SIMフリー遊び

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【導入・対応バンド編】5インチのミッドレンジSIMフリー格安スマホを比較!特徴やメリット・デメリットを確認しよう!

      2016/06/05

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最近、ミッドレンジのSIMフリースマホがかなり増えてきて、どれが自分に合っているか見分けるのもなかなか困難な状況になってきましたね…

機種が増えすぎたことで、どのスマホのどの点がよいかなど、私も覚えられなくなってきました(笑)。正直、1年前には本当に選べる機種が少な状況だったのが嘘かのように思えます。

そこで今回は、5インチのミッドレンジクラス、価格帯としては一番売れ筋であろう2〜3万円台を中心に各SIMフリースマホを比較して、長所(メリット)・短所(デメリット)などをまとめていきたいと思います。

  • SIMフリーなんだから、ドコモだけでなく、auなどでも使いたい!
  • なるべく電池持ちがよいスマホがいい
  • 写真が綺麗に撮れる
  • 動作感がよいもの
  • 防水・防塵があるもの
  • 機能が充実
  • USBホスト機能やSDカードを重視

など、人によってポイントはバラバラだと思います。今回はなるべく重要視するポイントをまとめています。

ミッドレンジ、2〜3万円台のSIMフリースマホがかなり多くなったおかげで、選択肢が増え、それぞれの得意・不得意(特徴)がより明確になってきていると思います。また、どのスマホでも、不得意分野があるのものです。

なるべく検討している端末の得意分野が自分の用途とマッチしているか見極めて、自分に最適な機種を選んでみてくださいね!

シリーズの目次 ↓

比較するSIMフリースマホは?

今回、比較するSIMフリーは下記の通りです(全て所有しており、実際に使っている機種です)。

  • 富士通 arrows M02 (RM02)
  • ASUS ZenFone 2 Laser
  • Huawei P8 Lite
  • Acer Liquid Z530
  • ZTE Blade V6
  • ZTE gooのスマホ g03 (Blade S6)
  • ZTE gooのスマホ g02 (Blade S6 Lite)
  • FREETEL SAMURAI 雅 (MIYABI)
  • FREETEL Priori 3S LTE
  • HTC Desire 626
  • Motorola Moto G 3rd(3世代)

ZenFone 5やBlade Vec 4Gなど、現在では古くなった機種は省いています。また、VAIO Phoneなどのミッドレンジでありながら、高価格のものも省いています。

更に、LG G3 beatのように、家電量販店で購入できるものでありながらSIMフリーではない(SIMロックが掛かっており、KDDI網(au系)では使えません。ドコモのMVNOでは使えない)ものは含めません。

Huawei Y6やi-dio Phoneなど、私が購入していないものは記載していません…。(購入すれば追加しますが、今のところ、購入予定はありません…)

まずは、繋がりやすさの基準として、対応バンド(周波数)を確認しましょう。

対応バンドとVoLTE

基本的に一般人がスマホの周波数などを気にすることはないと思われますが、SIMフリースマホを購入する上で、非常に重要な項目です。

しかし、対応バンドは各メーカーで対応もそれぞれ異なります。なので、自分が使っているキャリアや格安SIMと、端末の対応バンドが最適なのか確認することが必須です。

ここ最近のSIMフリーは、国内向け、とりわけMVNOが流行っている関係もあってか、MVNOの主流であるドコモ網の周波数(バンド)に対応しているものが多くなっています。

各キャリアの周波数は?

まずは、国内の各事業者の周波数帯(LTEのみ)を見てみましょう ↓

  • ドコモ → B1/B3/B19/B21/B28
  • au → B1/B11/B18/B26/B28/B41(WiMAX 2+)
  • ソフトバンク(Y!mobile) → B1/B3/B8/B28/B41(AXGP)

※ B1などのBはBandの略

ドコモの場合、B21は無くても困らないかもしれませんが、対応している端末の方がよいにはよいでしょう。ちなみに私は都心でB21を拾っていることがあります。状況にもよりますが、やはり周波数は多く対応している方がよいものです。

