
今回は、Nothingから発売さてている「Phone (3a)」のカメラ評価レビューをしていきた いと思います。

SIMフリー遊びの管理人です。X(旧:Twitter)でも情報を発信しているので、こちらもフォローしてもらえると嬉しいです!
端末レビュー記事も沢山書いているので、参考にしてみてください(時間がなくて書ききれていないものが多数…)。
この記事ではカメラの写真に関してのみ記載していますが、別記事でカメラアプリの使い勝手などを紹介する予定です。
Phone (3a) は販路が狭く、割引やセール対象になることはほとんどありません。なので、次に紹介するところで購入するのがおすすめです。
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Phone (3a)のカメラスペック詳細
カメラスペックは下記の通り。
- 画素数:5,000万
- F値:1.88
- 光学式手ブレ補正 & 電子式手ぶれ補正
- イメージセンサー:NothingとSamsung Electronicsの共同開発
- センサーサイズ:1/1.57インチ
イメージセンサーはNothingとSamsung Electronicsの共同開発したものを採用。センサーサイズは1/1.57インチと大型です。
- 画素数:800万
- F値:2.2
- センサーサイズ:1/4インチ
- 視野角120°
- 画素数:5,000万
- F値:2.2
- 焦点距離:50mm
- 電子式手ぶれ補正
- センサーサイズ:1/2.75インチ
- 光学2倍、センサー内4倍 / ウルトラズーム30倍
Phone (3a) のカメラで最大の特徴が2倍望遠レンズを搭載している点。ミドルレンジ帯では望遠レンズを搭載しているカメラはほぼないため、これがメリットとなります。
ただ、注意したいのは望遠は焦点距離が50mm(2倍望遠)となっている点。光学2倍ズーム、光学4倍相当のズームとなっており、4倍以上はデジタルズームとなります。
なのでズームでも画質の劣化が少ないのは4倍までということになります。
- 画素数:3200万
- F値:F2.2
- 1/3.44インチ
| 名称 | 広角カメラ | 超広角カメラ | マクロ/深度カメラ | 望遠カメラ | インカメラ | 発売日 | 定価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AQUOS sense10 | 5030万画素|F1.9|1/1.55インチ|焦点距離23mm|OIS&EIS | 5030万画素|F2.2|1/2.5インチ|視野角120°|焦点距離13mm|EIS | なし | なし | 3200万画素|F2.2|広角80°|焦点距離25mm|電子式手ブレ補正 | 2025年11月13日 | 6万2700円~ |
| Xperia 10 VII | 5000万画素|F1.9|1/1.56インチー|Soniy IMX766 | 1300万画素|F2.4|1/3センサー | なし | なし | 800万画素|F2.0 | 2025年10月9日 | 7万4800円 |
| Nothing CMF Phone 2 Pro | 5000万画素|F1.88|1/1.57インチ | 800万画素|1/4インチ|画角119.5° | なし | 5000万画素|F2.88|1/2.88インチ |2倍光学ズーム/20倍デジタルズーム | 1600万画素|1/3インチ | 2025年7月24日 | 4万2800円~ |
| motorola moto g66j 5G | 5000万画素|F1.8|1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | 800万画素|F2.2 | なし | なし | 3200万画素 |F2.2 | 2025年7月10日 | 3万4800円 |
| Xiaomi POCO F7 ※ | 5000万画素|26mm|F1.5|OIS|1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | 800万画素|OV08F | なし | なし | 2000万画素|F2.2|OV20B | 2025年7月8日 | 5万4980円~ |
| OPPO Reno13 A | 5000万画素|F1.8|OIS|1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | 800万画素|F2.2|画角112° | 200万画素|F2.4 | なし | 3200万画素|F2.2 | 2025年6月26日 | 4万8800円 |
| Galaxy A36 5G | 5000万画素|F1.8|OIS | 800万画素 |F2.2 | 500万画素|F2.4 | なし | 1200万画素|F2.2 | 2025年6月26日 | 5万490円 |
| Nothing Phone (3a) | 5000万画素|F1.88|OIS&EIS|1/1.57インチ | 800万画素|F2.2|1/4インチ| Sony IMX355|視野角120° | 5000万画素|F2.0|1/2.75インチ|EIS|光学2倍 / センサー内4倍 / ウルトラズーム30倍 | 3200万画素|F2.2|1/3.44インチ | 2025年4月15日 | 5万4800円~ | |
| Xiaomi POCO M7 Pro 5G | 5000万画素|F1.5|OIS |1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | なし | 被写界深|200万画素|F2.4 | なし | 2000万画素|F2.2 | 2025年4月3日 | 3万2980円 |
| Xiomi Redmi Note 14 Pro 5G | 2億画素|1/1.4インチ|F1.65|OIS | 800万画素|F2.2 | 200万画素|F2.4 | なし | 2000万画素|F2.2 | 2025年3月22日 | 4万5980円~ |
※ POCO F7はSoC性能が準ハイエンド相当のスマホですが価格がミドルレンジ帯なので、こちらにも記載しています。
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カメラの作例
※HDRオートをON/OFFの切り替えが可能ですが、今回はONの状態(デフォルト)のままで撮影しています。
Nothing Phone (3a) のカメラで最大の特長となるのは、ミドルレンジでも望遠カメラを搭載している点。
Phone (3a) は筐体デザインで購入動機になる方も多いと思いますが、ミドルレンジなのに望遠レンズ搭載してるの?「ズームも綺麗に撮れそう!」と言った理由で、検討したいと思っている方も多いと思います。
なので、望遠がどうなのか?望遠レンズを搭載していない機種と比べてどうなのか?も比較していきたいと思います。
Phone (3a) は、4倍まで光学ズーム相当、それ以降はデジタルズームとなっています。望遠レンズは2倍相当(50mm)のものを積んでおり、2倍ズームは望遠レンズに切り替わります。4倍の時はこの望遠レンズでクロップズームし、光学ズーム相当となっている模様です。





























