
今回は、シャープから発売さてている「AQUOS sense10」のカメラ評価レビューをしていきたいと思います。

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端末レビュー記事も沢山書いているので、参考にしてみてください(時間がなくて書ききれていないものが多数…)。
この記事ではカメラの写真に関してのみ記載していますが、別記事でカメラアプリの使い勝手などを紹介する予定です。


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AQUOS sense10のカメラスペック詳細
カメラスペックは下記の通り。
- 画素数:5030万
- F値:1.9
- 電子式手ブレ補正 / 光学式手ブレ補正に対応
- 焦点距離23mm
- イメージセンサー:OmniVision OV50E
- センサーサイズ:1/1.55センサー
メインカメラのイメージセンサーはOmniVisionのOV50Eを採用しています。ワンランク上のAQUOS R10と同じイメージセンサーなので、そこそこ期待値が大きいと思います。
- 画素数:5030万
- F値:2.2
- 電子式手ブレ補正
- 焦点距離13mm
- イメージセンサー:OmniVision OV50C
- センサーサイズ:1/2.5インチ
- 視野角120°
超広角カメラは5030万画素と、ミドルレンジとしてはトップオブトップの画素数です。これはかなり期待している人も多いのではないでしょうか。イメージセンサーはOmniVision OV50Cを採用。
- 画素数:3200万
- F値:F2.2
- 広角80°
- 焦点距離25mm
- イメージセンサー:OmniVision OV32D
- センサーサイズ:1/3.6インチ
- 電子式手ブレ補正
インカメラのスペックもミドルレンジの中ではスペックが良いと言えます。
| 名称 | 広角カメラ | 超広角カメラ | マクロ/深度カメラ | 望遠カメラ | インカメラ | 発売日 | 定価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AQUOS sense10 | 5030万画素|F1.9|1/1.55インチ|焦点距離23mm|電子式手ブレ補正/光学式手ブレ補正 | 5030万画素|F2.2|1/2.5インチ|視野角120°|焦点距離13mm|電子式手ブレ補正 | なし | なし | 3200万画素|F2.2|広角80°|焦点距離25mm|電子式手ブレ補正 | 2025年11月13日 | 6万2700円~ |
| Xperia 10 VII | 5000万画素|F1.9|1/1.56インチー|Soniy IMX766 | 1300万画素|F2.4|1/3センサー | なし | なし | 800万画素|F2.0 | 2025年10月9日 | 7万4800円 |
| Nothing CMF Phone 2 Pro | 5000万画素|F1.88|1/1.57インチ | 800万画素|1/4インチ|画角119.5° | なし | 5000万画素|F2.88|1/2.88インチ |2倍光学ズーム/20倍デジタルズーム | 1600万画素|1/3インチ | 2025年7月24日 | 4万2800円~ |
| motorola moto g66j 5G | 5000万画素|F1.8|1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | 800万画素|F2.2 | なし | なし | 3200万画素 |F2.2 | 2025年7月10日 | 3万4800円 |
| Xiaomi POCO F7 ※ | 5000万画素|26mm|F1.5|OIS|1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | 800万画素|OV08F | なし | なし | 2000万画素|F2.2|OV20B | 2025年7月8日 | 5万4980円~ |
| OPPO Reno13 A | 5000万画素|F1.8|OIS|1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | 800万画素|F2.2|画角112° | 200万画素|F2.4 | なし | 3200万画素|F2.2 | 2025年6月26日 | 4万8800円 |
| Galaxy A36 5G | 5000万画素|F1.8|OIS | 800万画素 |F2.2 | 500万画素|F2.4 | なし | 1200万画素|F2.2 | 2025年6月26日 | 5万490円 |
| Nothing Phone (3a) | 5000万画素|F1.88|OIS&EIS|1/1.57インチ | 800万画素|F2.2|1/4インチ| Sony IMX355|視野角120° | 5000万画素|F2.0|1/2.75インチ|光学2倍 センサー内4倍 / ウルトラズーム30倍 | 3200万画素|F2.2|1/3.44インチ | 2025年4月15日 | 5万4800円~ | |
| Xiaomi POCO M7 Pro 5G | 5000万画素|F1.5|OIS |1/1.95インチ|Sony LYT-600(IMX882) | なし | 被写界深|200万画素|F2.4 | なし | 2000万画素|F2.2 | 2025年4月3日 | 3万2980円 |
| Xiomi Redmi Note 14 Pro 5G | 2億画素|1/1.4インチ|F1.65|OIS | 800万画素|F2.2 | 200万画素|F2.4 | なし | 2000万画素|F2.2 | 2025年3月22日 | 4万5980円~ |
※ POCO F7はSoC性能が準ハイエンド相当のスマホですが価格がミドルレンジ帯なので、こちらにも記載しています。
AQUOS sene10のイメージセンサーは全てOmniVision製です。特に超広角と広角で同じメーカーのセンサーを利用することで、カメラを切り替えた時の色味の変化がほぼない(少ない)のが同じセンサーを使うメリット。
また、メインカメラのイメージセンサーは1/1.55インチと大型なため、ミドルレンジでもそこそこの画質が期待できるでしょう。

