
MATECHから発売されている充電器「SoniCube 67W」を購入したので、メリット・デメリット、実際に使ってみて感じた感想、どんな人におすすめかなどをレビューしていきたいと思います!
SoniCube 67Wの特徴は公式で「Apple独自の急速充電技術 AVS(Adjustable Voltage Supply) に対応」と記載されており、正式にAVSに対応している充電器です。
MATECH SoniCube 67Wのパッケージ、内容物


充電器本体以外は冊子のみ。ケーブルは付属しません。
MATECH SoniCube 67Wの筐体をチェック

ブラックを購入しましたが、高級感や質感が高いというよりも全体を黒で統一している(文字も全てブラック)おかげでデザイン性の高さが伺えます。

ただ、文字も全てブラックなのでかなり見難いという難点が…。また、筐体のプラスティックがすぐに擦り傷ができそうな印象ですぐに擦り傷だらけになりそうな印象を受けました。


絶縁プラグではありません。
重さ、サイズ

MATECH SoniCube 67Wのサイズは約52 × 38 × 30mm、重量は約90g(メーカー公表約88g)です。
同条件のものと比較してみると ↓
| 名称 | 重量 | サイズ |
|---|---|---|
| MATECH SoniCube 67W | 約88g | 約52 × 38 × 30mm |
| CIO NovaPort DUOⅡ 65W | 約104g | 約50 × 40 × 29 mm |
| Belkin CubicCharger 67W | 約112g | 約50 × 42 × 38 mm |
| バッファロー USB PD充電器 65W BSACPD6500C2 / BSACPD6505C2シリーズ | 約120g | 約53 × 41 × 38 mm |
| エレコム USB Power Delivery 65W キューブAC充電器(C×2) EC-AC4365BK | 約106g | 約52 × 40.5 × 38 mm |
最軽量なのはMATECH SoniCube 67W。圧倒的に軽いです。重量を重視する人にはベストバイと言えるでしょう。
MATECH SoniCube 67Wの対応プロコトルを確認

MATECH SoniCube 67Wは2ポートあり、67W /45Wと記載があるポートの対応プロコトルは下記の通り。
略称や独自規格を確認
- BC1.2(Battery Charging Specification)
- PE1.0 / 2.0(PumpExpress)
- FCP(Fast Charger Protocol):Huawei独自規格
- SCP(Super Charge Protocol):Huawei独自規格
- AFC(Adaptive Fast Charging):Samsung独自規格
- VOOC:OPPO独自規格
- SVOOC(Super VOOC):OPPO独自規格
- UFCS(Universal Fast Charging Specification):中国メーカー主体で共同開発した急速充電規格
国内で利用するにはOPPO独自規格以外は問題ないと言えるでしょう。
またAVSに対応している点に注目です。AVSの対応がメーカー公表されており、正式に対応しています。
ただ、メーカーが対応していることを公表していなくてもAVSに対応している65W級充電器があります。

一番上のポートには「45W/67W」と記載があります。こちらのポートのPDやPPS、AVSの内容は下記の通り。
- PD:5.0V⎓3.00A / 9.0V⎓3.00A / 12.0V⎓3.00A / 15.0V⎓3.00A / 20.0V⎓3.35A
- PPS:5.0V-11.0V⎓5.00A
- AVS:9.0V-15.0V⎓3.00A / 15.0V-20.0V⎓3.35A
ちなみにパッケージや本体に記載されているPPSは5.0V-11.0V⎓5.00Aではなく、5.0V-11.0V⎓4.05Aでした。

基本的に「45W/67W」と記載されているポートの方は全く問題ないというか、AVSにも対応しており現状では文句なしといったところでしょうか。
次に下側の「12W」と記載されているポートの方も見ていきましょう。

- PD
- Apple 2.4A
- BC1.2
12W表示のポートは対応プロコトルがかなり貧弱でPPSにも対応していません。2ポートの意味あるのか…

12W表示のポートは表記通り12Wまでしかでなく、PDの対応範囲は5.0V ⎓ 2.4Aのみ…
これを見て思ったのが、この充電器、APPLE製品向け用に作られているのかなと。
12W記載のポートはapple 2.4Aに対応しているので、apple 2.4A対応のapple製品との相性は良さそうですね。
デメリットとしては、基本的に2ポートある65W(67W)の充電器は最大45W+20Wの組み合わせのことが多く、MATECH SoniCube 67Wでは45W+12Wと仕様が劣ります。
さらにさらにMATECH SoniCube 67Wでは最大出力がポート固定となっており、2ポート利用時に自動振り分けとなっていません。これは少し使い勝手が悪いと言えそうです。
正直、この仕様で2ポートが必要か、もしくは1ポートにしてもっと軽くした方が良かったのでは?と思う人で分かれそうな印象が強いです。
個人的にこの仕様なら1ポートでもいいかな…と感じました。1ポートでも良いかなと思うかたはUGREEN Nexode Air 65Wがおすすめです。
MATECH SoniCube 67Wの各ポートの出力組み合わせ
MATECH SoniCube 67WはType-Cが2ポートの充電器。
ポートの組み合わせは下記の通り。
| 状態 | 使用ポート | C1 | C2 | Total |
|---|---|---|---|---|
| 1ポート 充電時 | C1 | 67W | 67W | |
| C2 | 67W | 67W | ||
| 2ポート 充電時 | C1+C2 | 45W | 12W | 57W |
※ C1は上側のポート、C2は下側のポート
2ポート利用すると下側のポートが最大12Wまでとなっています。65W級の充電器で2ポートのものは
- CIO NovaPort DUOⅡ 65W:2ポート合計65W
- belkin BoostCharge Pro
- Belkin CubicCharger 67W:45W+20W
- バッファロー USB PD充電器 65W BSACPD6500C2 / BSACPD6505C2シリーズ:45W+20W
- エレコム USB Power Delivery 65W キューブAC充電器(C×2) EC-AC4365BK:45W+20W
と45W+20Wが水準的なワット数となっています。
なので、MATECH SoniCube 67Wの45W+12Wの仕様は上記のものよりも劣るということになります。正直、65W級の充電器で2ポート使用時に57Wまでとは残念過ぎる..。
iPhone17で充電を検証してみた