ドコモ網で使う最低ラインとして、LTEの対応バンドがB1/3/19に対応しているものを選ぶようにしましょう。また、今回は記載していませんが、3G(W-CDMA)はFOMAプラスエリア(B6/19)に対応してるものを選びましょう。

KDDI網(au)で使う場合、B1/18または26に対応しいる機種を選ぶようにしましょう。B18を内包しているので、B18かB26に対応していれば、問題ありません。ちなみにUQ mobileから発売されているG3 BeatはB1/B26の対応、B18非対応となります。

最近は、auの端末でもB11に対応していない端末を見かけます。なので、B1/18(26)に対応していれば、問題ないでしょう。あと、au系の格安SIMであっても、WiMAX2+のB41に対応していれば、WiMAX2+での通信も可能です。

ソフトバンクの場合、SIMの種類によってはIMEI制限でSIMとセットで買った端末以外では使えないことがあります。なので、注意が必要です。Y!mobileであれば、SIMフリーは問題なく使えるので、どちらかとうとY!mobileで使うのがオススメです。B1/3/8に対応していれば、問題ないでしょう。

簡単に説明しましたが、これを踏まえて、各SIMフリースマホのLTE対応バンドを見ていきましょう。

SIMフリーの対応バンド

LTEの対応バンドをまとめてみました。
国内の周波数以外は、注意書きとして「※」のところに記載しています。キャリア網の項目には、ドコモ網=「d」、KDDI網=「au」、ソフトバンク網=「sb」と記載しています。

スマホで見ると、途中で見切れますが横にスクロール可能です。

名称 B1 B3 B8 B18 B19 B21 B26 B28 B41
キャリア網 d
au
sb
d
sb
sb au d d au d
au
sb
au
sb
arrows M02 (RM02) × × ×
ZenFone 2 Laser × × ×
P8 Lite × × × ×
Liquid Z530 × × × ×
Blade V6 × × × × ×
gooのスマホ g03 × × × × × ×
gooのスマホ g02 × × × × × ×
SAMURAI 雅(MIYABI) × × × × ×
FREETEL Priori 3S LTE × × × × ×
Desire 626 × × × ×
Motorola Moto G 3rd(3世代) × × × × ×

※1 ZenFone 2 Laserはその他にB5/B6に対応。
※2 P8 Liteはその他にB5/B7に対応。
※3 Priori 3S LTEはその他にB7に対応。
※4 Desire 626はその他にB5/7に対応。
※5 Moto G 3rdはその他にB7/40に対応。

基本的にB1/3/19に対応していれば、ドコモやドコモ網の格安SIMに対応した端末としてみなしてよいと思います。ここで注目したいのが、Liquid Z530で、B21に唯一対応している端末となっており、ドコモ網で使うには一番よい端末になっています。

arrows M02 (MR02)は、B18/26にも対応しており、技適的にもauやau(KDDI)網の格安SIMでも使うことができます。技適的にもと記載したには、理由があり、B1/18に対応している端末であっても、技適によってはau系が使えないものがあります。

詳しくはこちらに解説があります ↓

ZenFone 2 Laserは発売当初からKDDI網を使ったものはNG(対応バンドはOKだけど、技適がNG)でした。しかし、アップデートで「(JP)SUPPORT KDDI」と表示されたこともあり、使えるのかなと思い、サポートに確認してみると「使えるようになった」との回答を得られています。ただ、技適が問題なく、法的に違法ではないかは現段階では分かっておらず、グレーゾーンです(現在、確認しています)。

追記:
個人的に、総務省の技適を受けた端末を調べられるサイトで確認したところ、ZenFone 2 Laserは、LTEのBand1でPHS保護の技適を受けているようです。念のため、ASUSのサポートにも確認してみますが、問題なさそうですね(最終的に確認するまで、KDDI網での使用はお控えください)。

追記2:
ASUSから返答を頂いたのですが、全く要領を得ていない回答が返ってきており、再度質問しており時間がかかっております…すいません…。

追記3:
ASUSから返答を頂いたのですが、ZenFone 2 LaserでもBand1PHS保護での技適取得とのことです。KDDI網でも問題なく使えますね!