メイン(広角)カメラの作例、評価
AQUOS sense10ではオートHDRという設定項目があり、HDRを自動でONにするかOFFにするか設定することができます。今回は全ての写真でオートHDRがONの状態で撮影しています。
明るい環境での撮影



















【ポートレートモード】での撮影は、ヌケ感が少し甘いところがあり、脇下あたりは判定が甘くなっている…

AQUOS sense10では、オートマクロをON/OFF切り替え可能です。ONの状態にしておくと、近づくと自動的にマクロ撮影になります。
ズームはどれくらいが実用範囲か? その1


AQUOS sense10の良いところの1つとして、超広角と広角で色味が同じということ。超広角と広角ではイメージセンサーのメーカー違いなどで色味が異なるスマホが多いですが、AQUOS sense10では超広角と広角で同じメーカーのオムニビジョン製のイメージセンサーを採用しているためか、色味が全くブレません。これはかなり嬉しいポイントです。

【写真モード】2倍での写真でもかなり解像感が良いですね。かなり実用できるレベルの絵に仕上がっていると思います。最近のスマホはほとんどズーム2倍まで光学相当のクロップズームに対応しています。

ズーム3倍からは分かれ目という感じでしょうか。
AQUOS sense10の【写真モード】3倍はやはり2倍の時よりも解像感が少し落ちる印象ですが、これでも十分実用できレベルだと思います。

【写真モード】4倍は3倍とほぼ変わらない解像感。少しのっぺり感は増してきてるところもありますが、十分活用できますね。

【写真モード】5倍は評価が分かれそうです。まだそれなりの解像感はありますが、のっぺりした印象も強くなってきました。実用レベルかどうかは意見が分かれそうな印象を持ちました。個人的には4倍までかな…


正直、ミドルレンジでここまで写りが良いとは思っていなかったので誤算すぎます(笑)
個人的にはズームは4倍までが実用レベルかなという判断になります。晴天時の撮影なので好条件ではありますが、ズームが4倍まで実用性があるレベルならめちゃくちゃ使い勝手が良いと思います。
ズームはどれくらいが実用範囲か? その2
では、別の例としてもう一度ズームを見ていきましょう。







このズームでは3倍デジタルズームあたりから木々の解像度が悪いというか、少しずつ塗り絵のようなノッペらとした絵になりがちですね。
個人的には4倍ズーム時の木々がもう限界かな…という絵なので、このケースでは個人的に3倍までが実用レベルと判断しました。
ズームに関しての結論としては、2倍ズームは光学相当になり、実用性はかなり高いでしょう。どんな時でも実用できるレベルの写真が仕上がってくると思います。
デジタルズームとなる3倍以上は、撮影条件等によってどこまで実用的かは変化しそうですが、個人的には3~4倍ズームまでという結論になりました。

