしょうか?
スペック的にはミッドレンジですが、価格はHuawei GR5やZTE Blade V580の価格帯といったところ。今現在、ミッドレンジでSoCがMT6735の端末は2万円前半あたりの実売価格となっています。
多くの5インチのミッドレンジよりも、REIではSoCがワンランク上であることや、指紋認証、FHD、内蔵ストレージが32GB、ジャイロ対応など、スペック・機能面で優位なところが多いです。その分、若干他のミッドレンジよりも高くなっていますが、値段的には妥当なラインではないでしょうか。
また、5.5インチのHuawei GR5やZTE Blade V580と同じような機能で、同じような価格帯です。
今まのFREETELのSIMフリーと言えば「コスパが良い機種」が多かったのですが、今回はコスパ面では特別よいという印象はなく、今のところ至って普通かなと思ったのが正直な感想です。皆さんはどう思ったでしょうか?
ちなみにREIよりもスペックが良い、フラッグシップのKIWAMI(6インチ)が、約3万円前半まで価格を落としてきています。
REI発売から時間が経って安くなると、コスパがよく感じられるかもしれませんね。
まとめ
ミッドレンジのSIMフリーは、すでにレッドオーシャン化しており、多数の端末があります。コスパや価格、デザインの好み、機能が多いなど、より自分に合う機種を選べる時代になってきていると思います。
そんな中、REIの魅力として、ミッドレンジクラスでは非常に美しい筐体だと思いますし、多くの方がこの筐体に惹かれるのではないでしょうか。個人的には、FREETEL UIが使いやすそうで気になっています。あとは、指紋認証に付加価値を求める方などにもオススメかもしれませんね!
個人的にも、非常に気になる機種なのでレビューしたいと思っています。