iPhone 17は最大40Wとなっている模様です。
アップル公式では
20分で最大50%充電(別売りの40Wアダプタまたはそれ以上のアダプタとUSB-C充電ケーブルを組み合わせて使用)
30分で最大50%充電(別売りの30Wアダプタまたはそれ以上のアダプタと別売りのMagSafe充電器を組み合わせて使用)
と記載されています。
またiPhone17シリーズはapple AVSでの充電が可能との噂が広まりましたが、実際にはAVSでの充電ではないとの情報もあり、情報が錯綜している模様です。このあたりも実際にどうなのか確認してみたいと思います。
ちなみにMATECHではiPhone17シリーズでAVS対応、それによって20分で50%の充電回復と公表しています。
10分の充電でiPhone 17はどれぐらい充電が回復するのか?
iPhone 17のバッテリーが1%の状態で10分充電した時の電圧電流ワット数の変化は下の画像の通り ↓


10分の充電で1% → 29%回復しています。10分でこれだけ回復すればかなり使い勝手が良いと言えるでしょう。
充電開始から7分ぐらいまでは約27W、その後10分経過まで徐々にワット数は下がり22Wあたりとなっています。ちなみにPDでトリガーされており、AVSでトリガーされることは一度もありませんでした。
20分充電した時の電圧電流ワット数の変化は下の画像の通り ↓


20分経過したところでは49%の回復となっています。これはApple公式でも公言されている通りの結果に。
30分充電した時の電圧電流ワット数の変化は下の画像の通り ↓


30分の充電では68%回復。80%まで14分とも表示されています。
iPhone 17をフル充電まで約1時間30分程度

iPhone 17で1%の状態からフル充電までは1時間30分でした。この充電期間はPDでトリガーされています。
充電開始からすぐに、瞬間的に34Wを記録し、5分後ぐらいまでは約27W前後で推移していました。その後徐々にワット数は下がって30分後までは17~20Wのレンジ、そこからまた下がり40分ぐらいからは7W、1時間後からは緩やかに更に下がっています。
充電結果としては標準的と言えるでしょう。iPhone 17の充電では他のサードパーティ製の充電器でもフル充電までの時間がほぼ変わりません。AVSに対応していなくても結果は変わりませんでした。
AVS対応のMATECH SoniCube 67WでもPDでトリガーされており、AVSでの充電にはならなかったこともあり、結果としては他のサードパーティ製の充電器と同じと言えるでしょう。
となると、AVSには対応していても使えなければ意味がないため、iPhone 17の充電はわざわざAVS対応のものを買う必要がない結果と言えます。
MATECH SoniCube 67Wまとめ

まず、要注意なのは「12W」表記のポート。こちらのポートは単ポート利用でも最大12W出力。さらに、2ポート利用時は45W+12Wで「最大57W」です。
通常65W級の充電器で2ポートのものは45W+20Wの振り分けになることが多いため、仕様上、それらの充電器よりも劣ることになります。
また、2ポートの出力が各ポートで固定されているので、優先的に67W/45Wのポートを使う訳ですが、この表記が見にくい…のも難点の一つだと感じました。
また、最大のストロングポイントでもあるAVS対応ですが、iPhone 17での充電では全く無意味でAVSに対応していない65W級の充電器と充電速度は変わりません。それもそのはず、MATECH SoniCube 67Wでの充電はPDでトリガーされているので、PD対応充電器であれば充電速度は変わらないという訳です。
となると、MATECH SoniCube 67Wを購入するメリットが…と思った方も多いでしょう。確かにスペック上は他の充電器より2ポート利用時が12Wと劣るのですが、軽量で小さめな筐体は非常に魅力的です。
約88gなのでめちゃくちゃ軽く、持ち運び用として最軽量レベル。
MATECH SoniCube 67Wを購入する理由はこれだけです。最軽量を目剤ている方にはかなり優位な充電器です。逆にそれ以外の人は購入する必要がない(他製品を買ったほうが良い)と思うぐらいです。
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