Nothing「Phone (3a)」のディスプレイ周りをチェック・評価レビュー

今回はNothing（ナッシング）から発売されている「Phone (3a)」のディスプレイ周りの評価レビューしていきたいと思います。

このスマートフォンは筆者が購入して評価レビューをしています。メーカー等の貸出ではありません。

Phone (3a)のディスプレイスペック一覧、ミドルレンジとの比較

ディスプレイ周りのスペックは下記の通り。

ディスプレイは6.77インチとここ最近のトレンドとなっている大型なディスプレイです。ミドルレンジ帯のスマホですが、最大輝度が3000nitとかなり明るい仕様になっています。

名称	ディスプレイ（約）	解像度	PPI	リフレッシュレート（ 最大/ Hz）	最大輝度（nit）	カバーガラス	発売日	定価
AQUOS sense10	6.1インチ Pro IGZO OLED（有機EL）	2340 × 1080 FHD+		240	2000	公表なし	2025年11月13日	6万2700円～
Xperia 10 VII	6.1インチ 有機EL	FHD+		120	公表なし	Gorilla Glass Victus 2	2025年10月9日	7万4800円
CMF Phone 2 Pro	6.77インチ フレキシブル AMOLED（有機EL）	2392 × 1080 FHD+	387	120	3000	公表なし	2025年7月24日	4万2800円～
moto g66j 5G	6.7インチ LCD	2400 × 1080 FHD+	391	120	1000	Gorilla Glass 7i	2025年7月10日	3万4800円
POCO F7 ※	6.83インチ AMOLED（有機EL）	2772 × 1280 1.5K解像度	447	120	3200	Gorilla Glass 7i	2025年7月8日	5万4980円～
Reno13 A	6.7インチ AMOLED（有機EL）	2400 × 1080 FHD+	391	120	1200	Dragontrail STAR2	2025年6月26日	4万8800円
Galaxy A36 5G	6.5インチ Super AMOLED（有機EL）	2340 × 1080 FHD+	385	120	1200	Gorilla Glass Victus +	2025年6月26日	5万490円
Phone (3a)	6.77インチ フレキシブルAMOLED（有機EL）	2392 × 1080 FHD+	387	120	3000	公表なし	2025年4月15日	5万4800円～
POCO M7 Pro 5G	6.67インチ AMOLED（有機EL）	2400 × 1080 FHD+	394	120	2100	Gorilla Glass 5	2025年4月3日	3万2980円
Redmi Note 14 Pro 5G	6.67インチ CrystalRes AMOLED	2712 × 1220 1.5K解像度	446	120	3000	Gorilla Glass Victus 2	2025年3月22日	4万5980円～
POCO X7 Pro ※	6.67インチ CrystalRes AMOLED	2712 × 1220 1.5K解像度		120	3200	Gorilla Glass 7i	2025年2月12日	4万9980円～

※Xiaomi POCO F7、POCO X7 Proはミドルハイ～准ハイエンドレベル（価格がミドルレンジなのでこちらにも記載）

リフレッシュレートは最大120Hz

Phone (3a) のリフレッシュレートは最大120Hzとなっています。筆者が確認したところ、60Hz、90Hz、120Hzでの動作を確認しました。

リフレッシュレートの設定画面では、

• ダイナミック（自動切り替え）
• 高（120Hz）
• 標準（60Hz）

の3択となっています。他メーカーにあるようなアプリ毎での切り替えはできません。

アプリごとにリフレッシュレートを設定することはできない

最大輝度は3000nit。晴天時の野外でも見やすい

最大輝度は3000nitとなっており、直射日光が当たる野外では視認性が良い印象です。

上の画像では、Phone (3a) が圧倒的に見やすく、最大輝度が1000nitとなるmoto g66j 5Gが一番暗く感じます。1200nitのReno13 Aもやはり外で使うには暗い印象です。

ミドルレンジで3000nit前後の機種として、Nothing CMF Phone 2 Pro、Nothing Phone (3a)、Xiomi Redmi Note 14 Pro 5Gなどがあり、野外で利用することが多い方はこれらの機種の方が良いでしょう。

晴天時の野外では視認性が良い！

Nothing Phone (3a) のディスプレイ周り設定項目を確認

【設定】→【ディスプレイ】の設定項目は下記の通り。

表示サイズ、フォントサイズの変更、フォント選択

Phone (3a) の表示サイズとテキストは、Pixelシリーズと同じ設定画面ですね。フォントは7段階、表示サイズは4段階で変更可能です。

デフォルトフォントの項目では、フォントが2種類から選べます。

画面色の設定

カラーの設定は「鮮明」「標準」の2択となっています。また、色温度は温かい～冷たいの中で設定するのみとなっており、必要最低限レベルといったところでしょうか。

その他に色のコントラストの設定がありますが、こちらはPixelシリーズと同じ内容となっています。

その他、設定項目

その他には、HDRディスプレイ（HDRコンテンツ再生時のピーク輝度を上げる）、ステータスバーの表示項目のカスタマイズなどの項目がありました。

Phone (3a) のディスプレイ周りまとめ

Phone (3a) のディスプレイ周りをまとめてみました。

ディスプレイは2025年の初期発売モデルとしては非常に高レベルなものだと思います。

特に最大輝度が3000nitとなっているのはミドルレンジでもまだ数少ないです。実際に確認してみてもやはり見やすさは1200nit前後のミドルレンジ機種とは大違いでした。

ソフト面でのディスプレイ設定項目は良くも悪くもPixelシリーズ（素のAndoroid）と仕様があまり変わらない印象でした。個人的に特に不満はないのですが、ディスプレイの色味をもっと柔軟に変えたいという方は、設定項目でカスタマイズ性の高い機種（XiomaiやOPPOなど）をおすすめします。

以上、Nothing Phone (3a) のディスプレイ周りのレビュー評価でした。

Nothing Phone (3a) の記事一覧