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シャープ「AQUOS sense10」のディスプレイ周りをチェック・評価レビュー

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今回はシャープから発売されている「AQUOS sense10」のディスプレイ周りの評価レビューしていきたいと思います。

このスマートフォンは筆者が購入して評価レビューをしています。メーカー等の貸出ではありません。

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端末レビュー記事も沢山書いているので、参考にしてみてください(時間がなくて書ききれていないものが多数…)。

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目次

AQUOS sense10のディスプレイスペック一覧、ミドルレンジとの比較

ディスプレイ周りのスペックは下記の通り。

ディスプレイのスペック
  • 6.1インチのディスプレイ
  • 有機EL / Pro IGZO OLED
  • 解像度2350 x 1080、FHD+
  • リフレッシュレート 最大240Hz(1~240Hz可変駆動)
  • ベゼル幅は太め

Pro IGZO OLEDディスプレイを採用し、最大の特長となるのはリフレッシュレートが 最大240Hz(1~240Hz可変駆動)となること。ただ、実機確認してみたところ少し印象が異なったので要注意です。

ミドルレンジの「ディスプレイ周り」一覧表
名称ディスプレイ(約)解像度PPIリフレッシュレート( 最大/ Hz)最大輝度(nit)カバーガラス発売日定価
AQUOS sense106.1インチ
Pro IGZO OLED(有機EL)
2340 × 1080
FHD+
2402000公表なし2025年11月13日6万2700円~
Xperia 10 VII6.1インチ
有機EL
FHD+120公表なしGorilla Glass Victus 22025年10月9日7万4800円
CMF Phone 2 Pro6.77インチ
フレキシブル AMOLED(有機EL)
2392 × 1080
FHD+
3871203000公表なし2025年7月24日4万2800円~
moto g66j 5G6.7インチ
LCD
2400 × 1080
FHD+
3911201000Gorilla Glass 7i2025年7月10日3万4800円
POCO F7 6.83インチ
AMOLED(有機EL)
2772 × 1280
1.5K解像度
4471203200Gorilla Glass 7i2025年7月8日5万4980円~
Reno13 A6.7インチ
AMOLED(有機EL)
2400 × 1080
FHD+
3911201200Dragontrail STAR22025年6月26日4万8800円
Galaxy A36 5G6.5インチ
Super AMOLED(有機EL)
2340 × 1080
FHD+
3851201200Gorilla Glass Victus +2025年6月26日5万490円
Phone (3a)6.77インチ
フレキシブルAMOLED(有機EL)
2392 × 1080
FHD+
3871203000公表なし2025年4月15日5万4800円~
POCO M7 Pro 5G6.67インチ
AMOLED(有機EL)
2400 × 1080
FHD+
3941202100Gorilla Glass 52025年4月3日3万2980円
Redmi Note 14 Pro 5G6.67インチ
CrystalRes AMOLED
2712 × 1220
1.5K解像度
4461203000Gorilla Glass Victus 22025年3月22日4万5980円~
POCO X7 Pro 6.67インチ
CrystalRes AMOLED

2712 × 1220
1.5K解像度
1203200Gorilla Glass 7i2025年2月12日4万9980円~

※Xiaomi POCO F7、POCO X7 Proはミドルハイ~准ハイエンドレベル(価格がミドルレンジなのでこちらにも記載)

リフレッシュレートは1~240Hzの可変駆動だが…

AQUOS sense 10のリフレッシュレートはリフレッシュレートは1~240Hzの可変駆動とアナウンスされています。

最大240Hzはミドルレンジで最高では?と思うかもしれませんが、

なめらかハイスピード表示およびゲーミングメニューの登録ゲーム設定をONにしたアプリでは毎秒120回の表示更新に連動して間に黒画面を挿入し、OFF時(毎秒60回表示状態が変化)の4倍の毎秒240回の表示状態の変化を実現。アプリケーション側の仕様により、4倍速(240Hz)表示にならない場合があります。

と記載されています。

ぶっちゃけ擬似的なものであって、実質は120Hz…というのが本音。実際に利用していても120Hzと240Hzの違いが分からない…本当に240Hzになってるのか…というのが本音です。