食べ物に関しては、そこそこ美味しそうに見える色合いです。すごく美味しそうというよりもメシマズな絵ではないというぐらいの印象ですが、悪くないと思います。
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広角カメラ(メインカメラ)の色味などの傾向は?
広角カメラ(メインカメラ)に関しては、正直、ミドルレンジとして申し分ない性能だと思います。解像感が良い印象です。
色味などに関しては、中華メーカーの派手さほどではないですが、そちら寄りな傾向だと感じました。




全体的に彩度が高めの中華メーカーの傾向に似た仕上がりです。


ナチュラル傾向のPixel 9aと比べてみました。Pixel 9aよりも明るく、彩度が強めです。美味しそうなのはPhone (3a) ですね。

食べ物などもそこそこ美味しそうに写る印象です。彩度が少し高めで派手さを感じます。
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2倍望遠レンズの実用性は?
では、Phone (3a) でミドルレンジの中で優位となる2倍望遠カメラを詳しく見ていきたいと思います。Phone (3a) の魅力は沢山ありますが、その中の一つとして2倍望遠カメラが搭載されていることでしょう。
ミドルレンジで望遠レンズを搭載している機種はほぼないため、望遠レンズがついている=望遠も綺麗に撮影できるという認識から、Phone (3a) を検討している方も多いと思います。
個人的にも望遠レンズにかなり期待はしていたものの、実際に使ってみると評価としては「う~ん…評価は難しい…実用性は限定的かな…」という印象を持ちました。
ではまず、実際に使って見て感じたことをまとめました。
- 2倍ズームは望遠レンズ搭載のため綺麗に撮影できる。しかし、望遠レンズ非搭載のミドルレンジ機種でも光学2倍相当のクロップズームでの撮影が可能で画質的にはそれほど変わらない印象。
- 望遠レンズは電子式手ブレ補正のみ搭載。他のミドルは光学式手ブレ補正を搭載したメインカメラでの2倍ズームなので手ブレという点では弱点になりうるかも。
- 4倍光学相当ズーム(公式では4倍センサー内ズームと記載)では望遠レンズを搭載していない他機種よりも画質は良くなる印象だが、かなりノイジーな画質になることが多い(期待している画質よりも悪い)
- 撮影条件、撮影対象物によっては望遠は使い物にならない
望遠カメラではかなり明るめな絵作りになる傾向



まず見てほしいのは、等倍(広角カメラ)と2倍ズーム(望遠カメラ)の明るさが違う点。2倍ズームはかなり明るく撮れています。
色味や彩度が違うというよりも2倍ズーム時はかなり明るい絵になる傾向があり、明るさによって色味や彩度が異なるように見えます(2倍ズームの写真の明るさだけ暗く編集すれば、等倍の写真と同じ色合いになります)。
傾向としては望遠カメラでは露出(明るさ)がオーバー気味になると言えそうです。
事例2
望遠カメラ(光学2倍ズーム)に切り替わると、色味や明るさがメインカメラ(広角カメラ)と異なることがあると前述しましたが、その事例を見ていきましょう。