色味、明るさ、彩度、色温度など
まず、露出に関しては適正露出(適正な明るさ)になることが多いと思います。中華メーカーなどはかなり明るい写真になりがちですが、AQUOS sense10は明るすぎることはない傾向です。
色温度に関しては、色々な写真を撮ってて、明らかにおかしな色温度(赤寄り、青寄り、黄色寄りな写真など)になることはない印象でした。こちらも問題ないと思います。
色味、彩度に関しては、少し派手めな彩度にはなる傾向。ただ、中華メーカーのごてごてな彩度というよりもそこそこ自然に見えるような感じといえばよいでしょうか。個人的にかなり許容範囲内でした。


Pixel 9aを基準として比較してみると、ぱっと見はそれほど違いを感じないかもしれませんが、よく見ると少しだけ明るさと彩度が高く感じます。
ただ、正直、見比べないと分からない程度かも。
傾向としては中華メーカーのようなゴリゴリ感強い彩度で明るい写真というよりも、自然な色合いよりも適度に彩度などを盛った傾向と言えそうです。このあたりは日本人好みの絵になっている印象で、個人的にも全然悪くないと感じました。
低照度での撮影
カメラ性能で一番性能の差がでやすい低照度での撮影サンプルを見ていきましょう。
低照度での写真モードと夜景モードの比較
まず、低照度時の「写真モード」と「夜景モード」の比較です。どれぐらい差がでるのか見ていきましょう(低照度時の撮影は光の量によってサンプル結果が異なってくるため、必ずも同じとは言えません。サンプルとして御覧ください)。


超広角カメラでは、通常モードは実用レベル外でしたが、夜景モードになるとまだマシな印象に。
低照度時の超広角カメラでの撮影は夜景モード必須と言えそうです。


広角・メインカメラの等倍での撮影は、通常モードでもナイトモードでも特に変わりない印象です。どちらもしっかりと解像していますね。これなら問題なく実用レベルだと思います。


2倍ズームになるとナイトモードでも通常モードでも一気に解像感は落ちますね。正直実用レベルかどうかは個人次第といったところでしょうか。個人的にはNGかな…。




ナイトモードで4倍ズームだと、解像感というよりぼやけてしまっています。また、のっぺりとした塗り絵状態のようになってきます。こちらは実用レベルではないでしょう。
見てきた通り、ナイトモードでも通常モードでも個人的に使えるのはメインカメラの等倍撮影のみ。2倍も許容範囲という人はいるとは思いますが、個人的に解像感が少し落ちすぎかなと思いました。
低照度での撮影 作例(ナイトモード)



カメラアプリの出来は…
カメラアプリに関して詳しくはまた別記事でお伝えしようと思いますが、正直、あまり使い勝手が良いとは言えないというのが本音です。
まずそのような印象を強く持ったのは、シャッターボタンを押した後にすぐにシャッターボタンが押せない状態になります。連打はできません。これ、結構不便です。
AQUOS sense10の連写はシャッターボタンをスライドして撮影するので連写は問題ないのですが、連写じゃなくても素早く2枚目、3枚目を撮りたい時ってありますよね?そういった時にかなり不便だと感じました。(Pixel 9aはそのまま何枚も連続で撮影できます。)
また、AQUOS sense10では被写体の判定がテキスト表示されるのですが、判定が間違っていることが多いです…。

別記事で詳しく紹介しますが、判定が間違っていることが多く、上記の例では被写体が料理となっています…。正直、もう少し精度を上げてほしいと感じるのが実情です。
AQUOS sense10のカメラ画質まとめ

AQUOS sense10のカメラ画質についてまとめてみました。
- 傾向としては適正な露出(明るさ)、ほんの少しだけ明るめになることが多い
- 低照度時のメインカメラ等倍はかなり良い仕上がりに
- 解像感はかなり良い
- マクロ撮影可能
- 彩度が少し高めな印象だが、派手すぎるほどではなく自然体寄りな印象
- 低照度での撮影も解像感が良い(他のミドルレンジと比べて)
- (画質に関係ないが)カメラアプリがあまりよろしくない…
AQUOS sense10のカメラは大型のイメージセンサーを搭載しているためか、ミドルレンジの中ではかなり良いのでは?と感じるぐらい素晴らしい印象です。
ただ、別記事で紹介しますが、カメラアプリの使い勝手がいまいちで撮影シャッターを切った後に待たされる(シャッターボタンを押せない)ことが多々あり、使い勝手が良いとは言えない印象です。カメラアプリは今後改善してほしいですね…。
カメラ画質だけで言えば、ミドルレンジでもトップクラスだと思います。ミドルハイになるとXiaomi 15TやPixel 9aなど、カメラに特徴的なスマホがありますが、正直、Pixel 9aと比べて大差ないというか、むしろAQUOS sense10の方が良いのではと思えるほどでした。
以上、AQUOS sense10のカメラ、写真の評価レビューでした。