また、1~240Hzの可変駆動となっていますが、リフレッシュレートの選択は【設定】 → 【ディスプレイ】 → 【なめらかハイスピード表示】で可能です。

なめらかハイスピード表示
なめらかハイスピード表示はアプリ毎に選べる

ただ、【利用アプリの選択】という項目から、各アプリを選択する形でチェックボックスをONにするとなめらかハイスピード表示になるのですが、リフレッシュレートがいくつなのかは不明です。

リフレッシュレートの選択はアプリ毎での選択しかありません。実際に確認してみてても60Hz(チェックボックスがOFFになっている状態)と120Hz(チェックボックスがONになっている状態)しか確認できませんでした。

1~240Hzの可変駆動なので、最小1Hzの時もあるはずなのですが確認できず…(同じようにテストしてarrows Alphaでは1Hzの時を確認できた)。あまり詰める部分ではないですが、確認できたのは60Hzと120(240?)Hzの2択のみです。

ぶっちゃけ最大120Hzで起動できれば何も問題ないと思うので、そういった意味では問題ないでしょう。

最大輝度は2000nit。晴天時の野外では視認性がよくないはずだが…

左がPixel 9a、右がAQUOS sense10

最大輝度は2000nitとなっており、直射日光が当たる野外では視認性はそこまで良くないスペックです。

しかし、実際に確認してみたところ思った以上に明るくなり、本当に2000nitなのか?(もっと明るくない?)と感じました。

最大輝度はメーカーによって計測がバラバラ?なのか、公式でアナウンスされているものよりも暗く感じたり、明るく感じたりすることが多々ありますが、AQUOS sense10は2000nitよりも明るく感じました。

また、晴天時の最大輝度になる判定が甘い機種があったりしますが、AQUOS sense10はすぐに最大輝度になる印象で晴天時にも使いやすい機種だと感じました。(ただ、消費電力は上がります。)

ミドルレンジで野外でも視認性に問題ないと感じるのは3000nit前後ですが、それらの機種でミットレンジ帯は、Nothing CMF Phone 2 ProNothing Phone (3a)、Xiomi Redmi Note 14 Pro 5Gなどがあります。Nothing Phone (3a)と比べると若干Nothing Phone (3a)の方が明るい印象でした。

個人的に2000nitなのでそんなに期待していなかったのですが、思った以上に見やすかったので、これはかなりの誤算です。

左がOPPO Reno13 A(1200nit)、右がAQUOS sense10。明らかにAQUOS sense10の方が明るい

同じミッドレンジのOPPO Reno13 AやGalaxy A36 5Gでは晴天時に明らかに暗いと感じたので、それらを検討しているならAQUOS sense10を検討した方がよいかもしれません。

晴天時の野外では視認性がそこそこ良かった

AQUOS sense10のディスプレイ周り設定項目を確認

【設定】→【ディスプレイ】の設定項目は下記の通り。

表示サイズ、フォントサイズの変更

AQUOS sense 10の表示サイズとテキストは、Pixelシリーズと同じ設定画面ですね。フォントは7段階、表示サイズは4段階で変更可能です。

フォントの変更

スクロールできます

表示フォントは変更が可能です。デフォルトでは「たづがね角ゴシック Info」に設定されています。

個人的にあまり隙じゃないので、Andoroidのために作られた標準フォントである「Noto Sans CJK JP」に変更しています。このフォントは標準でインストールされています。また、モリサワ 新コ゚も標準でインストールされていました。

さらにその他にフォントをインストールして利用することも可能です。シャープはTAシリーズのフォントを展開しており、無料で利用できます。モリサワのじゅん201のみ有料で300円となっていました。

画面色の設定

スクロールできます

画質項目の【基本設定】では、画質を4択から変更可能です。

画質項目の【画面の色温度】では暖色~感触まで5段階で変更可能です。

画面の色変更としては、項目はそれほど多くはなく自由度という意味では他のメーカーの方が自由度が高いと感じました。ディスプレイ自体は青め寄りな印象となっています。

画質項目の【HDR動画】ではHDR動画を再生する時の画質を3択から選択できます。

その他、設定項目

その他には、バーチャルHDR、アウトドアビュー、はっきりビューなどの機能がありました。

AQUOSシリーズ独自のBright Keep

AQUOSシリーズの独自機能として、Bright Keepという機能があります。それなりに昔からある機能です。

「持つと画面点灯」「持っている間は表示をキープ」「ホーム画面では早めに暗くする」の項目があります。持っている間は表示をキープなどは他メーカーでも同じような機能がありますが、置いている間は表示をキープなど、便利な機能が揃っていますね。