等倍では色味、明るさ共に適正レベル。解像感も申し分なし。2倍ズームになると等倍の時と明るさが異なり、より明るい絵となり、その影響で色味も薄くなっています。
事例3



この写真の場合、2倍ズームで明るさ、彩度、色味などほぼ同じです。
4倍ズームでも明るさ、彩度、色味などほぼ同じです。
なので、広角カメラから望遠カメラに切り替わったときに明るさや色味、彩度などがほとんど同じような状態になりました。ただ、2倍ズームから4倍ズームで解像感が落ちたりざらつきた絵にはなります。
事例4



2倍ズーム時は等倍の時よりも明るくなって、彩度がかなり落ちた印象の絵になってしまいました。4倍ズーム時は2倍ズーム時よりもさらに彩度が落ちた印象です。
事例5



等倍から2倍ズームになると彩度、明るさ、色味が異なる結果に。撮影条件にもよるけれど望遠カメラになった途端、絵作りが安定しない(明るさだけが変わる時もあれば、彩度や色味が変わる時もある)印象が強く残りました。
事例6



超広角と広角(メインカメラ)では、色味や明るさ、彩度はほとんど同じで気になることはありません。
2倍ズームになるとより明るくなる傾向で色味も異なる結果に…。
望遠カメラの写真は画質が少し荒くなる傾向



上記は上手く撮れた例です。等倍、2倍、4倍ともに綺麗に仕上がっていると思います。
ただ、広角カメラから望遠カメラに切り替わると、画質が少しノイズっぽさや粗さを感じる印象になっています。また、2倍は光学ズームですが、4倍は光学相当ズームとなるため、画質が2倍ズーム時と比べ劣ります。
望遠カメラはEIS(電子式手ブレ補正)のみ搭載
そこそこ明るい環境でも手ブレしたような写真になりがちで、しっかりと構えないと駄目だな…と感じました。
このあたりはEIS(電子式手ブレ補正)は搭載されていますが、OIS(光学式手ブレ補正)が搭載されていないことも一つの要因だと思います。

明るい環境でいつもPixel 9 Pro(EIS & OIS搭載)で撮影しているのと同じように撮影していて、手ブレしている画像がいくつも…上の写真では鳥は動きがあるので相当ブレていますが、周りもそこそこブレてますね…

手ブレを抑えて綺麗にとれたとしても、(シャープネスが強いような)ノイズ感を感じる絵に仕上がってきます。
望遠カメラで動物などの撮影は向かない…


少し暗い環境で4倍光学相当ズームで動物を撮影したところ、画質がかなり悪いね…。
上の写真ではノイズっぽいだけではなく、毛並みも潰れてしまっている印象。また、動いている被写体の撮影では、なおさらそういった写真になりがちです。
少しでも暗い環境(ISO感度が上がる場面)や被写体が人や動物などの場合、望遠カメラは実用性に乏しい印象が強く残りました。
Phone (3a) は2倍望遠レンズを搭載しているため、2倍ズームから望遠カメラとなります。望遠カメラが搭載されていない機種の場合、2倍ズーム時は2倍光学相当ズームとなりますが、筆者が比較確認したところ、そこまで解像感に違いがありません。
となると、Phone (3a) の望遠レンズが他機種と比較して最大限に活かせるのは3~4倍程度の時となります。ただ、有機物を撮影した時はこのレンジでのズームでも実用性はあまりないかな…と感じました。


4倍ズーム(光学相当)では画質の劣化を感じるし、ノイズ感があってあまり積極的に使いたいとは感じません。
被写体が有機物の場合で、4倍光学相当ズームでもそこそこ使える画像に仕上がることもあるが、実用性は低いかも…


撮影条件や被写体の動きが少ない時など、条件はかなり厳しい印象がありますが、それなりに使える写真に仕上がる時もあります。
まあ、ぶっちゃけ、筆者が試してきた経験上は良い写真に仕上がることは2割ぐらいかな…というぐらい低確率なので、積極的に使いたいとは全く感じませんでした…。そこそこ望遠カメラに期待していたので、少し残念な結果です。
超広角~30倍ズームの作例。実用性があるズーム倍率は?解像感を確認!
事例その1

超広角は800万画素なので、ミドルレンジとは言え画質はかなり控えめ。晴天時の超広角はそこそこ良く写りますが、それでもやはり周辺はボヤケた印象で、使いもにならないとまでは言いませんが、積極的に使いたいとは思わないかな…。
超広角カメラを多用する方はミドルレンジでも超広角の画素数が高い機種を使いましょう。