AQUOS sense10のスペック一覧を見る
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 名称 | AQUOS sense10(SH-M33) |
| 発売日 | 2025年11月13日 |
| 価格 | 6GB+128GB:6万2700円 8GB+256GB:6万9300円 その他、キャリア版や楽天モバイルでの販売あり |
| OS | Android 16 |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 |
| CPU | Cortex-A720(最大2.5GHz)x 1 Cortex-A720(最大2.4GHz)x 3 Cortex-A520(最大1.8GHz)x 4 |
| GPU | Adreno 810 |
| 内蔵メモリ(RAM) | 6GB / 8GB LPDDR4X 仮想メモリ最大6GB / 8GB |
| 内蔵ストレージ(ROM) | 128GB / 256GB UFS 2.2 6GB+128GB、8GB+256GBの組み合わせ |
| 外部メモリ | microSDXC対応 |
| SIMカードスロット | nanoSIM ×1 |
| eSIM | 対応 |
| ディスプレイ | 約6.1インチ|Pro IGZO OLED |
| 画面解像度 | 2340 × 1080|FHD+ |
| 最大輝度 | 2000nit |
| リフレッシュレート(最大) | 240Hz(1~240Hz可変駆動) |
| アウトカメラ(広角 / メイン) | 5030万画素|F1.9|1/1.55センサー|焦点距離23mm|電子式手ブレ補正/光学式手ブレ補正 |
| アウトカメラ(超広角) | 5030万画素|F2.2|1/2.5インチ|視野角120°|焦点距離13mm|電子式手ブレ補正 |
| アウトカメラ(望遠) | 非搭載 |
| アウトカメラ(マクロ / 深度) | 非搭載 |
| インカメラ | 3200万画素|F2.2|広角80°|焦点距離25mm|電子式手ブレ補正 |
| 対応周波数(5G) | n1 / 3 / 7 / 28 / 38 / 40 / 41 / 77 / 78 / 79 |
| 対応周波数(4G / LTE) | B1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 21 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 |
| 対応周波数(3G) | B1 / 2 / 5 / 8 |
| 対応周波数(2G / GSM) | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
| Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi6E) |
| Bluetoothバージョン | 5.2 |
| Bluetoothオーディオコーデック | 公表記載なし |
| 位置情報(GNSS) | GPS|GLONASS|Beidou|Galileo|QZSS |
| USBポート | USB Type-C |USB3.2 Gen1|DisplayPort v1.4対応 |
| センサー | 公表なし |
| サウンドシステム | ステレオスピーカー|ハイレゾ対応 |
| イヤホンジャック | 非搭載 |
| 防塵・防水機能 | IPX5 /IPX8|IP6X|MIL-STD-810G |
| カバーガラス | 非公表 |
| NFC | 対応 |
| FeliCa / おサイフケータイ | 対応 |
| 生体認証 | 指紋|顔 |
| 電池容量 | 5000mAh |
| 急速充電(最大) | 36W|USB Power delivery Revision3.0 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| 逆充電(リバースチャージ) | 非対応 |
| サイズ(W×H×D) | 149mm × 73mm × 8.9mm |
| 重量 | 166g |
| OSアップデート期間 | 最大3回 |
| セキュリティアップデート期間 | 5年 |
| カラー | デニムネイビー|カーキグリーン|ペールピンク|ペールミント|フルブラック|ライトシルバー ※カラーバリエーションは、国や地域、ご契約の通信事業者によって異なる |
| 本体付属品 | クイックスタート|クイックスイッチアダプター(試供品) |
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