AQUOS sense10のディスプレイ周りまとめ

ディスプレイ周りをまとめると

メリット・良いところ
  • 有機ELで表示は非常に綺麗
  • リフレッシュレートはアプリ毎の設定
  • Bright Keepは便利
  • ピーク輝度は2000nit。晴天時の野外は視認性が悪いかと思ったが、実際には良かった
デメリット・悪かったところ
  • 画面色の変更項目は少なめ
  • リフレッシュレートは可変だが、確認ができなかった…(60Hz、120Hzのみ確認)

以上、AQUOS sense10のディスプレイ周りのレビュー評価でした。

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AQUOS sense10のスペック一覧を見る
項目仕様
名称AQUOS sense10(SH-M33)
発売日2025年11月13日
価格6GB+128GB:6万2700円
8GB+256GB:6万9300円

その他、キャリア版や楽天モバイルでの販売あり
OSAndroid 16
SoCQualcomm Snapdragon 7s Gen 3
CPUCortex-A720(最大2.5GHz)x 1
Cortex-A720(最大2.4GHz)x 3
Cortex-A520(最大1.8GHz)x 4
GPUAdreno 810
内蔵メモリ(RAM)6GB / 8GB
LPDDR4X
仮想メモリ最大6GB / 8GB
内蔵ストレージ(ROM)128GB / 256GB
UFS 2.2

6GB+128GB、8GB+256GBの組み合わせ
外部メモリmicroSDXC対応
SIMカードスロットnanoSIM ×1
eSIM対応
ディスプレイ約6.1インチ|Pro IGZO OLED
画面解像度2340 × 1080|FHD+
最大輝度2000nit
リフレッシュレート(最大)240Hz(1~240Hz可変駆動)
アウトカメラ(広角 / メイン)5030万画素|F1.9|1/1.55センサー|焦点距離23mm|電子式手ブレ補正/光学式手ブレ補正
アウトカメラ(超広角)5030万画素|F2.2|1/2.5インチ|視野角120°|焦点距離13mm|電子式手ブレ補正
アウトカメラ(望遠)非搭載
アウトカメラ(マクロ / 深度)非搭載
インカメラ3200万画素|F2.2|広角80°|焦点距離25mm|電子式手ブレ補正
対応周波数(5G)n1 / 3 / 7 / 28 / 38 / 40 / 41 / 77 / 78 / 79
対応周波数(4G / LTE)B1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 21 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42
対応周波数(3G)B1 / 2 / 5 / 8
対応周波数(2G / GSM)850 / 900 / 1800 / 1900MHz
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi6E)
Bluetoothバージョン5.2
Bluetoothオーディオコーデック公表記載なし
位置情報(GNSS)GPS|GLONASS|Beidou|Galileo|QZSS
USBポートUSB Type-C |USB3.2 Gen1|DisplayPort v1.4対応
センサー 公表なし
サウンドシステムステレオスピーカー|ハイレゾ対応
イヤホンジャック非搭載
防塵・防水機能IPX5 /IPX8|IP6X|MIL-STD-810G
カバーガラス非公表
NFC対応
FeliCa / おサイフケータイ対応
生体認証指紋|顔​
電池容量5000mAh
急速充電(最大)36W|USB Power delivery Revision3.0
ワイヤレス充電非対応
逆充電(リバースチャージ)非対応
サイズ(W×H×D)149mm × 73mm × 8.9mm
重量166g
OSアップデート期間最大3回
セキュリティアップデート期間5年
カラーデニムネイビー|カーキグリーン|ペールピンク|ペールミント|フルブラック|ライトシルバー

※カラーバリエーションは、国や地域、ご契約の通信事業者によって異なる
本体付属品クイックスタート|クイックスイッチアダプター(試供品)

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