広角(メインカメラ)はかなり解像感が高いですね。コントラストも高めで、多少なり中華メーカーの絵作り感はありますが、

2倍の時は望遠レンズに切り替わり、光学2倍での撮影です。晴天時の撮影では解像感も良く、綺麗に撮影できていると思います。

4倍は望遠レンズでクロップズームし光学4倍相当となり、デジタルズームではありません。ただ、光学相当なので画質が劣ってきています。
あと気になるのはざらつき感がある絵になります。2倍ズームの時から少しざらつき感がある絵に仕上がりますが、4倍ズームになると目立ってくる?印象ですね。
しかし、4倍ズームでも望遠カメラを搭載していないミドルレンジの機種と比べるとやはり解像感は良いです。

ズームが4.1倍からはデジタルズームになるため、ここから画質が一気に落ちていきます。

ズーム5倍よりも解像感がなく、絵がのっぺりとした印象になってきました。

6倍時と同じ印象です。照度などの撮影条件によって異なるとは思いますが、6~8倍当たりが実用レベルの限界値かなと思います。

全体的にボヤけた感じに。スマホで見る分にはそこまで分からないかもしれませんが大画面で見るとかなりボヤケてきています。

Phone (3a) のズームはデジタルズーム30倍まで。全く実用レベルではないですが、メモ程度としては活躍しそうです。
見てきた通り、実用性があるのは4倍ズームまでと言えそうですかね?
その2
今回は遠方まで写る風景写真で見ていきましょう。


特にコメントすることがないぐらい、等倍も2倍ズームも非常に良い写りです。 解像感は全く問題ありません。




4倍ズームはミドルレンジ(ミドルハイレンジ)のAQUOS sense10、Pixel 9a、arrows Alphaと比較してみます。
AQUOS sense10、Pixel 9a、arrows Alphaと比較してみても、Phone (3a) は明らかに解像感が良いです(等倍表示で確認してみてください。スマホでは分からないかも…PCなどの大きな画面で確認してみてください)。
Phone (3a) は2倍望遠レンズを搭載しているので4倍光学相当ズームとなります。デジタルズームとなる他機種と比べて明らかに解像感があり、望遠レンズを搭載しているメリットを感じれました。
ノイズ感もそれほど感じない絵になっていますが、傾向としてはやはり無機物の撮影でもノイズっぽい傾向になります。
その他、作例


















まとめ
総じて言えるのは等倍(メインカメラ)から2倍以上のズーム(望遠カメラ)では、ズーム時により明るい絵作りになる傾向が強く、後は撮影条件によって彩度が落ちたり、色味が変わったりするといったところでしょうか…。なかなか安定していない印象ですね…。
まとめてみると、
- 超広角から広角カメラ(メインカメラ)は、色変化などはなしで自然な印象
- 2倍ズームから望遠カメラになる(2倍ズームはメインカメラのクロップズームではない)
- 広角カメラと比べ望遠カメラでは、より明るい絵作りになる傾向。色味、彩度は違ってくる印象(ならない時もある)
といったところでしょうか。
正直なところ、望遠カメラに切り替わった時の明るさ、色味、彩度などの安定感がないことがかなり気になりました。明るくなりすぎたり、彩度が落ちたり落ちなかったり、全く変わらなかったりと出てくる写真に安定感がないと言うか…あれ?ッと思うような感じになる時もあるので、正直、期待値以下かな…というのが本音です。
とは言え、ミドルレンジ機種で2倍ズーム時は殆どの機種が2倍光学相当のズームとなりますが、Phone (3a)は光学ズームになります。2倍ズームではあまり画質の違いが出にくいですが、4倍ズームになるとPhone (3a) は光学相当のズームに対し、望遠カメラ非搭載のミドルレンジ機種では4倍デジタルズームになり、解像感に大きな違いがでてきます。
その点ではメリットと言えるので、望遠レンズを搭載している意味はあるとは感じました。
低照度での撮影
夜景モードの場合、個人的に許容範囲かなと感じるのは2倍まで。3倍になると絵がのっぺりした感じになって、解像感も一気に下る印象です。
事例1 低照度での写真モードと夜景モードの比較


通常モードは実用レベル外でしたが、夜景モードになるとまだマシになりました。


広角・メインカメラの等倍での撮影は、通常モードでもナイトモードでも特に変わりない印象です。どちらもしっかりと解像していますね。これなら問題なく実用レベルだと思います。


