今回はiOSのアップデートの話をしよう。すべての機種に関して記事にするのはめんどいので、iPhone6s / 6s Plus、7を代表例として話をしたいと思う。
iPhone 6s / 6s Plus発売当時はiOS9が搭載。2021年9月現在iOS15が発表&対応する。ここまで対応したappleしゅごい。神か。
ちなみにiOS15に対応したのは、iPhone 6s以降に発売されたもの。
iPhoneはハイスペだけど、その分、「お値段が高い」というのが通例?だったけけど、こんだけiOSのアップデート対応するなら高くてもいいよねって思う人もいるはず。
ただ、iPhone SEのような廉価版もあるので、一概に高いとはいえないけれど。
今回iOS15対応で筆者が所有している端末はiPhone 6s PlusとiPhone 7。
iPhone7はApple Payが利用できることから常に持ち歩いている端末で5年ほど使い続けている。iPhone 6s Plusはタンスの肥やし状態だ。
iPhone7を買った理由は「Apple Pay」に対応したから。当時128GBモデルを83,800円で買ったらしいが(よく買ったな俺)、ここまで長く使うとは思わなかった。大満足!
ここからはSIMフリーレビューサイトらしく(?)、同時期に発売されたAndnorid端末とアップデートに関して比較してみよう。
Andoroid端末とアップデートを比較
端末名 | 発売日 | バージョンアップ保証 | セキュリティパッチ | 発売時 OSバージョン |
最終 OSバージョン |
---|---|---|---|---|---|
iPhone 7 | 2016年9月16日 | 不明 | なし | 10 | 15 |
Google Pixel | 2016年10月20日 | 2018年10月 | 2019年10月 | 7.1 | 10.0 |
iPhone 6s | 2015年9月25日 | 不明 | なし | 9 | 15 |
Google nexus 6P | 2015年9月29日 | 2017年9月 | 2018年11月 | 6.0 | 8.1 |
GoogleによるAndroid端末はOSアップデートが2年保証で約2、3バージョンアップ、セキュリティパッチが3年保証。それに比べ、iOSは最長6年で約5バージョンアップもサポートしている。
Appleの場合、セキュリティパッチのみでの配信はなく、iOSのアップデートと共にセキュリティもアップデートされる形式。
Andoroid端末はメジャーアップデートよりもセキュリティパッチが気になる。まあ、Google純正(Pixel)だと3年保証されるのでまだマシだが、そもそも「売りっぱなし」で全くアップデートしないメーカーもあり、驚かされる。
▲moto g8 Lite Powerというエントリークラスのスマホ。問題ありません!じゃないやろ…
一例を上げると、モトローラのmoto g8 Lite Powerという機種は2020年9月4日発売。2021年9月現在、この機種の最新セキュリティパッチは2020年8月5日…。
時がすでに止まっている…。
はじめからアップデートする気がなく、売りっぱなしということだ。こういうことをするメーカーは本当におすすめできない。
ちなみにこの機種、1回はメジャーアップデートがあったが今後はメジャーアップデートもされないことが決定している…。
またモトローラーだけでなく、他のメーカーでも売れていない端末はアップデートしないようなものを多々見かけるので本当に注意したい。
それに反してAppleではアップデートがしっかりしている。iOS15が6年前のiPhone 6sを対象に含めたのは本当にサプライズ。iPhone 6s PlusとiPhone 7でiOS15の動作確認したところ、動作感もよく素晴らしいとしか言いようがない(一部の新機能は利用できないが)。
iPhoneにはセキュリティ パッチという概念はなく、iOSのアップデートのみなのでiOSのアップデート対応が重要になる。
ハード面での劣化は否めないが、ソフト面でカバーがすごく上手い
年々、カメラ性能などの「ハード面」はすごく向上するがここ最近は若干停滞気味か。それでも向上しているのは間違いなく、同じiPhoneを長期間利用しているとハード面で古さが目立ってくる。特にカメラ。そういった意味ではiOSがいくらアップデート対象となってもハード面が追いついていかないのは否めない。
しかし、カメラ以外はiOSのソフト面でしっかり最適化されているためか、あまり衰えを感じず、長期間利用できるのがすごいところ。
Andorid端末の場合、ここ数年でメモリが2GB→6GBになり、現状ミットレンジスマホで4GBが標準。その4GBでもリソース不足になる時がある。
それらに比べてiPhoneは搭載しているメモリは少なめ。iPhone 13とiPhone 13 miniで(公表はされてないが)4GBとなっている。
iOSではメモリ搭載量が少なくてもメモリ不足だと感じる場面はない(少ない)のではないだろうか。
そもそもAppleはメモリ搭載量を公表していないのは、メモリ容量で端末を選ぶ必要がないぐらいメモリ管理をしっかりしている自信の表れかもしれない。個人的にもAndoridと比べるとかなり優秀だと思う。
利用し始めてから5年経つiPhone 7は少し動作が遅い(重い)と感じる時があっても、同じ時期のAndroid端末よりも断然軽快に動くし、iOS、アプリの開発言語での厳格化、メモリ管理(ARC)など、Andoridと同じアプリやゲームを利用していても快適さはiOSの方が断然上なのがすごいところ。
買い替え寿命は、iOSアップデートで伸びる!
スマホは2年ぐらいで買い換えるのが理想と考えているが平均4年ほど使っている人が多い印象。
iPhoneに限っては今回見てきた通り(ハード面では古いが、ソフト面が最新のため)端末寿命は長い。
それでも4年ぐらいで買い換える人が多のかなという印象(バッテリーが持たないという理由が多い気がする)。
知り合いがiPhone 6をまだ使ってた…。これはよく使ってるな…と思ったが、(ガジェットオタクじゃなく)一般人はこんなもんだよね…。
筆者のiPhone 7もすでに5年目。もう1年は余裕で使えるので6年は使う予定だ。
ハード面では古くなる一方だがiOSのサポートが長期間なため、まだまだ使えるという状態。
ここまでしっかりとソフト面でのサポートがあり、セキュリティ面でも安心できると思うと「高い」という概念は払拭されそうだ。
「iPhone買っておけば大丈夫」と思わせるブランディングがかなりうまいと思うし、そう思わせるだけのパフォーマンスをiOSは持っている。
リセールバリューも高く、サポート、端末寿命などトータルでみると安い買い物となるという見方ができそうだ。
特に安価なiPhone SEシリーズなどは「コスパ最高!」と思わせてくれる。
サポートがまるっきり駄目、端末アップデートもそれなりにしかしないAndorid端末のメーカーも多く、それらの端末を買うぐらいならば個人的にはiPhoneがおすすめだ。
(と書いときながら、私はAndroid派である…要はAndroidメーカー、しっかりアップデートしてくれよ!ってこと)
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