Moto G 3rdは、B19に対応していないため、ドコモ網で使うには適していません。B1/3/8には対応しているので、Y!mobileやソフトバンクで使うことができます。ただ、留意してほしいのは、ソフトバンクのSIMの一部にはIMEI制限というものがあり、SIMと紐付いている端末しか通信ができない措置をとっています。なので、ソフトバンクのSIMとSIMフリーの組み合わせで運用する場合は、使えるかよく事前に確かめてから購入するようにしてください(ソフトバンクのiPhoneのSIMの場合、使えるみたいですが、私の方で把握していないのでよく調べて下さい)。

VoLTE対応は、arrows M02だけ

2〜3万円の価格帯でVoLTEに対応しているのは、arrows M02 (RM02)のみとなります。少し値段が高いものであれば、シャープ製のSH-M02 (SH-RM02) も対応しています。

arrows M02のVoLTE対応での最大のメリットは、KDDI網でVoLTE(LTE網で通話)が使えることです。VoLTEに対応していないSIMフリーの場合、KDDI網で通話をするには3G網となり、SIMフリーではCDMA2000に対応していなければなりません。が、ほとんどのSIMフリーで、CDMA2000に対応しているものは殆ど見かけません (G3 Beatなど、UQ mobileから発売されていますが、SIMフリーと思いきやSIMロック端末でドコモ網・ソフトバンク網では使えません)。

arrows M02では、VoLTEに対応しているため、KDDI網であっても通話が使えます。もちろん、ドコモ網でもVoLTEが使えるので、通話品質の向上が見込めます。

3Gの対応バンドでの注意は?

VoLTE対応端末以外は、通話は3Gとなります(CSフォールバックと呼ばれる仕組み)。なので、3Gの対応バンドも非常に注意が必要です。

が、今回取り上げた端末では、ほとんどがドコモのFOMAプラスエリアに対応しています。ドコモ網で使うには問題ないでしょう。ただし、Moto G 3rdだけはFOMAプラスエリアに対応していないので注意してください。

今回取り上げたSIMフリーでは、KDDI網で3G(WCDMA2000)対応しているものはありません。なので、どの端末でも3G網でのデータ通信や通話が使えません。KDDI網で通話に対応しているのはVoLTE対応(LTE網を使って通話可能)の「arrows M02」だけとなります。

まとめ

国内で使う分には、対応バンドの多さやVoLTEが使えるarrows M02がオススメ。ドコモ網、au網、ソフトバンク網を気にすることなく、使うことができます(再三になりますが、ソフトバンクのSIMはIMEI制限で使えない場合があるので注意)。

また、VoLTEに対応している、しかもKDDI網のバンドに対応していることで、「KDDI網でVoLTEが使える = CDMA2000に対応していなくても通話が可能」なのが、一番の魅力かもしれません。2〜3万円の価格帯のミッドレンジSIMフリーとしては、一歩リードした存在だと思います。

また、キャリア端末では強制的にVoLTEになってしまうのが殆どですが、arrows M02では、VoLTEのON/OFFを切り替える事ができます。これも良いですね! (私の家では、ドコモ網の場合、VoLTE(LTE網)にしていると電話が途中で途切れるのですが、3G網だと途切れずに電話ができるので、ON/OFF選べるのは非常に役に立っています。)

と言うことで、国内での利用の場合は、arrows M02が最もオススメです。

その他にもオススメしたいものはあります。
ドコモ網に最適化されているSIMフリーとしては、Liquid Z530がオススメです。B21に対応しており、ドコモのクワッドバンド(B1/3/19/21)対応となります。

また、ZenFone 2 Laserは、KDDI網で音声通話は使えませんが、データ通信は可能です。ドコモ・ソフトバンク網に加え、KDDI網はデータ通信のみ可能とそれなりに対応バンドはよいですね!

LTE対応バンドは、いざデータ通信したい時に電波が入らない事態にならないためにも、基本的に自分の使う回線網にあったものを選びましょう!

この記事は、シリーズとして展開していきます。
次回は、「動作感・ベンチマーク編」です。

シリーズの目次 ↓

 - 端末の検討