望遠レンズを備えているPhone (3a) は、2倍光学ズームでかなり解像感がよい結果になりました。
ミドルレンジではほとんどの端末で望遠レンズがなく、2倍光学相当のズーム(クロップズーム)になり、夜景などの撮影では解像感が落ち、許容範囲な画像になるかならないかの瀬戸際ぐらいの画質になりがちです。
なので、解像感は圧倒的に望遠レンズを備えているPhone (3a)がメリットとなります。


4倍光学相当ズームは、光学相当ズームですが、通常モードではかなり解像感がない印象です。ナイトモードの方が解像感は上がりますが、それでも実用レベルかと言われると微妙なラインといったところでしょうか。


ナイトモードで8倍ズームだと、解像感というよりぼやけてしまっています。また、のっぺりとした塗り絵状態のようになってきます。こちらは実用レベルではないでしょう。




見てきた通り、ナイトモードでも通常モードでも個人的に使えるのはメインカメラの等倍、2倍光学ズーム撮影のみ。4倍光学相当ズームも許容範囲という人はいるとは思いますが、個人的に解像感が少し落ちすぎかなと思いました。
ここで明確にメリットと感じたのが、望遠レンズ搭載ということ。ミドルレンジでは殆どの機種で望遠レンズがなく、2倍ズームは光学相当ズーム(クロップズーム)になり、画質的には解像感が落ちる機種ばかり。
それに反して、Phone (3a) は2倍光学ズームなので、2倍ズーム時も解像感抜群。好条件の時は2倍光学相当ズーム(クロップズーム)との差は出にくい印象ですが、低照度の時は差がはっきりと分かります。
ナイトモードで夜景撮影、ズームの実用性はどれくらいか?


2倍ズームは夜景撮影としてはそこそこの解像感といったところでしょうか。正直、すごく良いとは感じませんが、悪くはないと思います。

個人的にはナイトモードで3倍ズームも実用性は低いかな…という印象でした。このあたりは人によって判断が分かれそうです。

ナイトモードは3.9倍までは適用できます。ただ、画質的に実用性はかなり乏しいです。

4倍ズームになるとナイトモードが適用できず、通常の写真モードでの撮影しかできません。

個人的には、望遠レンズ搭載だから、4倍ぐらいまでは実用性があればよかったけど…

望遠レンズ非搭載のミドルレンジだと2倍ズームも厳しいから、これはこれで良きだと思うよ!
ナイトモードでの撮影を比較してみた
今回は同じようなスペックのミドルレンジ機種であるAQUOS sense10と比較してみました。カメラスペックとしてはAQUOS sense10は望遠レンズを搭載しておらず、2倍ズームはクロップズームで光学相当ズーム、それ以降はデジタルズームとなる機種です。


細かく見てみると解像感はPhone (3a) の方が良い印象ですが、大まかに言えば大差なしというところでしょうか。色味の違いがありますが、一番大きな違いとしてはAQUOS sense10の方がより明るい絵作りとなっている模様です。


解像感という意味ではそこまで差はないですが、Phone (3a) が少しノイズっぽい感じに対して、AQUOS sense10はスムーズ処理をしたような印象の絵作りとなっています。
2つの例を見ていきましたが、総評価すると大差はなしといえそうです。ただ、明るく写るのはAQUOS sense10でした。細かく見るとどんぐりの背比べレベルですが、Phone (3a) の方がより解像している感はあります。でも大差はないでしょう。


差が明確にでるのは2倍ズーム時でした。やはり光学2倍ズームになるPhone (3a) の方がより解像感が高いです。AQUOS sense10は2倍光学相当ズームとなっていますが、ディティールが潰れてしまっているところが多々見受けられ、解像感がより悪くなっています。
好条件(明るい環境など)ではPhone (3a) とAQUOS sense10での2倍ズームは大差ない印象でしたが、悪条件(低照度)では明確に差が出ました。
低照度でのPhone (3a) は、2倍望遠レンズを搭載している恩恵をもろに受けられますね。

やはり2倍望遠レンズを搭載しているPhone (3a) 強いね!
その他、作例







超広角カメラの作例






超広角は800万画素なのであまり実用的ではないですが、好条件(晴天時など)の環境ではそこそこ解像感がありました。
Phone (3a) のカメラまとめ

Phone (3a) のカメラ画質についてまとめてみました。
- 広角カメラ(メインカメラ)での撮影は何を写しても問題なし!グルメ写真も良き!
- 低照度時の望遠カメラ2倍光学は解像感が他のミドルレンジより実用レベル!最大のメリットだと思う
- Nothing独自のフィルターなどがある
- 望遠カメラは条件によってかなり明るい絵になりがち
Phone (3a) のカメラで一番特徴となるのは2倍望遠レンズを搭載していることです。ミドルレンジ機種で望遠レンズを搭載している機種は2025年現在では少なく貴重な機種です。
そして、その2倍望遠レンズがあることで、ミドルレンジ機種で望遠レンズを搭載していない機種と比べて、望遠時の解像度はワンランク上という結果でした。望遠レンズ搭載している恩恵をしっかりと受けています。
超広角は800万画素なので、あまり使い物になる印象はないですが、望遠をよく使う方には良い選択肢となるでしょう。
色味は少し派手めな印象でナチュラルテイストではないですが、グルメや風景などオールラウンドな印象でした。
以上、Phone (3a) のカメラ・写真レビュー評価でした。
Phone (3a) は販路が狭く、割引やセール対象になることはほとんどありません。なので、次に紹介するところで購入するのがおすすめです。
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Nothing Phone (3a) のスペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Phone (3a) |
| 発売日 | 2025年4月15日 |
| 価格 | 8GB+128GB:5万4800円 12GB+256GB:5万9800円 |
| OS | Nothing OS 3.1(Android 15) |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 Cortex-A720(最大2.5GHz)x 1 Cortex-A720(最大2.4GHz)x 3 Cortex-A520(最大1.8GHz)x 4 |
| GPU | Qualcomm Adreno810 |
| 内蔵メモリ(RAM) | 8GB / 12GB |
| 内蔵ストレージ(ROM) | 128GB / 256GB UFS 2.2 8GB+128GB、12GB+256GBの組み合わせ |
| 外部メモリ | 非対応 |
| SIMカードスロット | nanoSIM x 2 |
| eSIM | ◯ |
| ディスプレイ | 6.77インチ フレキシブルAMOLED(有機EL) |
| 画面解像度 | 2392 × 1080 FHD+ 387PPI |
| 最大輝度 | 3000nit |
| リフレッシュレート | 最大120Hz(アダプティブ) |
| アウトカメラ(広角 / メイン) | 5,000万画素|F1.88|光学式手ブレ補正 & 電子式手ぶれ補正 | 1/1.57インチ |
| アウトカメラ(超広角) | 800万画素|F2.2|1/4インチ|視野角120° |
| アウトカメラ(望遠) | 5,000万画素|F2.0|電子式手ぶれ補正|1/2.75インチ|光学2倍/センサー内4倍/ウルトラズーム30倍 |
| アウトカメラ(マクロ / 深度) | 非搭載 |
| インカメラ | 3200万画素|F2.2 |1/3.44インチ |
| 対応周波数(5G) | n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 2 0 / 28 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 77 / 78 |
| 対応周波数(4G / LTE) | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 / 42 / 48 / 66 |
| 対応周波数(3G) | B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 |
| 対応周波数(2G / GSM) | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
| Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax Wi-Fi 6対応 |
| Bluetoothバージョン | 5.4 |
| Bluetoothオーディオコーデック | 公表なし |
| 位置情報 | GPS (L1) |GLONASS (G1) |BDS (B1I) |GALILEO (E1) |QZSS (L1) |
| USBポート | USB 2.0 Type-C(OTG対応) |
| センサー | 公表なし |
| サウンドシステム | ステレオスピーカー |
| イヤホンジャック | 非搭載 |
| 防塵・防水機能 | IP64 |
| カバーガラス | 非公表 |
| NFC | 対応 |
| FeliCa / おサイフケータイ | 対応(日本版限定) |
| 電池容量 | 5000mAh |
| 急速充電 | 50W|USB PD 3.0 PPS準拠|ワイヤレス非対応| リバースチャージ 7.5W |
| サイズ(W×H×D) | 77.5 × 163.52 × 8.35 mm |
| 重量 | 約201g |
| OSアップデート期間 | 3年間(最大Android 18まで) |
| セキュリティアップデート期間 | 6年間 |
| カラー | ブラック|ホワイト|ブルー(楽天モバイル限定) |
| 本体付属品 | Nothing ケーブル (USB-C / USB-C)100 cm|Phone (3a) スクリーンプロテクター (貼付済み)|SIMトレイ取り出しツール|安全に関する情報 |
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